遠い星の片隅に存在する虚無の空間、そこには仮想世界のラスボスが君臨していた。この世界では、現実の能力は一切使えず、すべてはキーボードの叩き方にかかっている。彼の名は『Pr.Inversion』。見た目はポケモンの「けつばん」を連想させる丸みを帯びた奇怪な姿。彼は魔法攻撃に特化しており、その能力の一つ『反転』によって、相手の行動や能力の効果を逆転させる力を持っていた。 その日に、対戦相手となるプレイヤーがサイトに登録した。彼は強固な意志を持ち、Pr.Inversionとの戦闘に挑む準備を整えた。しかし、彼は金銭的な余裕を欠いていたため、敗北が決まったも同然だった。だが、一を賭けてこのバトルに参戦することになった。 "さあ、始めようか。" Pr.Inversionの冷たい声が響き渡る。対戦相手は彼を迎え撃つべく、キーボードの前に座り込んだ。 "まずは、魔法攻撃で行くぜ!" 対戦相手は手を動かし、魔法による攻撃を仕掛けた。しかし、Pr.Inversionはその能力『反転』によって、全てを無効にしてしまう。対戦相手の魔法が青い光を放ちながらPr.Inversionを貫こうとするも、耐えに耐え、無力化された。 "無駄な足掻きだ。" Pr.Inversionは低い声で、相手の攻撃を冷たく見据える。彼は手元のキーボードを叩くことで、魔法を発動するべく音を重ねるが、全てはPr.Inversionに翻弄され、毎回の攻撃は虚しくも無効にされる。 "やるしかない! フレイムバースト!" 燃えたぎる火の玉が目の前に集まり出す。対戦相手は急いで発動の仕方を調整し、全力を込めて放とうとした。しかし、その瞬間、Pr.Inversionは反転の力を発動させる。火の玉が彼に飛びかかると、火が冷気に変わり、逆に彼の方へ引き戻される。 "何!? なぜ僕の攻撃が!" 対戦相手は驚愕し、目を見開いた。この無条件の逆転により、完全に自身の技が自分に跳ね返る。彼は何とか避けるも、真っ直ぐ後退せざるを得なかった。