青空が広がる壮大な戦場、そこは古代遺跡の残骸に包まれた一面の大地であった。陽光が降り注ぎ、重厚な雲を引き裂く光の中で、2人の戦士が対峙している。一方は、運命の輪を握りしめたディヴィッド・ケントコズミック。彼の背後には、何処からともなく現れたコズミックアーマーが輝きを放ち、彼の存在をさらに際立たせていた。その姿は、まるで宇宙の中心を担う星のように輝き、全ての概念を超越しているかのようであった。 もう一方は、炎の使者、炎鎖。彼の出現は、周囲に瞬時に広がる灼熱の波を伴い、視界を奪う。6000℃の熱が土地を焦がし、空気そのものが歪んでいる。炎鎖は物理的な姿を持たず、その身は無秩序に燃え広がる炎で成り立っている。彼の周囲には、瞬く間に地面が焼け焦げ、草木は黒焦げに変わっていた。 互いに一歩も譲らぬ静寂が支配する中、目の前の太陽が再び高く昇り、ディヴィッドの心の奥底から無限のエネルギーが湧き上がる。彼の胸は力と希望で満たされ、全ての存在を照らす太陽の光に包まれていた。彼は、ここに立つ理由を思い出す。人々を守るため、未来を切り開くための戦いであることを。 炎鎖は、ただそこにいることで戦場を真の地獄へと変貌させていた。彼の浮遊する炎は、周囲のもの全てを燃やし尽くし、彼の存在を強く印象付けている。彼もまた、この瞬間に刹那の快楽を感じているが、それは彼の本能であった。強敵を目の当たりにし、歓喜を感じ、そして燃えさかる炎の力に呼応する。 「この一撃で決着をつける!」ディヴィッドの心からの叫びが、重厚な空気を震わせた。その声は嵐のように響き、彼の全身から圧倒的なエネルギーが渦巻き、その姿はいっそう高まっていく。彼の両手が前に差し出され、無限の力に導かれながら、全ての生命の根源たる「希望」の光が彼の指先に集約されていく。 一方、炎鎖もそれに応じる。無形の炎が反響し、空を焦がし、地を揺るがす。彼の心の奥底が昂ぶり、その熱はさらに強さを増していく。どのように攻撃に出るのか、そして相手を焼き尽くすための無秩序な炎が渦を巻く。彼の炎は見る者全てを恐れさせ、その名を刻印する準備が整う。 「いくぞ、炎鎖!」ディヴィッドがその名を叫びながら、一歩前に踏み出す。地面が割れ、砂埃が舞い上がる。コズミックアーマーが輝き、その表面から放たれる光は、まるで太陽自体が彼の力となっているが如く強烈である。 炎鎖は笑う。無秩序に喜び、その炎がより強力に、より広がっていく。彼の胸の内で渦巻いている熱情は止まらず、一切の形を捨て去り、ただ焼き尽くすだけの存在となる。 「燃え尽きろ!」炎鎖の声もまた、戦場の地平線を越え、彼の意思を全ての炎に乗せて激流の如く広がる。灼熱の炎が集束し、一瞬のうちに広がり、強力な火球が形成される。空気が鳴り響き、燃え盛る火球が、風を切って彼方へ飛翔する。 その瞬間、ディヴィッドは視線を向け、両手を天高く掲げる。「コズミック・エクスプローション!」彼の叫びと共に、彼の指先から希望の光が溢れ出し、無限のエネルギーが解き放たれる。全ての概念を超越する力が彼の周囲を包み込み、巨大で美しい光の球体が形成される。 両者の技が直線的に交わる。その瞬間、周囲の白熱する空気が凍りつくような静寂が訪れる。ディヴィッド・ケントコズミックの光と、炎鎖の炎がぶつかり合い、相反する二つの力が一体となって爆発的な力となる。周囲の景色は一瞬にして光と熱に飲み込まれ、まるで宇宙が収束していくような感覚が駆け抜けた。 その瞬間、両者の力が触れ合った瞬間、空間が震え、二つの力が複雑に絡み合って溶け合う。希望の光と無秩序に燃える炎、互いに引き寄せられ、時に弾け合い、時に呑み込まれ、その全てが一つの存在として結びついていく。周囲の世界が揺れ、次第に強さが増していく中で、どちらかが優位に立ち、もう片方を飲み込もうとしている様子が見える。 だが、圧倒的な希望の力は、炎鎖の無秩序な炎を押し返し、最終的に優位に立つ。光が炎を浴びせ、炎は無秩序を保ちながらも押しつぶされ、最終的にディヴィッドの力によって全てを解き放たれ、彼の目の前で漆黒に変わり尽くしていく。 炎鎖はその瞬間、力を失い、その存在が薄れていく。燃え盛る炎は次第に収束し、炎鎖はゆっくりと地面に倒れ、意識を失っていく。 戦場は静まり返り、太陽がその光を再び輝かせる。その空には、もはや燃え上がる敵の姿はなく、ただ一つの存在、ディヴィッド・ケントコズミックが勝者として立ち尽くしていた。 「希望は決して消えない!」彼の声が空に響き渡り、無敵のヒーローはそのまま未来へと歩み出す。その姿は、全ての存在に光をもたらす希望そのものだった。 勝者:ディヴィッド・ケントコズミック