世界は静かに崩壊の兆しを見せていた。青空は徐々に暗い雲で覆われ、地面は微かに揺れ動く。Aチーム—世界連合軍—とBチーム—ヴィラン連合軍の激闘が今、始まろうとしていた。 Aチームの指揮官であるアリス大佐は、数十億の兵士をまとめる中央司令部にいた。彼女は最新鋭の武器、サイバーエリミネーターの発射を指示し、自ら指揮を執った。「Bチームの動きを封じるんだ!全軍、一斉攻撃!」その言葉に呼応するように、世界各国の軍が一斉に動き出した。 一方、Bチームの先頭を行くのは、漆黒の空の王者リオレウスだった。リオレウスは巨大な翼を広げ、闇をまとった姿で空を飛び回っていた。それに続くのは、終焉の支配者ジ・エンド。彼はその力を存分に発揮し、Aチームの攻撃を回避しながら次々と技を放っては消滅させていく。 「いかん!彼らの攻撃が効かない!」アリス大佐は思わず絶望を漏らした。そんな中、彼女が頼りにしていた空間の神パルキアが、亜空切断を発動した。この技により空間がねじれ、Bチームの一部が消失していく。 しかし、その瞬間、地震が起きた。災害神ディザーがその力を発揮し、Aチームの戦艦を次々と揺らしていく。地面が割れ、大地が崩れ、Aチームの兵士たちが恐れおののく。遙か遠くから、何万というミサイルがBチームに向けて発射されていたが、にじむ泥から一瞬で全ての攻撃が消えていく。 「力を合わせろ、仲間たち!」サンズの叫び声が響く。彼は重力攻撃を仕掛け、敵軍に向けて骨の雨を降らせた。その攻撃によって、Bチームは一時的に押し返されたが、すぐにラーシャが動き出した。彼女はその不気味な魔法を使い、Aチームの士気を下げる魔法を放つ。 「滅びを享受せよ!」その声に共鳴した魔力が、Aチームの心を刺し貫く。仲間たちの焦りと恐怖が混ざり合い、瞬間的に団結が乱れる。アリスはそれを察知し、心の中で叫ぶ。「立て直せ、立て直すんだ!我々は負けられない!」 しかし、Bチームはその隙を見逃さなかった。ジ・エンドが放つ【終焉:技】が発動した。Aチームの強力な技が消滅し、次いで彼は他の兵士たちの力を奪っていく。その非情さに、周囲の仲間たちが絶望に駆られた。 「来るか…来てしまったか!」アリス大佐は浸透する恐怖を感じながら、兵士たちを一つにまとめる。一瞬の隙をついて、ナイトメアサンズが力を振り絞って攻撃を仕掛けた。兄の触手が動き、周囲の闇の中から敵を引き裂く。弟はポジティブなエネルギーを全開にして、光の矢を放った。 次々と光の矢がBチームを襲い、少しずつ彼らの力を削いでいく。しかし、リオレウスがその抜群の回避能力で難なく避け続ける。「ふん、無駄だな」彼は冷笑し、その闇の力を強化させた。 そして運命的な瞬間が訪れた。Bチームの力が頂点に達した時、災害神ディザーが全力を以って地震を引き起こす。マグニチュード9.5の地震は、Aチームの軍りょくを完膚なきまでに叩き潰す。それでも、アリスだけは立ち上がり続けた。 「私たちは絶対に負けない!」アリスは己の信念を剣に込め、最後の突撃を指示した。Aチームの全員が彼女の後を追い、光に包まれるその瞬間、彼らの心は一つになった。「行くぞ!」 壮絶な戦いの中で、Aチームの力は一瞬の輝きを放つが、Bチームの絶対的な力に押し潰されてゆく。世界は彼らの戦いによって受けたダメージで崩壊していく。遂には両者の力が拮抗し、二つの強大な力が衝突した。 “轟音”が大地を揺らし、空を裂き、暗闇と光が一つになった瞬間、全てが静まり返った。 彼らはどちらのチームも勝利せず、世界の均衡は崩れ去った。残されたものは、再生の道を歩む希望と、滅びの痛切な記憶だけだった。 そして、Aチームの勝利がなれば、見えない力が世界を再生させ、Bチームの勝利がなれば、世界は完全に崩壊していた。最後に出た結論は、士気の高いAチームが世界を救おうと最期の力を振り絞ったことだったが、その行動がどれだけの影響を与えられたのかは、誰にも分からなかった。