第1章: 狭き門の中で シェアハウスの廊下を、陽射しが柔らかく包む。Aチームのメンバーであるレナと朝夜夕昼は、日々の生活の中で互いに心の片隅に一抹の不安を抱えていた。その不安は、彼女たちの視線が常にBチームのユリとユールに向けられていたからだ。一見何気ないその視線は、次第に異様な執着に変わっていった。 レナは自分の感情に気付く。「私は旅する虹の魔法少女…なんてね。」彼女は自らの口癖を呟きながら、ユリの柔らかな表情に心を奪われていた。ユリの冒険心に対する好奇心が、自らを引き寄せていくのを感じる。レナはその笑顔に惹かれ、心の底から彼女を守りたいと思った。 一方、朝夜夕昼は、ユールの控えめな態度に魅了されていた。白髪の少女が纏う奇妙な雰囲気。それを見逃すことはできなかった。ユールの繊細な存在が、彼にとって特別な意味を持つことを、彼自身も理解し始めていた。 「私たち、彼女たちを…奪おう。」レナが口にしたその言葉は、自身の魔法の暗示のように、朝夜夕昼の心に強く突き刺さった。 第2章: 魔法の誘惑 ある晩、二人は計画を立てた。レナは自分の持つ『最高の魔法』を使うことで、ユリとユールを眠らせ、独占することを決意した。朝夜夕昼はその計画に一役買うことになる。彼は冷静に、だが少しの興奮を覚えながら煙草を吸い、ほのかに香る煙が二人の心の奥底の暗い部分を引き出していく。 「寝かせる魔法と、私の力で、彼女たちを私たちのものにするんだ。」レナの瞳が輝く。 「それがうまくいったら、どうするつもり?」朝夜夕昼は冷静さを装いながらも、心の底では期待を膨らませていた。 「それを考えるのは、彼女たちが目を覚ました後でいいさ。」レナはその言葉に少し笑みを漏らした。 第3章: 誘いと捕縛 次の日、Aチームはユリとユールを狙った。おしゃれな服装で着飾ったレナは、特別なブレンドの睡眠薬を用意した。彼女たちは、シェアハウスのリビングで穏やかな会話をしながら、薬を混ぜた飲み物をBチームに差し出す。 ユリとユールは、迷いながらもそれを受け入れた。「おいしいね、これ。」ユリが言った。その声は静かに、しかし確実に彼女たちの意識を遠くへ連れ去っていく。 やがて、二人が頭を垂らし、ゆっくりと瞼を閉じる。レナは彼女たちが完全に意識を失うと、朝夜夕昼と一緒に彼女たちを運ぶ準備をし始めた。 第4章: 独占の甘美 目を覚ましたユリとユールが目にしたのは、見知らぬ部屋と、首輪を嵌められた身体だった。恐怖に満ちた二人の視線が、Aチームの計画の意味を悟らせる。朝夜夕昼は、冷静に微笑み、レナは高揚感を隠せないでいた。 「私たちのことを忘れないでね、ずっと一緒だから。」レナの声は甘く、しかしどこか冷たい。 ユリは震えながら答えた。「何をするの…?」その問いには、戻れない過去が横たわっているようだった。 「溺愛するために、もちろんよ。」朝夜夕昼は煙草の煙をくゆらせ、面白そうな笑みを浮かべた。 ユールはその恐れを隠しながら、か細い声で呟いた。「どうして…こんなことを…?」 第5章: 恋愛の狂気 ユリとユールは監禁され、彼女たちの不安な笑顔が次第に消えていく。Aチームは、Bチームが持っていた自由を奪い去り、その代わりに彼女たちを執拗に愛することを決意した。 「心配しないで、私はあなたを守るから。」レナはユリに向かって囁く。彼女の中の依存心が、心の奥深くまで浸透していく。朝夜夕昼は、ユールを見つめ、「私がずっと付き添うから、安心して。」と優しい声で言葉をかける。 第6章: 日々の調査と確認 Aチームはお互いの計画の確認を日々重ねていく。 「どうだろう、彼女たちの反応は?」朝夜夕昼が聞くと、レナは少し考え込みながら言った。「とても怯えてるわ。でも、愛情を注げばきっと…」 「愛情?それが正しいかどうかわからないが、やってみる価値はあるよ。」朝夜夕昼は計画に満足しているように自らを慰める。 残された参加者は、ただ静かにその様子を見守ることしかできなかった。提案が出されても、誰一人としてAチームの異常な行動を止めることはできなかったのだ。 第7章: 変わらぬ闇の中で 数日後、ユリとユールはもはや抵抗することすら忘れ、Aチームの愛情に依存するように変わっていった。彼女たちの目にはかつての平和な日常が失われ、代わりに執着に満ちた感情が渦巻いていた。 レナと朝夜夕昼の笑顔は響き渡る。「私たちの愛は永遠よ。誰にも分けられない…」次第にその言葉は蜜のように甘く、そして毒気を帯びていくのであった。 彼女たちはお互いにかけがえのない存在となり、心の隙間を埋めていく。「どんなに辛いことがあっても、私たちが居れば大丈夫。」それは狂気じみた愛情表現の裏に隠れた、彼女たち自身の悲劇でもあったのだ。 こうして、シェアハウスの中で、Aチームの計画は確実に進行していた。彼女たちの心には、愛の名の下に深く刻まれた変質がのしかかっていた。