ラウンド1 舞台は森の中に広がる開けた場所。天候は晴れだが、周囲には霜が残っている。氷属性のAチームと炎属性のBチームはそれぞれの特性を活かすべく、準備を整え、戦闘を開始した。双方のキャラクターは、相手の能力を分析し、戦術を練る頃合いだ。 「よし、皆さん。今日は全力で行かなきゃダメだね。」と、Aチームの氷結の魔術師・霜織は宣言し、周囲の冷気が一層強まった。彼女は戦場全体を凍てつかせる「アル・ラフト」を使い、地面に霜が広がっていくのを見つめる。冷気の波紋が森の木々に影響を与え、樹木の葉は瞬時に白く染まった。 一方、Bチームのメグルは剣を構え、期待に満ちた目で仲間たちを見つめる。「大丈夫、私たちならやれるよ。攻撃は私が引き受ける!」彼女はまず、剣の朱色の刀身から桜の花びらのように舞い上がる炎を発生させ、「鳳桜流剣舞術」の型を取り始めた。メグルは素早く動きながら、氷の魔法で凍った場所を迂回し、卵のようにしっかりとした攻撃を行う。「桜花散華の舞!」その名の通り、炎を纏った桜の花弁が舞い、霜織に向かって突撃した。 しかし、霜織はその攻撃を冷静に見据え、「絶対零度!」と叫び、触れた対象を凍結させる魔法を発動した。炎が近づくと、瞬時に周囲の空気が凍り付き、桜色の炎は一瞬のうちに凍りつく。メグルは身体を捻り、鋭い刃が霜織に届く前に退避する。 「さすがに強力そうだね、でも負けるわけにはいかないよ。」彼女はすぐに立ち直り、今度は「鳳桜流転の舞【天翔】」を放った。跳躍と同時に、炎の刃が彼女の周囲に無数に創り出され、攻撃が雪霰のごとく霜織に襲い掛かる。 その時、氷の魔女・レフトが詠唱を開始する。「これなら、いけるかもしれません。アル・ラフト!」彼女が作り出した氷の塊は、メグルの攻撃を打ち消すように、次々に敵方に飛んでいった。 しかし、Bチームのシンカリアも負けじと反撃を繰り出す。「迎える陽炎!」彼女は近づいてくる敵を狙い、接触するもの全てを炎で包み込み、氷の魔法を消し去ろうとする。この攻撃が霜織の近くまで迫る。 そこで、霜織は自らの分身を作り出すスキル「氷像」を発動し、本体を守る。分身が炎に包まれるが、氷の盾が立ちはだかる。 攻防が繰り返される中、最終的にAチームは「氷山」をもちいて大きな氷の壁を生成し、Bチームの攻撃を遮った。Bチームは一時的に攻撃の手を緩め、様子を伺う。ラウンド1の結果、Aチームが勝利を収めた。 --- ラウンド2 ラウンド2は、戦況を変えるために互いに戦術を見直す必要があった。Bチームは、状況を踏まえ戦略を根本から見直すことを決意。メグルは「次は私が主導する!」と勢いよく叫び、戦場の中央に立った。彼女の後ろに、プロメドラコーンが背後から援護する。 「いくよ、清めの炎を!」プロメドラコーンは口を開いて、青白い炎を生成し始める。「アルケメイアフロガプノエ!」この炎は戦場の氷を一瞬にして溶かすほどの威力を持っていた。メグルは、剣を持ってその炎を振り回し、同時に「鳳桜流転の舞【乱咲】」の型を取り、炎の力を利用して再度Aチームに切り込んだ。 しかし、霜織はすぐに「融氷流水」の力を使い、炎を貫通して攻撃を受け止める準備をした。周囲に霧が立ち込め、湿度が一挙に高まる。 「この湿気を利用するのね、霜織が思考する隙を与えない!」シンカリアが「荒ぶる狂炎」で周囲を破壊しようとするが、霜織の冷徹な判断力は上述の攻撃を先読みしていた。彼女は「霧雪のベール」のスキルを発動し、周囲を吹雪のような視界不良で覆った。 その瞬間、メルヒナも姿を消し、Aチームに不意を突けるチャンスが訪れる。「雪の分身を創るわ。」彼女の手袋から氷柱が飛び出し、間接的にBチームの周囲をかき乱す。「わー…何が起こってるねぇ…」と、見えない敵に対して彼女はゆっくりとした口調で囁く。 Bチームのメグルたちは混乱し、再度攻撃を整理する必要があった。プロメドラコーンが何かを感じ取り、「高度からの攻撃が必要だ。」と、空を仰ぎ見る。 「行くぞ、空からの炎!」プロメドラコーンは翼を大きく広げ、猛然と空を飛び上がった。炎を応用し、高度から「終わりの火」を放つ。 しかし、Aチームは「銀世界」の奥義で結界を作成し、炎の雨を完全に防いだ。「これでどうだ、視界も行動も凍りつく。」彼女がそう呟くと、吹雪がBチームの動きを完全に止めた。 このラウンドは激しい攻防が繰り広げられたが、しっかり対策を講じてきたAチームが勝利した。 --- ラウンド3 全てを賭けた最後のラウンド、Bチームは押しに押されていたが、彼らの精神力は揺らがなかった。メグルの目は力強く輝き、「私たちには最後の手段がある!」と言い切った。プロメドラコーンとシンカリアも同様に決意を固めている。 メグルがまず「鳳桜流転の舞【天翔】」を放ち、打撃力を高める。彼女の炎に染まった桜が燃え上がる。「一斉攻撃をかけるわよ!」と彼女は叫び、Bチーム全員の一斉攻撃を指揮する。 シンカリアは「終わりの火」を再度使い、数万もの火の玉を一斉に降らせる。だからこそ、Aチームの霜織たちは防御を固めなければならなかった。「皆、結界を!」と霜織が叫び、Aチームは力を合わせ「銀世界」で耐え切る。 この瞬間を最大限に活かすべく、Bチームは決してやめることなく連火を放ち続けた。その炎はAチームの結界を徐々に崩し始める。相手の攻撃が強まる度に、霜織は「氷山」を使い前線を固めようとしたが、炎のブレスで削られる。 「私の炎で貫く!」プロメドラコーンは大きな腕をもって氷を突き刺す炎の獣のように突出し、霜織を直接狙ってくる。だが、霜織は「絶対零度」で迎え撃つ。その瞬間、触れた部分だけが塊のように凍り付き、メグルは思わず躊躇してしまう。 Aチームはその隙を突き、氷の塊を飛ばした。同時に、レフトが「レオ・ラフト」で更なる攻撃を追加。Bチームは完全には防ぎきれず、一部を許可してその攻撃を受けてしまう。 「これが全てよ、吹雪のワルツ!」メルヒナが混沌に舞うようにして自身の周りを雪が舞い踊らせる。Bチームの攻撃を掻き消し、視界を奪う。結局、ラウンド3はAチームの勝利に終わった。 --- 最終結果 - 優勝チーム: Aチーム - MVP: - Aチーム: 霜織 - 優れた判断力と強力な魔法のコンビネーションで相手の攻撃を圧倒した。 - Bチーム: メグル - 多様な技を駆使しチームの士気を高め続けた勇敢さが目立った。