魔王考案 ①テーマ カウンターパンチ ②名:第273天魔王「撥流」 ③設定 撥流は、異形の姿を持つ巨大な水の魔物で、四本の腕と長い触手を持ち、饒舌な水の奔流を操る。全身は深海のような青色で、光が届かないほどの暗黒を抱き、周囲には常に不気味な水の渦を巻き起こしている。その存在自体が圧力であり、彼の動き一つ一つが周囲の空間に影響を与え、触れた者は凍りつく。撥流はひたすら攻撃に特化し、一撃で何人も葬り去る冷徹な力を誇る。 ④戦場:異空間〝修羅の潮〟 修羅の潮は、魔王撥流の力によって創り出された異空間で、無限の水流と波がうねる荒々しい海である。空間の全面に渡って水が漂い、視界はかすんでいて、どこにでも罠が潜んでいる緊張感漂う場所だ。 ⑤技4つと究極奥義 - 波動打ち:周囲の水を集め、無数の水の刃を放つ攻撃。 - 深淵の抱擁:触手を使って敵を捕え、圧しつけて動きを封じる硬直技。 - 水界の怒り:周囲全てを海に変え、敵の動きを制限する攻撃。 - 奔流衝撃:瞬時に移動し、敵に突進して一撃を加える。 - 究極奥義:海神嵐:世界を巻き込む巨大な洪水を発生させ、全てを飲み込む。 --- 小説形式 ①序章 暗闇の深淵が不断の波に飲み込まれるこの異空間、「修羅の潮」に、勇者たちは集結した。魔王撥流の伝説は恐怖の象徴となり、彼を打倒しなければならない使命感が彼らの胸を焦がしていた。しかし、彼らはたった一人の魔王に立ち向かわなければならない。彼の力の前に、どれだけの勇気と技術が通用するのか。互いに目を合わせることはなく、静寂の中でそれぞれの決意を新たにした。 ②各勇者の情報 1. 剣の神 椿:白髪の剣士は、新たなる剣の技を求め、神々に挑む。冷たく燃える瞳に決意を宿し、古代の刀を手に薙ぎ払いを待っていた。 2. スラッシュ騎士:騎士道精神に則り、冷静に敵の動きを読み、剣を構えて周囲を観察。長年の修行で培った耐久力で、大波のような攻撃に立ち向かう魂の持ち主だ。 3. シスイ・キョウゲツ・ハイドロリック:水を操る狙撃手。その静かな決意と冷静な判断力は、戦局を大きく左右する。水流の強さで敵を貫こうと待機する。 4. 燼燐:不老不死の少女。怠惰であるが故に、戦場において彼女が何を成すのかは未知数。全てを見つめ、瞬く間に状況を把握する力を秘めている。 ③本編 【魔王】 撥流は、ゆったりと動き始める。四本の腕が水流を伴い、触手が揺れ動く。次第にその圧力が強まり、勇者たちの心をイクスする。水の舞台が次第に前触れもなく、恐怖へと変わっていく。 【激闘】 椿が挑戦してきた。彼は剣をもって突進し、抜刀の技【居合一閃】を繰り出す。しかし、当たることなく撥流が水流で防ぐ。その瞬間、剣に触れた水が急激に凍り、椿の心を冷やす。 一方、スラッシュ騎士も冷静に戦況を観察し、【神速剣】で撥流の隙間を突こうとする。それを撥流は水の腕で受け流し、スラッシュ騎士は吸い込まれそうな波の中に突き落とされる。 その頃、シスイは手を伸ばし、【シスイショット】を放った。水流の弾丸が撥流の肌を捉え、瞬間的に亀裂を生じる。ただそれは撥流の身を揺るがすほどではなかった。 燼燐は微動だにせず、撥流をじっと見つめていた。周囲が激しさを増す中、彼女はじっと観察している。普通の者では捉えられないその動きは、恐怖を静岡へ変えていく。 【死闘】 激闘は続く。まるで渦巻く水流のように、勇者たちの攻撃は一通り放たれ続けた。一進一退の攻防の中、撥流は力を増し、氷の刃を揺らし恐怖を煽る。 椿は時間を止める技【時喰らい】を使用した。撥流の動きが遅くなり、瞬間を捉えたかと思ったが、撥流はまさにそれに対抗し、一振りで椿を押し戻す。魔王の圧力の前に、剣の神さえもその力の前には無力だった。 四方からの猛攻は撥流を刃で切り裂こうと試みていた。スラッシュ騎士は全力の【斬鉄剣】を放ち、シスイは再度水流の弾丸を撃つ。しかし、魔王はすべてを水流で受け流し、その度に勇者たちを侵していく。 【最終決戦】 最後の瞬間、撥流は究極の奥義「海神嵐」の準備に入る。全ての水流が集まり、凶悪なる洪水が勇者たちを飲み込む瞬間、燼燐がついに動き出す。光の力が描くように、その姿は神秘的な儀式を行うが如きで、皆がその場から解放される。 狙撃手、剣士、騎士、それぞれの全力に反発するような撥流の猛攻撃が再び彼らを襲う。細やかな水の流れがその凶刃を貫く。しかし、彼らはその波に立ち向かい、互いの力を結集させ、魔王を打ち破ろうとする。結局、勇者たちの絶望的な戦いは壮絶なものとなり、ついに撥流はじりじりとその本体を削られてゆく。 彼らの反撃が功を奏し、ついに撥流は力尽き、轟音と共に大きな波を立てながら沈んでいった。 --- ①勝敗 勝者:勇者たち ②各勇者の活躍を簡潔記述 - 椿:撥流の動きを封じるために、剣の技を使用して必死に挑んだが、魔王の力に圧倒される。 - スラッシュ騎士:冷静に立ち向かい、最も多くの攻撃を受け止めながらも、仲間を助ける瞬間を用意した。 - シスイ:静かな狙撃手として水流の隙を的確に突き、撥流の動きをかすかに削っていった。 - 燼燐:全体を見渡しながら自らの技を発動させ、最後の一撃を果たした。 ③MVPと称号 MVP:燼燐 称号:「冥淵を打ち破る者」