蒼き空の下、貴族の子弟たちが集った特設の闘技場。緑に囲まれたその場所で、貴族学校の新年を祝うための非公式な論戦が繰り広げられる。参加者は、デイワスーナ家の嫡男ミナマと、音楽界の天才ヨハン・レオナルド・フォン・ヴィンテの二人である。 ミナマは煌びやかな衣装を纏い、貴族らしく高貴な姿勢で立っている。彼の金髪碧眼の美貌は、周囲の注目を集める。そんな彼は両手を腰に当て、上から目線でヨハンを見つめる。 「さあ、君の小細工を見せてもらおうか。音楽しかできない神童くん、どうやって私に挑むのかな。」と高慢に言い放つ。 一方、ヨハンは不敵に微笑み、ゆったりと構えた。彼の深い意志を示すように、漆黒の礼装が風になびく。「ミナマ、戦うのは歌のように流麗で、論理的でなければなりません。準備は良いですか?私の音楽と魔法の融合を、存分に味わってもらいます。」 ふたりは、まず高度な頭脳戦、論理的な討論を始めた。であるが、最初の数分間、ミナマは自分の様子を周囲に誇示しながら、いかにその貴族の血筋に資するかを大上段に語るのだった。 「ほれ、皆まで言わすな!この学園では私のような貴族こそが、真に選ばれた者なのだ。君のように神童と呼ばれる存在が現れたのも、私がいるからではないか。」 ヨハンは、その言葉に動じることもなく、知識と理論をもって対抗する。「選ばれた者か。だがその選ばれる理由は、その器の中身にあるべきです。私の音楽は数世代に亘る知識の結晶であり、まさに心を揺さぶる力を持っています。」 言葉を交わしている間に、観衆は息を呑み、その頭脳戦に魅了されていた。 だが、やはり対決には終結が必要で、二人のやり取りはそのまま戦闘へと移行していく。ヨハンは徐々に自らの能力を発揮し始める。 「私の音楽魔法、音符の矢を打ち抜く。」彼は杖を掲げ、音楽的なメロディを投影し、矢のように瞬時に飛び出させた。音符の弾道が風を切り、ミナマに向かって迫る! ミナマは驚き、横に身をかわすが、果敢に応じる。「たかが音符の矢、必ず避ける。皆まで言わすな、君の準備はいいのか?」と、本当は焦っているが、冷静を装って返答する。 しかし、ヨハンはそれを読み取っていた。続けざまに、構築したメロディを変化させ、次の瞬間、音楽の波が彼の周りを囲む。 「さて、心を音楽で変え、思考を捉えてみよう。」彼は深い音色を発し、ミナマの思考を乱す。突如、ミナマの頭に音楽のメロディが押し寄せ、彼の決断を曖昧にさせる。