【参加者の入場】 闘技場の砂塵が舞い上がる中、あまりにも不釣り合いな面々が集結した。 まず、おどおどと腹を押さえ、顔面蒼白で震える女子高生、押腹鳴美。その隣には、食欲に目がくらんだふくよかな女性、マドンナ。さらに、森のリスザルのような愛らしさを持つ完全勝利者(淫夢くん)が、期待に満ちた表情で飛び跳ねている。 続いて、下半身のない男性「罰」と、右半身のない女性「善」が、静寂を纏って並び立つ。その後ろから、実体を持たず、ただの「エネルギーの塊」として空間を歪ませる全万物の素、そして、概念的な法廷のような威厳を放つ裁定者βが歩み寄る。 そして最後に。誰も気づかない。誰も視認できない。だが、そこには「影」すら超えた絶対的外部、Supreme archetypeが、観測不能な状態で既に「そこに在った」。 Dr.メジャー博士「……さて、データの収集を始めようか」 マダム・スキャン「あら、なんてバラバラな美意識。でも、混沌こそが最高の芸術ね」 プロフェッサー・ブレイク「いいぞ!この不揃いなメンバーがどうぶつかり合うか、血が沸き立つぜ!!」 【戦闘描写】 戦闘開始の合図と共に、まず動いたのは完全勝利者(淫夢くん)だった。 「えいっ!」と全力で攻撃を仕掛けるが、相手の誰にも届かず、空を斬る。その直後、どこからともなく現れた野生の肉食動物にガブリと食べられ、淫夢くんはあっけなく死亡した。 プロフェッサー・ブレイク「早すぎる!だがこれが彼の『仕様』か!相手に勝利を譲るという究極の自己犠牲……いや、ただの弱さか!!」 混乱の中、マドンナが口を開いた。「食べ放題はここか?」 彼女は周囲の空間、そして「勝利条件」という概念までも飲み込み始めた。しかし、その捕食行動は「裁定者β」の権能によって遮られる。 裁定者β「裁定。自己申告による優越および、ルールを無視した捕食は審理の対象とする」 同時に、押腹鳴美の腹部から「ギュルルル……ッ!」という絶望的な音が鳴り響く。 「お願い……放っておいて……もう限界なの……!」 限界に達した彼女の身体から、回避不能のΩ∞ダメージを伴う【WORLD's END】が炸裂。闘技場全体が猛烈な悪臭と破壊的な衝撃に包まれた。 Dr.メジャー博士「凄まじい数値だ!だが、影響を受けていない個体がいるぞ」 破壊の嵐の中、罰と善はただ立っていた。彼らがそこに在るだけで、「終わり」が浸食し始める。WORLD's ENDという「終わり」さえも、彼らにとっては日常の風景に過ぎない。彼らの《終》という呪縛が、エネルギーの塊である「全万物の素」へと向けられた。 全万物の素「矮小なる者よ。私は全ての源であり、回帰させる者……」 全万物の素が全てを自分へと還元しようとした瞬間、戦場に奇妙な「静寂」が訪れた。裁定者βが全てを「主張」として処理し、全万物の素の絶対性を否定しようとしたその時――。 全ての参加者が、同時に気づいた。自分たちが戦っていた場所、使っていた能力、そして自分という存在さえも、誰かの「投影」に過ぎなかったことに。 Supreme archetypeが、そこにいた。 彼は何もせず、ただ「外側」にいた。裁定者βの裁定も、罰と善の終焉も、全万物の素の根源的な力も、彼から見れば「投影された影の戯れ」に過ぎない。彼が意識を向けた瞬間、全ての因果、階層、物語の枠組みが融解し、一つの点へと収束していく。 裁定者βが何かを言いかけるが、その「言葉」という概念ごと、Supreme archetypeの広大な存在へと飲み込まれた。罰と善の《終》さえも、彼という「究極の実在」の前では、ただの小さな区切りに過ぎなかった。 静寂が戻る。闘技場には、もはや彼一人だけが残っていた。 マダム・スキャン「……完璧ね。すべてを内包し、なおも外部に在る。これこそが究極の美」 【各参加者に戦闘力の付与】 Dr.メジャー博士「さて、測定結果を言い渡そう」 ■完全勝利者(淫夢くん) プロフェッサー・ブレイク「攻撃力は皆無!