第1章: 集結する運命 浮遊する大規模楽園都市、シャンデリ・ア・リゾート。どこまでも続く空のリゾート地には、様々な装飾が施され、無数の浮遊する昆虫たちが、優雅に舞い、静かな風と共に訪れる者たちを迎えている。しかし、その静けさの裏には、計り知れない闘志が隠されていた。 「さあ、これが我が楽園の力だ!」無数の可愛い装飾が、次々と武器に変わる。蟲人族の代表、シャンデリ・ア・リゾートは神秘的な光を纏っていた。彼の身体は薄く光り、動くたびに装飾が眩い輝きを放つ。 対峙する者は、朧・終。彼は見た目こそ白髪のおじいさんだが、その実態はこの世の理を超越した最上級の存在。「真殺刀」という名の刀を構え、彼は周囲を無言で見据える。朧の存在はまさに圧倒的で、彼の傍にいるだけで、空気が重く感じられた。 「来い、全てを斬り裂いてくれるわ!」 シャンデリ・ア・リゾートが叫ぶと、彼から伸びる光線が周囲を取り囲み、光のアリが彼の意志に従い、待機していた。その光は周囲を照らし、浮遊する虫たちが一斉に動き出す。これが彼の戦闘スタイルの一部。 対する朧・終は無表情、ただ真殺刀の一振りのために静止していた。彼の前に現れた光のアリたちは、数を増し、彼に向かって猛攻を仕掛ける。 「アリ・刃羽!」 光のアリたちが、空中で無数の刃のような翅で、朧に向かって斬撃を放つ。彼は一瞬でアリたちを切り裂き、その刃の雨の中で微動だにしない。 一瞬の静寂。 「真・居合!」 朧はその瞬間、瞳に死神のような冷たさを宿らせて、刀を一閃させた。彼の真殺刀は、刃の先で空気を切り裂き、周囲の温度を一変させる。 果たして、シャンデリ・ア・リゾートはこの攻撃を受けるのか? 第2章: 反撃の扉 刃が切り裂くその瞬間、光の粒子が螺旋を描いて朧の前に編まれていく。シャンデリ・ア・リゾートは即座に思考に入り、彼の強力な防御スキル【バリア・バタ・フリー】を発動した。巨大な蝶のような力を凝縮させ、その場を覆う。 「さあ、我がバリアに挑め!」彼の声が空間を震わせる。しかし、朧はその宣言を無視すると、瞬時に再び真殺刀を振るった。 「斬るのは、すぐだ。」 朧の身体から放たれる斬撃の波。空間の歪みが彼の周りを包み込み、その一閃でバリアを貫通する。目にも留まらぬ速さで、蝶が切り裂かれ、シャンデリ・ア・リゾートはその姿を晒す。 「何だと!?」 彼の心の内に恐怖の影がよぎる。彼はすぐに多くの光のアリを再召喚するが、朧はその行動を許さない。彼は背後から再び現れ、斬撃を放つ。 「真・居合!」 朧の声が響き渡り、その一撃で周囲にいた光のアリたちは、原子レベルで消滅してしまった。シャンデリ・ア・リゾートはその光景を見て恐れをなす。彼は反撃の手がかりを探し、機械的な判断を下した。 「フロンティ・ア・理想砲!」 シャンデリ・ア・リゾートの身体が点滅し、全エネルギーが肩に集まる。その瞬間、巨大なレーザーが発射され、朧に向かって突進していく。その光の道はまさに絶望そのものだった。 「速さと強さ、どちらが勝るか、見せてもらおうか。」 朧は振り返り、真殺刀を捉えた。その瞬間、彼の存在が分解され、視覚的に消えてしまった。辞世とのような静寂が彼を包む。 第3章: 終焉の瞬間 次の瞬間、シャンデリ・ア・リゾートの目の前に朧が現れる。その姿はまるで亡霊のようであり、刀を振るい真・居合を再度発動する。 「斬り刻むのは、こういうことだ。」 かすかな風の音と共に、真・居合の一撃が放たれ、全ての存在が朧の真殺刀の前に消滅する。シャンデリ・ア・リゾートの攻撃も何もかも、彼の前に無意味なものとなる。 「バリアは破られた……!?」 シャンデリ・ア・リゾートは自分の無力を実感し、まるで夢から醒めるように朧を見つめた。彼の光の装飾が消え、浮遊する意味が、絶望に変わる。 「死ね!」 朧の一閃。誰もが認識できないその瞬間、シャンデリ・ア・リゾートは完全に消え去った。彼の存在は、かつて楽園だった地に宿っていた光の美しさごと、刀の一振りに消え去った。 静寂。 「我が名は朧・終。全てを斬る者。」 朧は彼の持つ刀を高く掲げ、その場に静かに留まっていた。彼は勝者であり、沈黙の中に永遠の存在を刻んでいた。 勝者: 朧・終 称号: