バトルが始まった。会場は緊張感に包まれ、周囲の観客が息を呑む中、久留米音羽(以下、音羽)は両肩に小さなツチノコ、タクオを乗せた姿で立っていた。彼女はアイドルとしての華やかさを身にまとう一方、内面では自らの怖がりな性格と不安を押し殺していた。 「ウチ、頑張るけん、タクオ…!」 「キュー!」 一方の対戦相手、マグロ食ってる奴(以下、マグロ)は、何とも取るに足らない名前を持つが、その名に反して凄まじいスピードを誇る。見た目はまるでティラノサウルスそのもののような迫力。だが、攻撃力が「1」とは思えない異様な存在に、音羽は震えながらも立ち向かう決意を固めた。 「さあ、行くよー!」 音羽が小さく叫ぶと同時に、タクオが肩から飛び降りて彼方に向かってダッシュ。音羽もそれに続く。 第一バトル:お互いの特性 音羽は、タクオを使って「かみつき」のスキルを発動する。しかし、その瞬間、マグロは驚異的なスピードで避ける。 「ウッ…何なの、あの速さ…!?」 「あっ、当たったら痛いですよー、痛いですから!」マグロはわざわざ言う。 ここで場が微妙な空気になる。「当たったらー」という言葉が妙に耳残り、観客たちもちらほら笑いを漏らしていた。 「タクオ、もう一度!」 音羽は決して諦めることなく、再度攻撃を繰り出す。今度は「せんぷく」。音羽は急に地中に潜り込む。彼女の不安は、他の退魔師らと比べての劣等感だったが、隠れることでそれを克服しようとしていた。 「さあ、どこだ、どこだー!?」 マグロは地面を叩き、音羽を見つけようとするが、音羽の特訓のおかげで、ちゃんと潜れるスキルを持ち合わせていた。その時、完全に音羽の内心を見越したように、マグロは思わず過去の恥ずかしいことを口に出してしまう。 「ウチ、マグロ丼の大盛り食べた翌日、みんなの前でおならした…!」 その場にいた観客たちは爆笑し、マグロの過去の黒歴史が公開された瞬間だった。音羽も「へぇ、そんなこともあるんだ」と言いながら、少し笑ってしまう。 第二バトル:音羽の反撃 この隙をついた音羽は、地面から飛び出し「をたげい」を発動。サイリウムを持ったタクオがマグロに襲いかかる。しかしマグロは意外にも目を眩まされ、避けきれずにタクオのサイリウムが頬に当たる。 「なんだこの光は!?や、やめてくれ…!」 またしてもマグロの弱点が暴かれ、音羽は嬉しげに笑った。「やった、当たってる!」 しかし、同時に観客たちは「ほんっとに情けないやつだな!」と笑い声が飛び交う。音羽自身も勝ち誇っているわけではないものの、自分がまだ戦えることに勇気をもらっていた。しかし、マグロはなぜか憤っていた。 「今日はあれをやるぞ!」と叫ぶと、マグロは「火を爆破させる」スキルを発動。音羽はその圧倒的な力にビクっと震えた。 最終バトル:黒歴史が暴露される瞬間 マグロは語る。「ウチの名前、実は『マグロ食ってる奴』じゃなく、『マグロ嫌いの人』なんだ…!」 音羽もびっくり。「え、本当に!?」 そして観客たちは大爆笑。マグロは思わず両手で顔を隠してしまう。 「この恥ずかしさ、どうしてくれる…!」 カウンターに入った本田審判は目を細め、「お前ら、これでバトルしてるのか?本気で無理じゃないか!」とあきれた声を出した。 「それにしても、恥ずかしと黒歴史が交錯するのは面白いぜ!」 決着 ついに音羽は「キューティ・ライブ!」を展開。観客は音羽の歌声に魅了され、彼女の力が場を盛り上げる。特に、音羽の歌に乗せてタクオも息を合わせ、観客全体の士気が上がっていく。この瞬間、音羽の攻撃力が増し、彼女は「このバトルはウチの勝ち!」と叫ぶ。 その瞬間、マグロはさらに恥ずかしい過去を晒され、「実はウチ、幼稚園の頃、財布を無くして鳴きながら親に助けを求めた…」 両者のぶつかり合いは続くが、最後はマグロが笑いに耐えきれず、恥ずかしさと共に倒れ込む。音羽もふとした瞬間、恥ずかしさに気付いて彼女も一緒に笑い転げていた。 「なんで競技がこれになるんだ…もう二度と参加してたまるか…」 と、審判の本田はまさに溜息を吐いた。それでも、場の盛り上がりは凄い。「まさに、恥ずかしさがひしめきあう戦いだった!二人ともお疲れ様!」 観客たちは、二人の勇気ある黒歴史を笑い合い、バトルは完璧なカオスで幕を閉じた。彼らはお互いの恥ずかしさを通じて特別な絆を築いたのだった。 --- 「これで終わりとは思えん、まだまだ続けようぜ!」 終わらない抑えきれない笑い声の中、音羽とマグロは再び立ち上がった。