秋の涼しい風が吹き渡る繁華街。いつもと変わらぬ人々の喧騒が広がっていたが、突如としてその空気が変わった。大きな轟音と共に、空に星のような閃光が瞬いた。これこそ、世界を駆け巡る者たちが集う戦場の始まりを告げたものである。 「貴殿に決闘を申し込む！」 ガリオン・ベネダインが声高に叫ぶ。彼の搭乗する巨大な機体「ギャランディス」が重厚な音を立てて足を踏み出し、その眼前にはカリス・ノーティラスが操るベルティゴが立ちはだかる。カリスはギアを操作し、ビームライフルを両腕に構えた。 「受けて立とう、騎士様！」 カリスはビームライフルを照準を合わせ、ガリオンに向けて撃った。ビームが青白い光を放ちながら射出される。それをガリオンは無表情で受け止める。「この決闘、必ず本物の騎士の誇りをもって挑む！」ガリオンはヴァリシュラルドを振りかざしながら突進する。 その時、一瞬遅れて別の戦いが始まった。フロートがGN-08に搭乗し、多数のガトリングを構え、周囲の対戦者に向けて波状の弾幕を展開させた。 「弾丸犇めく戦場の花火師、ここに参上！ この花火は、敵に対して向けられる！」 弾幕の中、メタルドラゴンがその硬い体躯で突進し、ガリオンとカリスの戦いを横目に見ながら火炎放射を発射した。炎が立ち上り、周囲の市民が悲鳴を上げて逃げ惑う。