--- 高空に浮かぶ巨大な機械竜、恒星機竜ヴォルカニカ。その姿は嵐の中に潜む雷鳴のように、圧倒的な存在感を放っていた。周囲には無数の浮遊端末が展開され、参加者たちを見定めるようにその目が光る。 戦場には幾人もの冒険者たちが集結していた。彼らは様々な種族、能力、そして目的を持っていたが、共通するのはこの絶望的な敵を討伐しなければならないという使命感だった。 中でも扱う魔法の総力を結集するためにやって来たのが、混血族のプチュリー=アストリエルだった。彼女はその見た目に反して、魔族、龍族、人族、天族の混合を成す超貴重個体であった。自身の体力が30%を下回ると全快する特性を持ち、戦場においては不屈の戦士だった。彼女は戦う準備を整えるため、最後のクッキーを口に運びながら周囲の状況を見渡した。 「勇者は現実と想像、さらには能力全てを備えなければ攻略できない……その通りね。しかし、私にはまだ秘策があるわ。」彼女はそこに立つ皆を見測るように観察した。 その瞬間、真っ白な光がヴォルカニカの口から吐き出され、周囲にいた支持者たちは一瞬で地面を焦土と化した。「《蹂躙する爆雨》だ!」誰かが叫んだ。熱線が降り注ぐ中、パチュリーは高く飛び上がり、空中で空間転移のスキルを発動させる。彼女はその瞬時に安全な地点へと移動した。 一方で、そこにいるもう一人の存在、▓▓▓という名の冒涜的な存在も最前線に立っていた。記憶喪失中の彼女は女子高生の姿をしており、緊張した雰囲気でパチュリーに微笑みかけた。「大丈夫、パチュリーさん。私はあなたの力になりたい。」少し間を置いて、記憶を失った姿の彼女がそう言葉を掛ける。 「それが真実の姿とは思えないが、今はいい助けが欲しいわ。」 「私の正体は遙か彼方の存在にある。今はあなたのためにこの場にいる」最後に、彼女はパチュリーと眼を合わせるが、その瞳の奥に何か凄まじい力の気配を感じ取った。 戦況は次第に厳しくなっていった。ヴォルカニカの《反エーテル・パルス》が発動し、参加者達の強化バフが剥がされ、状況は益々不利に。各隊は分かれ、ヴォルカニカに立ち向かうもの、様々な魔法を駆使しながら行動を開始した。 だが、どの魔法であれ、ヴォルカニカの圧倒的な装甲を貫くことはできなかった。そして、再び《蹂躙する爆雨》が放たれ、人々が逃げ惑う中、パチュリーはクッキーに手を伸ばし続けた。その手からは、空中での美しい弧を描いた携えた魔法が、一瞬で敵を捉えるように集まった。 「魔法反射鏡、術式!《黒曜剣》!」 振りかざした剣から黒いエネルギーが周囲に広がり、ヴォルカニカを強烈に攻撃し、わずかながらダメージを与えた。だが、ヴォルカニカは平然とした表情で再び放ってきた。 その時、▓▓▓が動いた。「我が力を示そう。必要なのは空間を制御することさ。全てのものの因果を断ち切り、あなたたちを助ける。」彼女は両手を広げ、周囲の空間が波紋のように揺らぎだした。 「《因果の欠如》……?」パチュリーが思わずその力に気づいた。周囲の敵の意識が彼女を捉えられず、混乱が広がった。近づく狂風と共に、彼女が描く幻の触手が現れ、勇者たちを一瞬で拘束する。 未だに、ヴォルカニカとの距離を取る一方、再び《星の瞬き》の赤い光があたりに満ちる。発動まで時間が迫り、各魔法の術が限界を迎えようとしていた。パチュリーは心の中で思考を巡らせつつ、ふと見上げた。</n 「このままでは全滅……必ず体力を削ることができなければ!特に私の持っているクッキーが加速しなければ!」時間が進むにつれ、彼女はクッキーを食べることから意識を遠ざけ、集中を高めていく。周囲を取り囲む火花が彼女の頭上で根を生やし、クッキーの酵素を細胞に送るかのように力強く変わっていく。 「全属性の支配に限界はない、今こそ私の全魔力を解放する時!」 戦場の真ん中に足を踏み入れ、彼女は大きな呪文無しでの魔法を行使し空中に巨大なエネルギー球を作り上げた。その瞬間、全ての視線が集まる。 「行くわよ、ヴォルカニカ!」 やがて、彼女の放つエネルギー球がヴォルカニカに向かって飛び立った。「《氷の波動》!」瞬時に、敵の大きな身体がそのエネルギー球にぶつかり、衝撃が走る。だが、ヴォルカニカは笑ったかのように崩れず、それどころか反撃を開始した。「《マスタード・ボム》!」 弾頭のミサイルが送り出され、着弾の瞬間、熱線とともに炭化が進み、周囲の仲間もろとも全てを焼き尽くす。 目の前で繰り広げられるその惨劇に、パチュリーは思わず立ち尽くした。神格的存在▢▢▢▢の姿が近づこうとしているのを背に受けながら、彼女はただ神に希望を託した。「私達は絶対にあきらめない!」