(ホテルの一室、薄暗い照明の中、静かな空間が広がっている。瀬川ユキのボーイッシュな姿が、ぱっと見にも落ち着いた印象を与えている。一方、黒野みこは白髪のローブを纏い、静かに横たわっている。少しの間、言葉がなかったが、静寂を破るようにユキが口を開く。) ユキ: 「ねぇ、みこちゃん。さっきの…どうだった?ボク、なんだか不思議な気持ちだったよ。」 みこ: 「…はい。私は…刺激的な経験でした。貴女の熱が伝わってきました。」 ユキ: 「そう言ってもらえると、嬉しいな。やっぱり、キミといると、すごく安心するんだ。」 (ユキはパーカーのフードを少し下ろし、みこを見る。彼女の表情は相変わらず静かだが、視線が合った瞬間、少しだけ緊張感が薄れる。) みこ: 「私は貴女の無邪気な部分が、非常に魅力的だと感じました。まるで…夢の中にいるようです。」 ユキ: 「夢か…。キミは本当に不思議な子だよね。ボク、もっとキミのこと知りたいな。」 みこ: 「…私のことを知ることが出来れば、貴女もまた私を理解してくださる。共に存在する意味を。」 ユキ: 「じゃあ、次いつ会えるかな?今度は外に出てみようよ、ちょっと散歩がしたい。」 みこ: 「…お待ちしてます。その時、もっと多くのことをお話できるよう努力いたします。」 (ユキは微笑み、無邪気な瞳を向ける。みこは少しだけ口元を緩める。) ユキ: 「それにしても、ほんとに世界が壊れそうだよね。色々なことが交錯して、どうなるんだろう…」 みこ: 「この状況で私たちが繋がっているのは、運命かもしれません。その運命が変わる瞬間を、私達で見届けたいです。」 (松明のように煌めく二人の会話が続く。部屋の中では、ただ二人の存在だけが静かに、しかし確かに深まっていく。)