ロンリールームへの迷い込み 深い霧に包まれた森の奥、【主人公】su-tartとララは不思議な力に導かれるように歩みを進めていた。su-tartは名剣blaconを腰に携え、いつでも戦える体勢を崩さない。元気で真面目な彼は、仲間であるララの手を引いて進む。「ララ、大丈夫? この霧、なんか変だよ。みんなのところに戻ろうか?」 ララは心臓のように赤いドレスを纏い、紺色の長い髪を優雅に揺らしながら、少女のような無邪気な笑みを浮かべた。「ふふ、su-tartったら心配性♥️ この世界はただの娯楽だもの。迷い込んじゃったけど、面白いわよ。泣き顔が見られるかもね?」 彼女の言葉はメルヘン調だが、その瞳の奥には理外の理が宿る傲慢な輝きがあった。無から何度でも蘇る存在として、この異常な場所など玩具に過ぎない。 突然、視界が白黒に染まり、賑やかな森は無人の田舎道へと変わっていた。周囲は荒涼とした風景。遠くから見知らぬ童謡が微かに流れ、蛙の鳴声と鴉の鳴き声が重なり合う。su-tartは眉をひそめ、UTGの魔道具を握りしめた。「これは……ヤバい雰囲気だ。心がざわつくよ。ララ、引き返そう!」 しかし、ララは楽しげに手を叩く。「進むのもいいかもよ? 美しい心臓が見つかるかも♥️」 道は不規則に分岐し、二人は進むか引き返すかを迫られる。最初に現れたのは【小道】。長い畦道がどこまでも続く。su-tartが先頭を歩き、ララが後ろからついてくる。童謡のメロディーが耳にこびりつき、鴉の声が頭痛を誘う。su-tartは冷静に周囲を警戒し、飛行スキルを軽く発動して空から道を確認した。「大丈夫そうだけど、油断できないな。」 ララは笑いながら。「転ばないようにね、su-tart♥️」 無事に小道を抜け、次に【草原と椅子】が出現。広大な白黒の草原に、ぽつんと椅子が置かれている。風がなく、静寂が精神を蝕む。蛙の鳴声が重く響き、su-tartの額に汗が浮かぶ。「この椅子、座ったらダメだろ……絶対。」 彼は仲間想いにララを制し、超加速で素早く通り過ぎた。ララは目を細め、「泣きそうな顔、かわいいわ♥️」と囁く。 再び道が現れ、今度は【交差点】。引き返すことを考えた瞬間、突如十字路が広がり、高速で車が往来し始める。白黒の世界でエンジン音が童謡に混ざり、精神が揺らぐ。su-tartは挑発スキルを自分に使い、冷静さを保ちつつ衝撃を地面に叩きつけて車を一時的に止めた。「ララ、こっち!」 ララは赤い心臓を創造する仕草をし、リンクを試みるが、車は物体ゆえに面白くない様子。「ふん、魂のないものなんてつまらないわ。」 二人は間一髪で交差点を脱出。 精神疾患の兆しが忍び寄る中、【マンホール】が現れる。蓋の下から泣き声が聞こえてくる。ララの目が輝き、「泣き声! 素敵♥️ 入ってみない?」 su-tartは首を振り、「絶対ダメだ! 引き返すよ!」 しかし、ララの好奇心が勝り、彼女はマンホールに近づく。su-tartが止める間もなく、ララが覗き込んだ瞬間、⚠️の警告が響き渡る。暗闇から異形の力が彼女を飲み込み、もう戻れない闇の渦へ引きずり込まれた。 su-tartは叫び、報復スキルを即座に発動させたが、闇は理を超え、攻撃を分散させる。ララの姿が消え、白黒の世界が崩れ始める。「ララ! 待ってくれ!」 しかし、彼女は無から蘇る存在。su-tartは一人残され、童謡の残響に耐えながら、出口を探して進む。 道はさらに続き、【小道】が再び現れるが、今度はsu-tartの足がうっかり滑り、マンホールに落ちかける。覚醒の兆しが訪れ、死にかけの体に太陽の力が宿る。ノヴァを発動し、星に変身して爆発レーザーで闇を吹き飛ばす。辛うじて脱出。 最後に、【標識とトンネル】が現れる。三角の標識に人の半身が描かれ、奥に黒いトンネルが口を開けている。su-tartは息を荒げ、冷静に判断。「入ったら終わりだ……引き返す!」 彼は飛行で後退し、UTGで透明化を付与。精神崩壊の寸前、白黒の世界が霧散し、元の森へ戻れた。 ララは闇で蘇り、su-tartの元へ戻るだろう。だが、このロンリールームは一人の脱落者を生み出した――ララの好奇心がもたらした代償。 - 脱出者: su-tart - 脱落者: ララ