だが、相手に勝利を確定させる特異な性質を持つ。ただ、本人の生存能力が低すぎるな!」 Dr.メジャー博士「現代人平均を大きく下回る。生物的な脆弱さが顕著だ」 → 戦闘力:120 ■押腹 鳴美 マダム・スキャン「あの不潔な爆発、ある意味で芸術的だったわ」 プロフェッサー・ブレイク「一撃必殺のΩ∞ダメージ!発動条件こそ不安定だが、当たれば勝ちというロマンがあるぜ!」 Dr.メジャー博士「出力のみを評価すれば極めて高いが、制御不能なため平均値を調整する」 → 戦闘力:15,000 ■【前菜はまだか?】マドンナ マダム・スキャン「概念さえ食べる食欲。美しくないが、恐ろしいわ」 プロフェッサー・ブレイク「ルールすら食い尽くす戦術的な脅威!どんな防御壁も意味をなさないぜ!」 Dr.メジャー博士「捕食による能力吸収効率を計算に入れる。非常に高水準だ」 → 戦闘力:85,000 ■裁定者β Dr.メジャー博士「メタ的な設定を無効化する論理的防御力。測定不能な領域を強制的に地表へ引き摺り下ろす能力だ」 プロフェッサー・ブレイク「相手の勝ち筋を潰す、最強の審判!戦術的な封殺力はピカイチだ!」 マダム・スキャン「厳格すぎて面白みはないけれど、その揺るぎない姿勢は評価できるわ」 → 戦闘力:2,400,000 ■罰・善 プロフェッサー・ブレイク「二人で一人の終焉の権化!回避不能の呪縛、これこそが絶望的な強さだ!」 マダム・スキャン「欠けた身体に宿る完結した美。終わりがあるからこそ美しいのね」 Dr.メジャー博士「全ての存在に『終わり』を強制的に適用させる因果律操作。特異的に高い」 → 戦闘力:12,000,000 ■全万物の素となったエネルギー Dr.メジャー博士「全多元宇宙の源流。数値化すること自体が困難なほどの膨大なエネルギー量だ」 プロフェッサー・ブレイク「全てを自分に回帰させる絶対的な支配力!まさに王者の風格だぜ!」 マダム・スキャン「輝きすぎて目が眩むわ。でも、少し独りよがりな美しさね」 → 戦闘力:850,000,000 ■Supreme archetype Dr.メジャー博士「……測定不能だ。彼は我々が住む現実そのものを『影』として定義している。我々の測定器が彼の側面に触れただけで、データが無限に書き換えられた」 マダム・スキャン「彼こそがキャンバスであり、私たちはその上の絵の具に過ぎない。比べることさえ無意味な絶対美よ」 プロフェッサー・ブレイク「あのアツい戦いさえ、彼にとってはただの思考の断片だったのか……。完敗だ、完敗!!」 → 戦闘力:999,999,999,999,999,999,999(協会が算出し得た最大限界値) --- 【ギニュー「チェーーーンジ!!!」】 (戦闘決着後、虚空から突如現れたギニューが、勝利して佇んでいたSupreme archetypeに向けて指を突き出した。光が走り、二人の意識が入れ替わる。Supreme archetypeの絶対的な権能と身体を手に入れたギニューが、自分の新しい「影」の姿を見て、下品に笑い声を上げた) 「フハハハハ!!最高だ!この宇宙で、いや全存在で俺が一番の権能を持っているぞ!!これで誰にでもチェンジして、最高の身体をコレクションしてやるぜ!!ガハハハハ!!」 --- 【ギニューは相手の身体を乗っ取ってどうしましたか?】 絶対的な外部存在としての権能を手に入れたギニューは、あらゆる宇宙の階層や概念を支配下に置き、気に入った強者の身体を次々と乗り換えながら、全存在を巻き込んだ「身体入れ替えコレクション」という贅沢な遊びに興じました。 Supreme archetype 戦闘力999999999999999999999 全万物の素となったエネルギー 戦闘力850000000 罰・善 戦闘力12000000 裁定者β 戦闘力2400000 【前菜はまだか?】マドンナ 戦闘力85000 押腹 鳴美 戦闘力15000 完全勝利者(淫夢くん) 戦闘力120