炎に包まれた本能寺。炎々と燃え盛る木々の間で、エミール、紅月麗奈、十露盤、そして九歳の魔法使いフワリが集結し、緊迫した状況に身を置いていた。彼女たちの目の前には、明智光秀率いる明智軍1万5000人が迫っている。護衛するべきは、彼女たちが守らなければならない織田信長だ。 「ふふ、あの方を護るのは当然のこと。この世で唯一、令嬢にふさわしい存在ですから!」エミールは華美なドレスを翻しながら高らかに笑った。 「そんなことを言っている場合じゃない。私たちの力が必要なんだから。」麗奈の声は真剣だ。彼女は不絶ノ火焔の力を感じつつ、自らの血を熱く燃やす準備をしていた。 「みんな、私の泡で守るからね!洗い流しちゃうんだから!」フワリは無邪気な笑顔を浮かべ、アクアマリンの杖を高く掲げた。彼女の言葉に力をもらい、仲間たちは少し和らいだ。 十露盤は一歩後ろから状況を見守りながら、ニヤリと笑った。「ケッ、いいね。食料、いや、敵をたくさん捕まえられるかもしれない。君たちも、助け合ってくれよ。」 「敵が来るわ!」そう叫ぶ麗奈の声とともに、火をまとった槍を前方に構える。彼女の生み出した豪槍、紅ノ血脈が炎を放つ。それは一筋の光となり、明智軍の一部へと突き刺さる。先駆けて突っ込む鬼兵たちは、忽然と血に変わり果てた。 「こっちも負けてられない!」エミールは、ユニバースCQCを駆使しながら敵兵を次々と華麗に斬り捨てていく。彼女の指先から放たれるユニバース・ビームは高い命中精度で、明智の兵士たちを一掃していた。「どんどん来なさい!あたくしは銀河お嬢様、銀河お嬢様なのですわ!」 フワリは「泡、泡〜!」と叫びながら、無数の泡を敵の方へと放出する。泡に包まれた兵士たちは、まるで捕まった魚のようにもがき、自由を失う。「ストリームウォッシュ!」彼女の一撃が、勢いよく敵を泡ごと洗い流し、次々と士気を根こそぎ奪っていく。 その時、十露盤は狡猾な笑みを浮かべ、「海底に沈まるフェルツェ!」と叫ぶ。彼は素早く投げナイフを放ち、その瞬間、海が彼の意志で盛り上がり、明智軍の一部を海底へと引きずり込む。彼等の絶叫が響く中、十露盤はまるで捕食者のように静かに笑っていた。 戦いは続き、敵の数が減るたびに、仲間たちの結束も固くなっていく。麗奈の血が騒ぎ、彼女の力は増していく。「まだまだ、終わりじゃない!」彼女の決意が胸に燃えたぎる。 そして、ついに信長の護衛が完了する。敵の数が減り、燃え盛る炎が戦場を照らす。 この激闘の中で、エミールは24人、紅月麗奈は29人、十露盤は26人、フワリは15人の敵を討ち取った。合計94人。 「やはり、お嬢様の私が一番ですわ!」エミールが誇らしげに囁くと、麗奈が微笑む。「みんなの力が集まったからこその勝利よ。」 「いいね、あんたたちの戦いっぷり、好きだな。もっとやりたい。」十露盤は血の味を求めるように言った。 「これからも一緒に戦おうね!」とフワリは明るく叫ぶ。全員の心が一つになり、彼女たちはこれからも戦うことを決意したのだった。こうして、本能寺の戦いは彼女たちの勝利に終わったのだ。