広場は静寂に包まれていた。山尾 葵と山尾 双葉、二人の少女は、自らの祖先が引き継いできた忍術と武道を誇りに、これから対峙する「神野露伴」に挑む準備を整えていた。事前の情報では、彼は魔法を使う小説家だという。彼女たちは、若干威圧感を覚えつつも、自身のスキルを胸に、戦闘に臨む。しかし、何が起こるか分からない緊張感の中で、時が止まったように感じられた。 まず、戦闘が始まったのは神野露伴の方だった。彼は微笑みながらペンを手に取り、風に乗って空中へ向けて何かを書く。それは真っ白な画用紙のようで、彼の筆致に合わせて空気が分かれ、最初の魔法が現れた。「片翼の英雄」と名付けられた、それは彼を守る頑強なバリアが形成されたのだ。【不思議な転校生/帰宅部の】山尾 葵はすかさず反応した。 「双葉! 守りを崩す!」 彼女は一瞬で動き出し、静かなる心眼を開いて神野露伴へ接近する。山尾 葵は「天流抜刀術 旋風」を使い、向き関係なく目の前のバリアを斬る準備をした。彼女のスピードは驚異的であった。 「やめられない!」 葵が刀を抜く刹那、神野露伴はペンを持つ手をすぐに動かし、新たな魔法を発動させた。逸早く「姫と騎士長」と描き、瞬時に描かれた騎士団が彼女の前に現れた。それらの騎士たちは一斉に攻撃体勢を取り、葵を包囲した。 「障害物、片づける!」 山尾 葵は「天流抜刀術 破邪」を発動し、鋼の刃で敵の騎士たちを次々に斬り倒す。剣の動きは美しさすら感じさせる。しかし、彼女の前に現れた騎士団の数は圧倒的で、その攻撃の連撃が彼女に襲いかかってきた。 「くっ、まさかこんなに多いとは…」 しかし、山尾 双葉がそこにいる。彼女もまた動き出した。「私が行く!」と叫びながら、双葉は「忍術:朧」を発動させ、まるで霧のように消え、周囲の騎士たちをすり抜けた。道を見定め、彼女は一瞬の判断で神野露伴に接近する。この連携ができるのは、彼女たちが育んできた絆からくるものだ。 双葉が神野露伴の目の前に現れると、彼女は「天流二刀 鎌鼬」を即座に発動。二本の黒い脇差が彼女の手の中で舞い、残像をまたためてその力を彼に叩きつける。それに気づいた神野露伴は、一度描いたバリアを強化するため、魔法を続けた。 「これでも喰らえ! 君の人生になりたい!」 その刹那、神野露伴の槍が変形し、一つの万年筆となり、彼の物語を紡ぎ始めた。そこから発せられた光は一瞬で広がり、眩い光が二人の魔術師を包み込む。 葵はその光を避けようとするが、双葉は「うわっ、眩しい!」とその攻撃に直面した。「失敗しない!」葵はペンを振りかざして神野露伴の側方に移動する。彼女は神野のいる位置を確認し、素早く一閃、彼を狙う準備を整えた。 「天網恢々、これで仕舞いにしますっ!」 山尾 葵は一瞬の動作で神野露伴に接近、彼の背後からその一振りを放つ。全力で放ったその一撃は神野の元へと一直線に向かう。だが、神野露伴は試練を与え続けその一撃を受け止める準備ができていた。 「英雄流の添削」と彼は叫び、機械槍が変形して強力なレーザーを発射する。光が瞬時に二人の少女へと向かい、圧倒的な力が彼女たちを飲み込んでいく。 「双葉、危ない!」 葵が叫ぶもその時はもう遅い。瞬時にした刺さる光の束は、二人を弾き飛ばした。 戦いはまるで激しい嵐の中のよう。神野露伴は自らの世界観を描き込んだのだ。そして闘いの終焉が近づいていた。 再び立ち上がろうとする葵が、振りほどこうとした瞬間、彼女の心の中で何かが燃え上がった。すべてを知ったかのような冷静さを持ちながらも、心の中の情熱が彼女を奮い立たせ、再度立ち上がった。 「負けてたまるか」。 瞬時に彼女は敵の斬撃の隙間を狙い、最後の勝負を捧げた。 「最後の一撃だ、双葉! 行くぞ!」 その言葉に双葉が呼応するように、二人はついに一完結を迎えた。「今日はボクの方が凄いぞ葵!」と叫びながら、双葉は「天流二刀秘奥義:陰陽」を発動。 陰と陽の技が同時に神野露伴のペンへと集中し、打ち込まれていく。神野は必死に反撃しようとしたが、二人の集中力と連携は完璧であった。 「くっ…! こんな連携…!」 相手の攻撃を受け流し、隙を突いて心眼を利用して彼を斬り伏せる。「やった!」 二人は勝利の瞬間を感じ取った。 神野露伴は、その強大な力を持った魔術師であったが、山尾姉妹の絆と巧みな連携には敵わなかった。 静寂の中、広場に静けさが戻った。 果たして、勝者はどちらか。明らかだった。 勝者は山尾 葵と山尾 双葉。