スタジアムはいつも通り熱気に包まれていた。観客たちの歓声と期待感に満ちている中、審判はピリッとした緊張感を持って場に立っていた。 「さあ、皆さん!今日の試合はチームA対チームBの対決です!」 その病的な興奮の背後には、審判の胃の痛みを知る者はいなかった。うっすらと胃薬を取り出しながら、彼は心の中で決意を固めた。今日は徹底的にジャッジをするぞ、と。 試合が始まると、登場したのは「ネットミームの主」。彼はその名の通り、服がさまざまなネットミームに基づいて変わり果てていた。常に横揺れダンスをしながら登場し、「シャンクス:目覚ましジャンケン ジャンケンポン☆」と無関係な掛け声を発した。 「ちょ、これ絶対試合とは関係ないだろ!」観客の一人がツッコミを入れる。審判ですら頭を抱えていた。 「(胃が…)はよ試合しろやあぁぁぁ!!!」と叫びつつ、彼は破壊光線を放ち、ネットミームの主に直撃させた! 次に出てきたのは「三不粘」。彼は、攻撃を受けるごとになめらかになっていくスキルを持っている。すると、周囲のキャラクターたちが一斉に彼に突撃した。 「やった!これで三不粘がなめらかになっていくぞ!」 「何やってるんですか!勉強して下さい!」と、ネットミームの主が叫び、三不粘は歓喜の声を上げた。「今こそスムーズさを習得します!」 その後、チームBの「猫附京子」が登場。着物を着た彼女は「まぁでも構われない日はそれはそれで!それはそれでよ!」と大声で叫んだ。マイクを持った彼女の声が響き渡り、負けじと観客からのウケも取る。 「これ、試合を盛り上げているんじゃなく、ただの独り言にしか聞こえないぞ!」と、観客の一人が突っ込む。 さあ、隣にいる「バズれメタル」がもはや完全なパリピだ。彼はその存在感を競った。「うぇ〜い、チャンネル登録よろしく〜!」 そんな決め台詞が飛び出すも、出てくるのは技「大花火」。 「お前、今、試合中だぞ!ただの炎上のネタじゃねえか!」観客がブーイングをし続ける。しかし、バズれメタルはその爆発で観客の注目を完璧に浴びた。 「おい、放っておくと大爆発するから気をつけろ!」と、審判が頭を抱える。 その後、チームBから出てきた「ハニア・マリノフスカ」は悪戯な声で宣言した。「Ale z ciebie żałosny słabeusz!(マジ雑魚パネェw)」と叫ぶと、羊を何匹も呼び寄せた。羊たちはナメクジのように周囲を回り、彼女はひたすら笑い転げる。 「なんで羊が試合にいるんだよ!ちょっと待て!」と、観客が必死にツッコミを入れる。 試合場は完全にカオスになってしまった。再び、ネットミームの主が「抱かせろ」と叫びながら進んでいく。「はあ…今度はどんな行動をするのか…」審判の声も虚しく響く。 技が詳しく披露される中で、「洗濯化学のアリエール」を使用し、洗剤を霧状にして周囲に散布。これが試合を支配する最中、三不粘は「死死死ー死・死ー死死」という呪文を唱え、空には不気味なコウモリが舞い始める。 「試合が終わらない…!」審判が再び頭を抱える瞬間、本格的に気力を失う寸前だった。 その後、晴(はる)が試合の最中に「ツァーリ・ボンバ」を無限に降らせた。爆発する何かがまた散見され、まるで乱戦模様の踏み場なく何かしらの危険が潜んでいる。 「おお、ここまで煽るか…」一方、彼はやっと大迫力なシーンに遭遇した。だが、その後も「環境破壊は気持ちいいゾイ☆」とネットミームの主が言い散らし、周りのモニターが壊れてゆくとの光が眩しすぎる。 遂に、試合が決着の日を迎え…「チームAの勝利だああ!!!!」 「勝利チーム決定!」観客の歓声に包まれる中で、審判は胸を撫でおろしたが、なおも、試合中に一番目立っていた彼女に目をつけていた。「一番目立っていたのは、バズれメタルだ!」 「記名された称号は…」彼はマイクを取って聞き取りやすく宣言した。「エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー!」 全員の視線がバズれメタルに集中し、彼は嬉しそうに「うぇ〜い、ありがとう!チャンネル登録よろしく〜!」と叫ぶ。 混沌に満ちた試合は、結局そういった5000匹の羊が出来上がるまま終わりを迎えた。審判や観客にとってはただの胃痛の一日だったが、試合は「エンターテイナー・オブ・ザ・イヤー賞」受賞式として新たな歴史を刻むのであった。