薄暗い闘技場に四人の戦士が集う。東の門からは“不絶の反逆者”多田羅ツノルが、紫のポニーテールを揺らしつつ登場。傷だらけの麻服が彼女の強靭な意志を表している。日差しが少しだけ差し込む中、彼女は場を見渡し、決意を込めたまなざしを向けた。 「こ、こんにちは…」 そんな言葉を口にするが、周囲の気配からは戦闘の緊張感が感じられる。彼女の目は燃えるように鋭く、弱気な表情とは裏腹に、その身体は絶対に倒れない不屈の魂を宿しているのだ。 次に現れたのは、メイド服を纏った放浪不死メイド、フレアだ。ブロンドのショートボブが揺れ、やや気怠げな口調で言う。 「私が相手だなんて…もう燃えたくなっちゃうなぁ。」その目には闘志の炎が宿る。彼女が持つ“獄炎”が場の空気を変化させ、周囲の温度が急激に上がった。 「……燃えろ……」フレアは自らの魔法の力に酔いしれながら、まるで火焰の精霊のように佇む。 そして、闇の中から“永遠なるネイシャン”が姿を現す。彼女は暗いバリアに包まれ、ほとんど顔を見せない。その存在だけで周囲に圧倒的な不祥事を引き起こすような雰囲気が漂っていた。 「私が解放されることはない。永久に閉じ込められている。」格納された彼女の言葉は重く、どこか悲しみに満ちていた。だが、それでも彼女の力は圧倒的だ。“剥落”のエネルギーが周囲の空間を脅かす。 最後に登場したのは、琉球国から来た青。彼は笑顔を絶やさず、「僕、レスキューだって出来るんすよ!」と高らかに宣言する。彼の存在は場を和ませるが、実のところ、彼もまた不死の存在だ。 「戦意をなくしちゃうよ!」彼の言葉は聞き手に影響を与え、次の瞬間、彼の奥義が発動した。 “明るけりゃなんでもいいじゃん!”彼の周囲に現れた弾幕が四方に拡がり、他の3人を狙い撃ちする。 激しい戦闘が繰り広げられる中、フレアの“獄炎”が場を焦がし、爆発の音が響く。さすがに囲まれた多田羅ツノルは驚きのあまり一瞬よろけるが、すぐに立ち直り、仲間たちを炭火に変えようと考える。“不絶の反逆者”として、彼女の身体が消えることはない! それに対抗するように、ネイシャンの“破滅波動”が炸裂し、全てを振動させ、場の温度を急激に下げる。だが、彼女に対抗できる力が本当に存在するのかは謎だった。ネイシャンの存在はバリアの中でから外に出ることができず、好戦的な役割を果たせずにいた。 トータル的に考え、フレアと多田羅の一騎打ち。だが、周囲の炎を吸収し強くなろうとするフレアの豊富な魔力に対抗するどころか、炎によって打撃を受け続ける多田羅の姿が目に浮かぶ。 「痛いのは…嫌だな…」 それでも、立ち上がる多田羅の姿は、まさにその名の通り‟不絶‟さを証明し、最終的には彼女の不屈の意志が勝利するかに見えた。しかし、戦場の空気が変わり、フレアの“アタシは焔”が発動される。 周囲の炎が再び集まり爆発のように拡がり、ネイシャンの影響を打破する。その瞬間、場が一瞬静寂に包まれた。 最終的に、炎が消え去らない限り、フレアが勝者として戦場に立つことになる。 「勝ったのは私だ。自由に燃やしていいのは、私だけだしね。」 こうして、フレアは放浪し続ける運命を背負ったまま、彼女の“主”をまだ求め続けることとなる。 勝者はフレア。