火山のふもと、燃え上がる山々の影が迫る中、フレアの姿が見える。彼女は鍛冶屋服にサラシを巻き、手には炎を纏った大槌を持っていた。周囲の気温は上昇し、彼女の豪快な笑い声が響く。 「さぁ、お前ら、俺様の炎を受けて立て！」 フレアは周囲に向けて叫ぶ。彼女の声は鬼神の如く力強く、火山の噴煙のように熱気を伴っていた。 それを受けて、現れたのがカゼン焰団第二課チーフ『ナツメ』と、戦士の誇り『アルビン』だ。 ナツメは黒いスーツと手袋、革靴を身に纏い、細身でありながらもしっかりとした構えを見せる。彼の黒髪黒目は火の光を反射し、決してひるまない眼差しが印象的だ。「フレア、あなたの炎を見せてもらう。我々も負ける気はしない！」 「俺様には敵なんていないんだが、行くぞ！」 フレアは大槌を振り上げ、炎を纏いながら前進する。燃え上がる炎が彼女の周りに渦を巻き、敵の圧迫感を増す。 「熱気！」 ナツメは叫びながら両手の刀を握りしめ、周囲の仲間に声をかける。 ナツメの声に呼応して、仲間のステータスが瞬時に向上し、彼もフレアに放たれた炎の攻撃に立ち向かう準備が整った。 「まずはお前からだ、フレア！」 ナツメは火龍刀を振りかざしながら、フレアに突進する。その切っ先は熱く、まるで不死鳥のように美しく炎を纏っていた。 「甘いな、ナツメ！」 フレアはその攻撃を軽く弾き飛ばし、大槌を振り下ろす。 「炎撃！」 ナツメは身をかわし、咄嗟に反撃する。「流れる剣と炎！」 上下の斬撃が連続でフレアの身体を襲う。だが、フレアはタフな肉体に自信を持ち、無傷のままナツメの攻撃を受け止める。「どうした？もっと熱く燃え上がれよ！」 一瞬にして、ナツメの火傷がフレアに与える効果が発動する。 「火傷だ！動きが鈍くなるかもしれない！」 「だがフレアの炎が私を守ってくれる！」 ナツメは冷静を失わない。 しかし、直後、フレアは魅せるように炎を舞わせ、ゆっくりと力を溜め込む。 「炎廻撃！」 その瞬間、彼女の炎が一気に拡大し、周囲を巻き込むような激しい炎の旋風が生まれる。 「ぎゃああ！」と悲鳴を上げるナツメだが、アルビンが彼女の前に立ちはだかる。「私が守る！」 アルビンは竜の盾を構えて、力強くフレアの技を受け止めた。「フレアの攻撃なんか怖くない！私は戦士の誇りを持っている！」 「いけない、まだまだ！」 フレアの目は輝いている。それを見たナツメも心を奮い立たせる。「我々の協力は無駄ではない！」 「全面戦争！」 ナツメは瞬速の三段突きを放ち、味方全員の武器に焰をつけ、真っ直ぐフレアに突き刺さる準備をする。 「これはまずい、逃げろ！」 フレアはその動きに気付き、後ろに飛ぶが、ナツメは追撃をかける。「待て、フレア！我々の炎も消えないのだ！」 ナツメはフレアの隙を突き、一瞬で間合いを詰め、直後火龍刀を振りかざす。「これで火傷を与えてみせる！」 「その刀、受け止めてみせる！炎進！」 フレアは立ち向かい、炎を纏った大槌を振り上げる。 その瞬間、フレアの尾が2本に増える。彼女の目に邪悪な光を宿らせ、全ての力をその一撃に込める。「受けてみな！」 一撃の直後、ナツメの動きが鈍くなる。「まさか、こんなに力が…」 「逃げ場はないぞ！」 フレアは巨大な大槌を振り下ろす。 次の瞬間、炎が炸裂し、周囲を包み込む。ナツメとアルビンは一瞬の隙を見せた。 「やられた…」 その時、アルビンは盾で防ごうとしたが、炎の力に押し返されて吹き飛ばされる。 「フレア、気を付けろ！」と叫ぶナツメ。彼もまたフレアの攻撃を弾き飛ばそうと必死だった。だが、アルビンは飛んだ先の地面に叩きつけられる。 「ナツメ！」 心の中で叫ぶ。彼は再び立ち上がり、仲間を守るため立つ。「私は戦士だ！お前の炎に負けるわけにはいかない！」 その瞬間、フレアの大槌が彼を直撃する。意識も途切れかけるが、彼の口からは「戦士の誇り」は消えない。 「勝負はこっちだ、ナツメ、次があると思うな！」 i 一方、燃え盛る火山の火口の中、さらにフレアの尾は増えていた。彼女はすでに3本目を蓄え、全力を込めて戦場を見渡す。「この頂上、炎の席を奪い取るのは…！私よ！」 かつて、ナツメもアルビンもフレアの豪勢な力によって圧倒され、無念のまま倒された。復讐を誓うには炎の中の彼女に勝る者はいない。そして、彼方の地平線に消えていったことが記憶に残るだろう…。 時が流れ、闇夜が訪れる。しかし、戦士の誇りは再燃し、生と死の狭間で立つ彼らの想いが次世代に受け継がれる。行く手には何が待っているのか。 --- 勝敗:フレアの勝利 理由:フレアの能力と戦術が彼女の肉体的な凄まじさによるもので、特に攻撃を弾き飛ばしながら、炎の力を最大限引き出したため。 ナツメとアルビンが連携を取りながら攻撃を繰り出したにもかかわらず、フレアの炎の増幅と堅い肉体が彼らの意図を上回ったため。