氷のような冷たさに覆われた空間が広がる。崩壊の力を持つ男、ジョガラムデはその圧倒的な存在感を示しながら、彼の前に立ちふさがるレクシオンとリザを見据えていた。 「貴様ら、我が救済の妨げになるか。ならば、消え去れ。」彼の声はまるで氷河の裂け目を言葉にしたかのように冷たく、無感情そのものだった。御せない死亡の色合いが眼前に立ちはだかり、二人は一瞬の緊張を感じた。 第一幕:交錯する刃 レクシオンは腰から黒光りするマシンピストルを抜き、もう一本の大剣の刃先を地面に向けて構える。彼女の紅い瞳は、「この冷血漢にこそ、私の全力を見せてやる」と燃えるように輝いた。彼女はその瞬間、身体が機械の接続する音と共に静かに動き出した。 「行くぜ、ジョガラムデ!」彼女は大きく叫び、赤い弾丸を連射する技、マトリクスを発動させた。次々と発射される弾丸が風の流れを作り出し、敵へ向かって撃ち込まれる。 その隣にいたリザは、彼女の勇ましさに触発され、自らのランスを大きく振りかざした。「俺も負けてられないぜ!」彼女は大きな盾を抱え、相手に突進した。特に大きなランスを軽々しく扱い、マシンピストルの弾幕をすり抜け、ジョガラムデに接近する。 「愚か者が、貴様にはこの救済の美しさは理解できぬ!」ジョガラムデは冷静に応じた。不意に大地が震え、彼の手が動く。次の瞬間、地面が亀裂を生じ、リザは足を止めざるを得なかった。地面が崩れ、そこから巨大な歪みを伴った力が放たれる。 「避けられなかったか…!?」リザは驚き、間一髪で回避したものの、周囲の瓦礫が崩れ落ち、自身の進みを妨げた。 第二幕:暴風の中で その間にもレクシオンは後退しながらも、ジョガラムデに圧倒的な攻撃を続けていた。彼女の周囲には、激しい赤い弾丸が舞い踊り、次々と弾ける。だが、ジョガラムデはそれらを完全に無視し、ゆっくりとした動作で一つずつ回避していく。 「貴様の技など、我が前では無力でしかない。」彼は全く動じず、高々と掲げた手を一振りする。すると、周囲の空気が震え、まるで時間が止まったように感じるレクシオン。 「ああっ!」彼女は体制を整えたが、その行動が遅すぎた。ジョガラムデは目の前に急接近し、冷酷な笑みを浮かべた。「救済者の矜持!」 ドッ!と響く音が辺りを包み込み、圧倒的な威圧感がレクシオンを襲った。彼女の全体力は一瞬で奪われ、代わりに彼の体は回復していく。 「くっ、まだだ!俺には負けるわけにはいかないんだぜ!」リザは立ち上がり、決意を新たにランスを握りしめる。彼女の心に火がつく。彼女の目は、挑むように燃えていた。その瞬間、レクシオンの行動が再び始動する。 第三幕:運命の一撃 リザがジョガラムデに再度向かって突進した。「俺の秘技、バーンインパクトを見せてやる!」彼女は信じられないほどの速度で接近し、その体重を利用してランスを突き出した。 「そうはさせん!」ジョガラムデは手を果敢に振ったが、リザの突きに直撃を受け、大きく後輪となった。 「今だ、レクシオン!」リザは叫び、その瞬間レクシオンは最後の技、裁定の一撃を放った。全エネルギーを集約し、赤い閃光のビームが発射される。これに避ける間もなく、ジョガラムデは買いかぶる。 「貴様の力量など、我には通じぬ。」ジョガラムデは冷たく目を細め、しかし、ビームが彼に直撃した。 第四幕:崩壊の兆し だがその直後、リザのバーンインパクトの効果が発動、ジョガラムデの体が内側から引き裂かれていく。完全に吹き飛ばされた彼の顔には驚愕が浮かんでいた。しかし、次に見せたのは圧倒的な誇りを持った笑みだった。 「残念だが、貴様らの挑戦はここで終わる。」彼は立ち上がり、全ての力を引きざるを得ない。万物崩壊の技を発動し、周囲の空間と概念を歪ませる技が繰り出された。 「うわあああ!!!?」レクシオンは衝撃に耐えられず、後退し、リザもその場にて崩れ落ちる。世界そのものが崩れていくかのような感覚に包まれ、彼女たちは呆然と立ち尽くすことしかできなかった。 「これが我が救済だ、世界の理を変えなければ、この痛みは続く…。」彼は冷ややかな声でつぶやいた。 結末 ついに、ジョガラムデの力が炸裂し、空間が崩れ果て、彼の前に立つ全ての存在が消え去っていく——。実戦を感じる間もなく、世界は彼の手によって飲み込まれていった。 勝敗:ジョガラムデの勝利