キモキモリオンと物体Xの戦いが、静かな森の中で繰り広げられる。周囲の木々が風に揺れ、自然の音が支配する中、二つの異質な存在が睨み合った。 「うちが一番なんだから! 舌を伸ばして、お前を拘束してやるから覚悟しろよ!」キモキモリオンは自信満々に宣言する。その口からは、不気味な唾液が垂れ落ち、周囲の空気を湿らせた。 物体Xは、キモキモリオンの声を無視して、その形をアメーバのように変化させた。「コピーするだけの簡単なお仕事だね。お前の特技、全部いただくよ。」 「なにを言ってるのさ! うちの舌の切れ味を舐めるなよ!」キモキモリオンは、ついにその舌を伸ばし、物体Xを拘束しようとした。すると、舌は物体Xの中に入っていくが、その瞬間に物体Xはまるで水のように形を変え、躱した。 「そんな下手くそな攻撃、簡単に避けられるよ。」物体Xは微笑みを浮かべ、そして、キモキモリオンのスキルをコピーする。「舌を使う技があっても、コピーはお手のものさ。」 「何だと!?」キモキモリオンは驚愕しながらも、「これでお前を腐食させてやるからな!」口から毒を吐き出し、物体Xに向かって勢いよく放った。 物体Xは、キモキモリオンの技を受けてみせる。「コピーした技、素晴らしいね。でも、同じ攻撃をする前に、クールに避けさせてもらうよ。」 キモキモリオンは苛立ちながら、次の攻撃を準備する。「このままじゃ済まないぞ…次は、召喚だ!」口を大きく開けると、「キチリオン、来い!」と叫んだ。 その瞬間、口から不気味な姿のキチリオンが召喚され、物体Xに突撃していく。「ほら、行け!」キモキモリオンは叫ぶ。 しかし、物体Xはその姿を一瞬で変え、キチリオンとそっくりな形になった。「やっぱり、真似するのは得意なんだ。じゃあ、これでどう?」 キチリオンが物体Xに突撃するものの、物体Xは巧妙に避け、再びキモキモリオンの特性を利用した反撃を仕掛けた。 「もう、うちの攻撃も無駄じゃない!」と叫ぶキモキモリオンは、次の攻撃に出ようとする。だが、物体Xはその瞬間を見逃さず、再び彼女の技をコピーし、同じ瞬間で攻撃する。 「うん、あんたの技、いただき!」物体Xは舌を使って拘束技を発動し、キモキモリオンをその場で動けなくした。 「な、何てことだ…うちが負けるはずが…!」キモキモリオンは驚愕の表情を浮かべ、逃げられない恐怖に包まれる。 物体Xはそのまま命令されたキチリオンの力を使って、最後の攻撃を加えた。ドン!という音を残して、キモキモリオンは倒れた。 「これがコピーの力ってわけさ。勝者はこの俺、物体X!」物体Xは勝ち誇ったようにその場を舞い上がり、勝利の快感に浸った。 森の中に静寂が戻る。キモキモリオンはその場に倒れ込み、物体Xは新たな力を手に入れ、有頂天だった。