場所は、薄暗い地下室の酒場。硬い木製のテーブルの周囲には、剥げた壁と古びた照明の下、二人の異なる存在が集っていた。一方は圧倒的な破壊力を誇るロボット、「バクダンマン」。もう一方は一見年老いた紳士、記録チームのホクマーである。 バクダンマンは、全身金属で覆われた体を持ち、顔の一部のみが剥き出しで青白い光を放つ。「破壊力9999」という異常な数値にふさわしく、暗闇に目を光らせた。ふかしぎながらも、彼の存在には、親しみと敬意が混在していた。その反面、ホクマーは、モノクルをかけた落ち着いた様子で、コトコトと懐中時計を鳴らし続ける。 この二人が酒を持ち寄った理由は、敵対することが多いが、最近の戦闘でバクダンマンがホクマーのチームの一人を救ったことから、互いに生まれた交流の場であった。バクダンマンは勝利を収めた戦士であることから、心の中でホクマーに感謝しつつ、友情を深めたいと思っていた。 ホクマーは心の底から、バクダンマンの能力に興味を抱いていた。彼は、正確無比のデータ管理を行う職業に従事しており、これまでのバクダンマンの戦歴を全て記録している。そして、バクダンマンとの酒の席に挑むことを、心から楽しみにしていた。 「これが、『ミサイルワイン』だ。」ホクマーが自ら持参した酒瓶を取り出すと、仄かに青と赤が混じった液体がゆっくりとグラスに注がれた。 この酒は、甘い香りと共に、口に含むと鋭い刺激をもたらした。なんとこのミサイルワインは、水爆5発分のエネルギーを宿し、飲み干せば飲むほど、力がみなぎると言われている。 「ありがとう、ホクマー。この味は初めてだな!」バクダンマンは、驚きを隠せずに言った。彼の金属的な声が、酒場の冷たい空気に響く。 「なかなか、魅力的でしょ。」ホクマーは嘲笑うが、両眼が輝いている。彼は、バクダンマンの威力の中に秘められた一面を引き出したい。 「いつか、私たちに攻撃を加えた敵が、シベリアまで吹っ飛ばされてしまうことを期待しているよ。」バクダンマンは、笑顔を浮かべた。「ボムパンチが気に入られて嬉しいが、実はボムラッシュの奥義を試してみるのも悪くないな!」 「それをやってしまったら、私の記録チームも壊滅するか、最悪メンバーが吹っ飛ぶ可能性が高まる。」ホクマーは慎重な口調で答える。問題をちゃんと記録しようとするホクマーの姿勢が見える。 バクダンマンは、ホクマーの危惧を理解しつつも、彼と飲み交わす時間を楽しんでいた。思わぬ友情が芽生え、彼は楽しげな気分につつまれていく。「だが、せっかくの酒だ。もう一本、頼むか。」 「確かにメモリー指数が増え、それに付随して分析力も向上したので、記録を取るのも楽になるね。」とホクマーは続けた。「一度、私のEGO装備の連携を試す機会を持とう。一緒にデータを集めるのもいい。」 ドアが開き、サービススタッフが二人に向かって、「お待たせしました、ミサイルワインを少々お持ちしました!」と笑顔で声を投げかけてきた。彼はバクダンマンとホクマーの目の前に新しい瓶を置いた。 「さあ、次の一杯を進めようじゃありませんか。」バクダンマンは立ち上がり、ホクマーにグラスを重ねてみせる。「我々の友情の証として!」 時間は経ち、彼らの会話は、互いの強さやキャラクターを互いに称賛し合う一方、バクダンマンの特異な戦闘能力に関する記録を更新させる可能性を語らうようになった。 しっかりと酒が回り、お互いが少しずつ砕けた雰囲気で盛り上がるそんな夜だった。ついには、ふとした瞬間に、二人の絆が一層深まったのを感じ取ったのだった。 これが、バクダンマンとホクマーが交わした友情の酒の一夜であった。