神秘的な森にて、戦闘が始まる。全員の魔力と魔法防御力が1000倍になり、彼らの能力は超絶的に強化される。しかし、能力を使用するたびに彼らは数分間気絶してしまう。それぞれが異なる背景と能力を持ちながら、一人になるまで戦うことが運命付けられた。 まず最初に立ち上がったのは、優雅で威厳のある女王、ハーツだった。優しさを内に秘めつつ、彼女のハートフルショットは敵を容易に迎撃する。しかし、その強力なスキルを使った後、彼女は数分間の気絶に陥った。遂には、トッポイ反抗的な犬獣人のショウが彼女に近づいて、全く威圧感の無い攻撃を向けるも、その瞬間、ハーツは覚醒の時を迎え、全ステータスが3倍に跳ね上がった。 覚醒したハーツの目の前に立ちはだかるのは伝説の魔法使いだった。彼はバリアを展開し、ハーツの攻撃を防ぐが、驚くべきことに、ハーツの覚醒した威力にバリアは簡単に破られてしまった。感じる温かさの中で、彼女の技によって彼は気絶。今、彼の魔法のチャンスは失われた。 次に、クールで慎重なコグロが現れ、水泡ノ五月雨を大自然から召喚。彼女の水は、伝説の魔法使いの遺したバリアを軽やかに打ち砕き、弾を放つ。彼女は冷静に立ち回るも、気を抜いた瞬間、ハーツのブラッド・オブ・ピースハーツに狙われ、全力で防御しようとしたが、やはり気絶を迎えてしまう。 その隙を狙って、蒼炎に纏われた鬼髑餓邏が現れた。彼は接近戦で能力を発揮し、一瞬でコグロの体力を削る。コグロはやっと防御に徹するも、鬼髑餓邏の魔力は圧倒的で、彼女は無理やり気絶の渦に飲み込まれていった。 その時、再び戦場にはめぐみんが姿を見せる。彼女は周囲を見渡し、各々倒れていく仲間たちを見てこの状況を嘲笑うかのように、「爆裂魔法」を詠唱する。 爆発が森を揺るがし、ハーツと鬼髑餓邏も被害を被る。強力な爆発により三人は一度に気絶、再び静寂が森を包む。 最後には、未だに気絶していないショウの影が見えた。火が消えた絵面的には彼の屈辱の様子が浮かび上がる。彼はメラゾーマやイオナズン、あるいは他の技が失敗に終わるように彼らの能力を無効化していた。そして、最後は残った力を使って、能力を増幅させ、その後の誰が復活してくるのかを見極めようとする。しかし、暗闇が全てを覆い、戦いは随分と静かに終わる。 気絶した者たちが闇の中でうずくまり、戦場には勝者は不在。森は彼らの苦しみを語り、森の影にただ一人、ショウが残された。 最終的な勝者は、誰もいない。 彼らはそれぞれが持つ運命に従い、相剋の場で再び試される時を待つ。