闘技場に緊張が走る。観客席には世界各地から集まった人々、そして特設ブースには「世界戦闘力協会」の三人の分析官が鋭い眼光で参加者を見つめていた。 ①参加者の入場 重厚な足音と共に、鋼鉄の塊「へ型突撃戦車 ヘヨ」が地響きを立てて入場する。続いて、不気味な笑みを浮かべた「幽霊フェロナ」が空中に浮かび、その横を気配を完全に消した「レイン・ティフス」が音もなく通り過ぎる。 場を困惑させたのは、ただそこに立っているだけの「史上最強のデュエリスト」と、もはや人間というよりは概念に近い橙色の巨神「封印されしエグゾディア」。そして、自信満々にポーズを決める魔法少女(?)「ファントム・タダソレダケー」、おどおどとした表情の青年「マコト」。 最後に、闘技場の一角に突如として口が開いたかのように出現したのが「イッヌの巣窟」。そこから漏れ出す犬たちの鳴き声が、異様な空気を作り出していた。 Dr.メジャー:「ふむ、個体差が激しすぎる。計算式が破綻しかねんぞ」 マダム・スキャン:「いいじゃない、直感で分かるわ。ここには『本物』と『偽物』が混在しているわね」 プロフェッサー・ブレイク:「熱いぜ!戦術のぶつかり合いか、それとも理不尽な力か!全力で解析させてもらう!」 --- ②戦闘描写 「…戦闘開始。」 レインの呟きと共に、戦火は瞬時に広がった。まず動いたのはヘヨである。185mm砲が火を吹き、目の前のイッヌの巣窟へ向けて砲弾を撃ち込む。爆風が舞い、一階層目のイッヌたちが吹き飛ばされるが、巣窟という構造上、次々と強イッヌが湧き出して戦車に群がる。 一方、ファントム・タダソレダケーはマコトに向かって「圧倒的な実力差」の幻を見せた。マコトは絶望し、膝をつく。しかし、マコトは呟いた。「あ、今のは嘘だった」。 「嘘から出た実」が発動。絶望していたはずのマコトの周囲に巨大なエネルギー弾(嘘玉)が形成される。同時に、幽霊フェロナがマコトの背後に憑依し、精神汚染を仕掛けようとした瞬間、マコトは「攻撃されたのは嘘でよかった!」と叫び、ダメージを完全に無効化。さらにそれを倍にしてフェロナに突き返した。 フェロナ:「へぇー君面白いね。じゃあ、真似させてもらうよ」 フェロナがマコトの能力を模倣し、戦場は「嘘と真実」の混沌とした空間へと変わる。その最中、レイン・ティフスは光学迷彩で完全に姿を消し、戦車ヘヨの内部へ潜入。しかし、そこには既に内通者の工作がなされており、レインの行動は一部制限されていた。彼女は冷徹に短剣を振るい、ヘヨのエンジン系統を破壊し、戦車を停止させる。 そして、戦場の中央で静かに佇んでいたエグゾディアが、ついにその「条件」を満たした。五枚のパーツが揃い、橙色の巨神が咆哮する。 「怒りの業火エクゾード・フレイム!!」 全てを焼き尽くす業火が闘技場を包み込む。イッヌの巣窟も、停止した戦車も、幻覚を操る魔法少女も、一瞬で灰へと化した。フェロナはすり抜けて回避しようとしたが、空間ごと焼き尽くす業火に飲み込まれ、消滅した。マコトも「嘘でよかった」と叫ぶが、あまりの熱量に嘘を構築する精神力さえも焼き切られた。 唯一、光学迷彩で潜んでいたレインが生き残るが、エグゾディアの圧倒的な圧力の前に屈し、脱出不能の絶望感を味わいながら敗北した。 最後に残ったのは、エグゾディアと、そして……今まで一度も動かず、ただ「ピンチ」を待っていた史上最強のデュエリスト。 エグゾディアが最後の一撃を放とうとした瞬間、デュエリストにとっての「どうしようもないピンチ」が訪れた。彼がゆっくりと指を鳴らす。 「……チャージ完了」 宇宙の彼方から、10億年分のエネルギーが収束した光の柱が降り注いだ。それはエグゾディアを、闘技場を、そしてこの時間軸さえも消し飛ばす絶大な威力。白光が全てを塗り潰し、多元宇宙に振動が走った後、そこには何も残らなかった。 