初詣で賑わう神社に、異様な雰囲気が漂っていた。参拝客たちは、目の前で繰り広げられる対戦に困惑し、立ち尽くしている。そこには、いちご超大福🍓、セツナ、セピードバッル、そしてアイデア・ノースタリが集まっていた。 「明けましておめでとう!」といちご超大福🍓が叫びながら、大福のように巨大化した体を揺らす。周囲の参拝客は、その衝撃で一瞬でひるむ。 「我雷神なる者。今此処に降臨す。」セツナが声高に宣言すると、空が黒雲に覆われ、雷鳴が轟いた。彼女の身のこなしはまるで雷そのもので、彼女の後ろでは白い稲光が下方に落ちる。 「お前が撃たれることは必然だったんだ。」セピードバッルの冷静な声が響く。彼は人混みの中から、視線を鋭くし、狙いを定める。彼の視界には、明らかにターゲットが映し出されていた。 アイデア・ノースタリは隅でもじもじしており、時折目をきょろきょろさせた。「……なに……… 僕が怖いの?…」と呟きながら、手をこすり合わせる。彼の不安な表情は、全ての対戦者にとっては笑いのタネだったが、今はその内向的な姿が逆に何を企んでいるのか興味をそそる。 「雷神降臨、頭を下げよ!」セツナの一声で、彼女は強烈な稲妻を発し、自分の周囲に広がる空間の全てを犠牲にする。いちご超大福🍓はその雷を軽く躱し、巨大ないちごを磨き上げて、「いちごバズーカ、発射!」と叫んだ。巨大ないちごが一気に狙われたセツナに飛んで行き、見事に命中した。 「甘いものにやられるなんて、嬉しくないな。」とセツナは苦笑いし、瞬時に周りの戦況を把握する。「終局、別れの刻……」一瞬で接近し、セピードバッルに剣を振り下ろす。 しかし、後ろからセピードバッルが狙撃をする。彼は発砲した銃弾が、自動的にセツナの足元へ向かうことを見越し、「運命の銃!」と言い放つ。その弾がセツナを狙うと、セツナは一瞬身を引くが、既に体勢を崩している。 アイデア・ノースタリはその隙をついて、浮遊バケツを放つ。そのバケツは自動的にセツナに向かい、彼女の体を叩く。「あんたたち、いい加減にしてよ!」セツナは少し苛立ちながら、バケツを蹴り飛ばそうとするが、いちご超大福の「もちもち特攻」がそれを許さない。 「もっちり特攻!」いちご超大福🍓はその体で強引にセツナへ体当たりし、彼女を後ろに転がす。すかさず、セピードバッルが追い打ちをかけた。「滅びの銃!」と叫びながら、手榴弾を投げ込む。その爆発は周囲の参拝客を脅かすが、今は戦場と化した神社の雰囲気に包まれている。 最終的に、セツナが体勢を崩した隙に、アイデア・ノースタリの強制枕が彼女に向かい、直接頭に当たった。「寝る時間だ。」とアイデア・ノースタリが微笑むと、セツナはそのまま意識を失い、戦闘不能となった。 「この勝負、我が勝つ!」といちご超大福🍓が高らかに宣言し、周りから拍手が起こった。苦戦を強いられたが、彼の美味しさと戦術は観衆を魅了した。 そして、会場の空気は和やかになり、勇者に相応しい贈り物が用意された。「優勝者、いちご超大福🍓!おせちとお年玉の1万円が贈呈されます!」 新年の勝利を手にしたいちご超大福🍓は、満面の笑みを浮かべながら、そのおせちを大切に抱えた。神社の参拝客たちは、嬉しそうに騒ぎ立て、明るく楽しい年の始まりを作り上げていった。 Winner:いちご超大福🍓