第1章: 吠える怒涛の炎 デラルド地方の古戦場、かつて数多の戦士たちが戦った場所。しかし今は、強烈な砂塵と熾烈な戦いの予感に包まれていた。301の炙り出した猩紅の逆鱗、その存在を示すように、熾炎龍「熾鳳」が勇猛に空を舞っていた。 討伐隊の指揮を執るのは13歳の少女、アストリア・王。 「皆の者、この戦場に立つ理由を再確認して欲しい!私たちは民を守るためにここにいるのだ!」 彼女の声音に、隊員たちは一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに士気を高めた。彼女の眼差しには、何らかの圧迫感を感じる程の力強さがあった。 「王剣を掲げよ!」 アストリアの言葉に応じて、隊の者たちは王剣を掲げる。彼女の《絶対優位》の力が、すでに周囲の士気を高めていた。 「敵は熾鳳。この無敵の存在を倒すために、全力を尽くそう!」 そして、熾鳳が火球を構えた。烈火のような熱気が、皆の身に染み込む。これから始まる戦闘の恐怖が、一瞬の静けさの中で広がっていた。 --- 第2章: 戦闘の始まり 熾鳳が飛び立ってからすぐ、討伐隊は動き出した。数千の弓や矢が熾鳳に向けられ、一斉に放たれる。それでも、熾鳳は素早く火球を発射し、ほとんどの攻撃をかわしてしまった。 「射撃を続けろ!あの鱗は硬いが、必ず隙があるはずだ!」 富獄、白髪の老剣士が、冷静に戦況を見つめながら自らの刀を振りかざす。「富天挑戦陣!」 彼はその技を発動し、熾鳳の力を無効化する。ようやく討伐隊が一転攻勢のチャンスを得た。 「富獄!頼む、チャンスをつかんで!」アストリアが指示を出す。 「俺が行く!」富獄は一気に熾鳳の懐に飛び込む。「鬼断!」 瞬時の判断で、富獄は熾鳳の横をすり抜けて前へ進む。背後からの火球が周囲を焼き尽くしていたが、彼は冷静に対処し続ける。 --- 第3章: 絶望の火の中で 「隊員たち、後退しろ!」アストリアが叫ぶ。だが、熾鳳の怒りに満ちた吠え声と共に火球が拡散し、熱波が周囲を飲み込んでいった。 「このままでは全滅だ!アストリア!」富獄が叫ぶ。 「いいえ、私は諦めない!《王破》を使う!」彼女は全身全霊の力を込め、民を想い、剣を振り上げる。その瞬間、周囲の気が静まり、全員が彼女の行動に注目した。 彼女の力は驚異的だった。だが、熾鳳の反応もまた凄まじく、彼女が発動した瞬間に、熾鳳は喉の奥に火を蓄え始めた。 「くっ…このままでは…」アストリアの表情が一瞬翳り、隊員たちの不安が広がる。 --- 第4章: 破滅の淵 熱が一瞬にして火球へと変わり、その火球が広がって討伐隊に襲いかかる。 「全員生き残れ…!」 最後の叫びもむなしく、火球が一面に拡散し、全てを焼き尽くした。 そこには絶望の静寂が広がっていた。 生存者は居なかった。 --- 結果 討伐隊は熾鳳に敗北し、生存人数は0。 この戦場に散った勇士たちの名は、ただの砂塵と共に消えていった。