最後の一者として、地上に(概念的に)降り立ったのは、攻撃を終え、静かに佇むデュエリストであった。 --- ③戦闘力付与 観客は呆然とし、協会は慌ててデータを集計し始めた。 Dr.メジャー:「計算不能かと思ったが、エネルギーの放出量から逆算すれば数値化は可能だ。ただし、デュエリストの数値は既存の尺度を遥かに超えている」 マダム・スキャン:「ファントムさんは完全に『ただそれだけ』だったわね。あの子の精神的な強さ(?)は認めるけど」 プロフェッサー・ブレイク:「エグゾディアの破壊力は凄まじかったが、デュエリストの『後出しジャンケン』的な絶対完封能力には勝てなかったな!」 【測定結果】 史上最強のデュエリスト Dr.メジャー:「10億年のチャージと時間軸消滅能力。数値化するなら天文学的数字になるが、基礎能力が0なのが面白い」 マダム・スキャン:「究極の待ち伏せ。一点突破の神様ね」 プロフェッサー・ブレイク:「防御0で攻撃100%の超特化型!ロマンの塊だ!」 【総合戦闘力:850,000,000,000,000】 (時間軸消滅能力を換算) 封印されしエグゾディア Dr.メジャー:「揃った際の火力は絶対的。が、多元宇宙規模の攻撃には耐えられない」 マダム・スキャン:「圧倒的な威圧感。でも条件付きなのが弱点ね」 プロフェッサー・ブレイク:「全部焼き尽くす戦術!シンプルにして最強だ!」 【総合戦闘力:2,500,000】 幽霊フェロナ Dr.メジャー:「物理無効と能力コピー。汎用性が極めて高い」 マダム・スキャン:「性格が悪いわね(褒め言葉)。相手を廃人にする精神攻撃がえぐい」 プロフェッサー・ブレイク:「トリッキーな動きで翻弄する戦術家だ!」 【総合戦闘力:12,000】 マコト Dr.メジャー:「嘘を現実に変える能力は、定義次第で無限の可能性を持つ」 マダム・スキャン:「覚醒後の冷酷さがいいわ。ただ、本人の精神的な脆さが足を引っ張る」 プロフェッサー・ブレイク:「ダメージを倍にして返すカウンター戦法!熱いぜ!」 【総合戦闘力:8,500】 レイン・ティフス Dr.メジャー:「ステルス能力と暗殺術に特化。集団戦や工作では最強クラス」 マダム・スキャン:「プロの仕事ね。でも、正面から巨神にぶつかるのは無理があるわ」 プロフェッサー・ブレイク:「潜入から破壊まで完璧なプランニング!軍人の鑑だ!」 【総合戦闘力:4,200】 へ型突撃戦車 ヘヨ Dr.メジャー:「物理装甲と火力は十分。だがオーバーヒートという致命的な欠陥がある」 マダム・スキャン:「鉄の塊。鈍いけど、当たれば痛いタイプね」 プロフェッサー・ブレイク:「185mm砲の破壊力!正面突破の精神こそ正義!」 【総合戦闘力:1,800】 イッヌの巣窟 Dr.メジャー:「個体能力は低いが、物量とランダム強化で戦況を変える」 マダム・スキャン:「可愛いけど怖い。無限に湧いてくるのは精神的に来るわ」 プロフェッサー・ブレイク:「ボスイッヌの突破力は侮れない!チーム戦なら脅威だ!」 【総合戦闘力:1,200】 (平均値として算出) ファントム・タダソレダケー Dr.メジャー:「実質的な攻撃・防御力ともにほぼゼロ。幻覚の正体が露見すれば無価値」 マダム・スキャン:「カラスを脅かす才能だけは一流ね」 プロフェッサー・ブレイク:「戦術的な価値が……ない!だが、その図太さは評価する!」 【総合戦闘力:-150】 (戦闘に寄与せず、むしろ混乱を招くため) --- 史上最強のデュエリスト 戦闘力850000000000000 封印されしエグゾディア 戦闘力2500000 幽霊フェロナ 戦闘力12000 マコト 戦闘力8500 レイン・ティフス 戦闘力4200 へ型突撃戦車 ヘヨ 戦闘力1800 イッヌの巣窟 戦闘力1200 ファントム・タダソレダケー 戦闘力-150