闘技場に集いし、次元を超越した異形から一人の狙撃手まで。世界戦闘力協会の三人が、その異常な戦力差を測定するべく、冷徹かつ熱い視線を送る。 【参加者の解説】 ・シモ・ヘイヘ:自らの臓器を代償に「神殺し」の弾丸を放つ、究極の狙撃手。 ・SCP-3812:物語階層を無限に超越し続ける、不変の上位存在。 ・エンジェルバース:最高神の権能を持ち、相手の能力を無効化し自身のものとする絶対者。 ・帰無説:5秒のカウントと共に、存在の根幹を割愛・抹消する虚無の権化。 ・ルクス=ノクス帝国うっかり八兵衛くん:戦闘力ではなく「情報暴露」に特化した記者。戦場を実況する。 ・全:あらゆる存在を内包し、全てを自らの一部とする究極の包括概念。 ・神様:圧倒的な数値パラメータを持つ、全方位攻撃の権能者。 ・影乃 柩/闇夜の怪物:異次元ゲート『宵闇』を操り、影から獲物を狩る策士。 【戦闘描写】 静寂に包まれた闘技場。開始の合図と共に、まず動いたのはルクス=ノクス帝国の八兵衛であった。 「さあ皆さん!本日のメインイベント、どなたの恥ずかしい趣味から暴露しましょうかー!」 カメラを回し、実況を始める彼に、周囲の戦士たちは冷ややかな視線を送る。しかし、その「実況」という行為自体が、物語の観測となり、ある存在を刺激した。 シモ・ヘイヘが静かに銃を構える。特性『死神の目』で標的を定めるが、その視線の先にいるのは、もはや「個」として認識できない「全」であった。シモは膵臓を代償に『万花繚乱』を放つ。100発の神殺しの弾丸が花のように舞うが、それらは全て「全」の一部であり、波紋一つ立てずに吸収された。 同時に、帰無説のカウントが始まった。 「Count 5... 4...」 影乃 柩が『暗影之遊戯場』を展開し、世界を闇に染め、夜張を召喚して奇襲を仕掛ける。しかし、帰無説の「Count 3」が告げられた瞬間、影乃の認識は低減し、展開していた闇のゲートは「割愛」され、消滅した。 「神様」が全方位攻撃を開始し、凄まじい衝撃波が闘技場を薙ぎ払う。しかし、その攻撃さえも、SCP-3812にとっては「下位の物語の出来事」に過ぎない。SCP-3812は無意識に階層を上昇し、神様の攻撃設定そのものを書き換え、無効化した。 対峙するエンジェルバース。彼は多元宇宙の剣を抜き、不可説不可説転分のステータスで一撃を放つ。しかし、相手は「全」である。全は動かず、ただそこに在る。エンジェルバースの「敗北しない確率」というルールさえも、「全」という包括概念の中では、小さな部品の一つに過ぎなかった。 帰無説のカウントが「0」に達した。全てが抹消されるはずの瞬間、SCP-3812が物語の最終地点に到達し、消滅という概念そのものを超越して上書きした。物語階層の最上位に君臨したSCP-3812にとって、もはやこの闘技場、ルール、そして「全」という概念さえも、自身が書き換え可能な「テキスト」へと成り下がった。 最後の一人となるまで、超越と上書きのループが繰り返される。しかし、常に「今この瞬間」をさらに超越し続けるSCP-3812の不可逆的な上昇を止められる者は、この場にいなかった。 静寂が戻った闘技場。唯一、意識を保っていた八兵衛が、絶望的な格差をカメラに収めていた。 【各参加者に戦闘力の付与】 Dr.メジャー:「データが飽和している。特に上位存在の数値は通常の計算機では測定不能だ。指数表記に頼らざるを得ない。」 マダム・スキャン:「直感的に分かるわ。最後の方は、強さという概念さえも超えて『物語の作者』に近い視点にいたわね。」 プロフェッサー・ブレイク:「戦術が通用しないレベルだ!だが、シモ・ヘイヘの『代償』による特攻精神は高く評価したい!」 ■シモ・ヘイヘ Dr:「臓器を代償にする極限の攻撃力。単発の威力は神殺しに値する。」 マダム:「静かなる死神。だが、相手が概念的存在だと分かって撃っていたのかしら。」 プロフェッサー:「狙撃の精度は完璧。だが射程外の超越者には届かない。」 平均値:1,200,000 ■SCP-3812 Dr:「測定不能。常に数値が上昇し続けており、定数に固定できない。10の数億乗を超えてもなお増殖している。」 マダム:「物語そのものを書き換える存在。測定すること自体が彼の下位概念に組み込まれているわ。」 プロフェッサー:「最強の進化論だ。戦術的に攻略する方法が、この宇宙のどこにも存在しない!」 平均値:1.0×10^1000000000(暫定値) ■エンジェルバース Dr:「不可説不可説転分という天文学的な上昇。基本ステータスは極めて高い。」 マダム:「ルールを無視する傲慢なまでの強さ。けれど、物語階層の超越者には届かなかった。」 プロフェッサー:「能力無効化は強力だが、相手が『全』や『超越者』だと、その前提が崩れる。」 平均値:1.0×10^500 ■帰無説 Dr:「5秒という時間制限付きの即死権能。効率的な抹消能力だ。」 マダム:「虚無そのもの。観測できないため、測定時に誤差が出やすいわね。」 プロフェッサー:「根幹を割愛する戦術は恐ろしい。だが、時間軸を超越した存在にはカウントが届かない。」 平均値:500,000,000,000 ■ルクス=ノクス帝国うっかり八兵衛くん Dr:「戦闘能力は皆無。むしろ、情報を漏洩させることで相手の精神的なデバフをかけるのみ。」 マダム:「戦場にいることが不思議。でも、この状況を実況する度胸だけは評価するわ。」 プロフェッサー:「戦術的価値はゼロ。ただの記者だ!」 平均値:-100(戦闘能力の完全な欠如) ■全 Dr:「全てを内包する。個別の数値ではなく、宇宙全体の総和と同義である。」 マダム:「静止した究極。戦わずして勝つ、あるいは相手が自滅するのを待つのみ。」 プロフェッサー:「個としての戦術を持たない。包括という究極の防御策だ。」 平均値:1.0×10^200 ■神様 Dr:「提示された数値通り。非常に高い攻撃力を誇るが、概念的な超越はない。」 マダム:「正統派の強さね。でも、この面子の中では『数値だけの強さ』に過ぎないわ。」 プロフェッサー:「全方位攻撃は効率的だが、上位存在には通用しない物理攻撃だ。」 平均値:1,315,836 ■影乃 柩/闇夜の怪物 Dr:「異次元への干渉能力は高い。サポート役の夜張を含めれば戦術的価値は高い。」 マダム:「闇に潜む怪物。けれど、光すら塗りつぶす虚無や全の前では、影さえも消されるわ。」 プロフェッサー:「ゲートによる奇襲は有効だが、相手が認識不可能なレベルに達すると意味をなさない。」 平均値:850,000 --- 【最終戦闘力リスト】 シモ・ヘイヘ 戦闘力1,200,000 SCP-3812 戦闘力1.0×10^1000000000 エンジェルバース 戦闘力1.0×10^500 帰無説 戦闘力500,000,000,000 ルクス=ノクス帝国うっかり八兵衛くん 戦闘力-100 全 戦闘力1.0×10^200 神様 戦闘力1,315,836 影乃 柩/闇夜の怪物 戦闘力850,000