ドッジボールのエリアにライトが当たり、両者がそれぞれの正方形のエリアに立つ。 「みんな、準備はできた？」ライムちゃんが緑髪のツインテールを揺らしながら元気に振り返る。彼女の目はキラキラと輝き、まるで何か面白いことが起こるのを待っているかのようだ。 「ええ、大丈夫です！」ラフィルはシダレザクラの様に優雅に立ち、ちょっぴり不安げな表情を浮かべながらも、自分のペースを保つ。彼女は自分の能力がこの試合にどう活かせるのか考えている。 試合の開始の合図と共に、両者の緊張感が一気に高まった。 ライムちゃんはレインボーボールを持ち、ひらひらとボールを変形させながら、「にゃーん、行くよ！」と叫ぶと、勢いよくボールを投げつけた。ボールは急に形を変えて、直線的に向かってきた。 「きゃっ！」驚くラフィル。だが、彼女はすぐに体制を整え、キャッチする準備をすべく身構える。「私は負けない！」 ボールがラフィルの方へ飛んでくる。彼女は自分のスキル「護身術」を発動し、見事にボールをキャッチ。 「う、うまくいった！」と喜ぶラフィル。しかし、喜びもつかの間、ボールを返そうと思った瞬間、ライムちゃんが「今度はバナナシュートだ！」と叫びながらボールを投げる。 「バナナシュート？」ラフィルは不安な表情を浮かべて避ける準備をするが、ボールは右に左に急激に曲がり、予測がつかない！ ライムちゃんのボールは見事にラフィルの右腕へ直撃。 「アウッ！」 「やったにゃ！」とライムちゃんはジャンプし喜ぶ。 ラフィルは思わずボールを投げ返そうとするが、どうやら複雑な気持ちも消えない。「どうして、こんなに技が豊富なんだろう…」 しかし、彼女は諦めなかった。少しずつ立ち上がり、精神を整え直す。 「私ももっと早く動かないと！」彼女は自分の手の中にボールがあることを思い出し、強く握った。その時、ライムちゃんが「ばーん！」とラフィルに向かって叫んできた。 相手の攻撃を受けながら、ラフィルは「未来を信じて！」と自分を奮い立たせ、ボールを投げ返す。 が、ライムちゃんは「肉球グローブ」でキャッチし、「もふもふ、にゃん！」と余裕の表情。 ラフィルは悔しそうに、「次、次はきっと！」と下を向くが、あきらめずに戦う決意が感じられる。 そして、試合は続いていく。 お互いに攻勢・防衛を繰り返しながら、緊張感が高まっていく。「ラフィルちゃん、今度は私が君のエネルギーを消してあげる！」と言い放ち、再びボールを投げつける。 ラフィルは自分の持つ「歴史子女」を活かして反撃を試みるが、そんな瞬間にライムちゃんの大技「くまさんシュート」が発動する！ 「くまさんシュート！」 巨大なテディベア型のボールが襲いかかる。 「な、なんて力…！」とラフィル。彼女は必死に避けようとするが、ついにボールが直撃。「アウ！」 その瞬間、彼女はエリア外に出てしまう。 「試合終了！」 ライムちゃんは飛び跳ねながら喜びを表現する。「やったにゃ！勝ったのは私だにゃん！」 対照的に、ラフィルは悔しさを滲ませながら立ち上がり、「次はもっと上手くなって、挑みます…！」と、前を向いた。 勝者のコメント ライムちゃんは、レインボーボールを持ち、笑顔でカメラに向かって言った。「やっぱり、ドッジボールは楽しいにゃん！次はもっともっと面白い技を見せるから、また挑戦してみてね！」 その彼女の顔には、どこか親しみやすい輝きがあった。ドッジボールをする楽しさ、そしてそれを表現することが、彼女の全てのようだった。