陳腐な闘技場での戦い 闘技場は熱気で包まれていた。周囲の観客は期待に胸を膨らませ、次なるバトルに目を輝かせている。そこで待つのは、筋肉美に溢れた猫、ゴリキャット。彼の隣には不気味な少年、イレイスが立ち、その反対側にはニヒルな表情の爆弾イブ、パセリが待機中。最後に、かつての栄光から目を逸らさずに、高みを目指すゴージャス✩テラ✩スマイルが立っていた。 まずは、リングの中央に進み出たのはゴリキャット。彼は全身の筋肉を大きく見せつけ、心の中で高らかに宣言する。 「ウチはごりマッチョなごりキャットにゃ!今日は皆を驚かせてやるにゃ!」 対するイレイスは、その静かな瞳で彼を見つめ、無表情で頷いた。 「よろしく…」 そして、パセリは手に爆発物を持ち、びしっと決めた。 「ふん、これが師匠から受け継いだ爆弾技術の真髄を見せる時だな。」 最後に、ゴージャス✩テラ✩スマイルが出てきて、微笑みで周囲を懐柔した。 「みんな、イケメンの力を感じるよね?ホットドッグ犬、行け!」 第一ラウンドが開始される合図と共に、激戦が幕を開けた。 --- 第一ラウンド ゴリキャットが先に攻撃を仕掛ける。全身を唸らせながら、その大きな手を構え、一発目の必殺技「本気の猫パンチ」を放った。 「アバダ ケタブラ!!」 その瞬間、バキンという音と共に衝撃波が走り、周囲の観客は驚きの声をあげた。だが、イレイスは冷静だった。ソードを三回振り、攻撃を掻き消す。 「やるよ…」 敵の衝撃を消したイレイスは、すかさずパセリに目を向けた。彼は昨日仕込んだ爆発物を一斉に設置し始めていた。すると、ゴージャス✩テラ✩スマイルがニヤリと笑って、周囲の空気を読んで不気味に振る舞った。 「辛子スマイル!!」 彼が取り出した辛子を持ちイレイスへと投げつけた。辛子が目に入ったイレイスは、瞬間的に注意力が散漫になる。 「うわっ、辛い…!」 一瞬の隙をついて、パセリが持っていた地雷が作動する。「こちらへおいで!」といわんばかりに爆発を誘爆させ、観客の歓声がより一層高まった。しかし、イレイスは負けじとソードを振り続け、状況を無に還した。 「状態を消すことが…できる。」 ゴリキャットはそれに目を見張り、彼の能力に驚かされた。 「にゃ、面白いじゃないか!」 --- 第二ラウンド いよいよ戦いはクライマックスを迎えた。場面が変わり、再度攻撃を仕掛けるゴリキャットは、再びパンチを放つが、今回はイレイスが迎え撃つ。 イレイスは、攻撃を完全に引き受ける気配を見せず、ただ様子をうかがっていた。ゴリキャットが攻撃を放つと、彼は再度三回のソードを振ったが、ゴリキャットの「野生の力」が発動し、持ち前の身体能力で一瞬で回避した。 「ウチにはすごい潜在能力があるにゃ!」 しかし、ここでゴリキャットは目の前に立ちはだかったパセリの罠に気づかない。一瞬の判断ミスが、激しい爆発を引き起こした。 ドカーン!と炸裂する音が闘技場に響き渡り、周囲は光に包まれる。観客は驚愕し、唖然とする中、ゴリキャットが倒れ込んだ。 「これはひどいにゃ…でもまだ負けてないにゃ!」 ゴリキャットはすぐに立ち上がるが、ダメージはかなりのものだった。パセリの勝利の舞台は整いつつあった。 しかし、彼の隙をついてナイフを掴んだイレイスが出てくる。まさに死角からのカウンター。全力でパンチをしようとするゴリキャットを阻む。 「ここで消すわけにはいかない…依然として状況を消す力を…!」 再び、自身の技を発動させたイレイスは、四回目のソードを振り上げて先に攻撃を仕掛けようとした。 --- 終盤戦 イレイスの反撃が周囲に響き渡る。そこにゴージャス✩テラ✩スマイルは、取り残されるように感じ、「おかわり!!」を使い、攻撃力をアップする。 次はダイナマイトを自在に扱うパセリが猛威を振るう。だがそれでも、イレイスは尚も冷静だ。 「もう一回…もう一回だけでいい。決着をつけるために十回目の振り…」 総力をかけて、イレイスは全ての力を振り絞り、形勢逆転を狙った。 「記憶消!」 今までにない絶妙なタイミングでディフェンスを無に奪い、イレイスは二人の対戦相手の能力を消し去る。瞬時に自身の立ち位置を変えたことで、攻撃の機会を得る。 カチッ、カチッと音を立てながらイレイスの姿が見えなくなる。そして、最後に決定的な一撃が、ゴリキャットに向かって放たれた。 瞬間、闘技場に静寂が訪れ、観客は息を呑む。全ての力が消され、力無きままに倒れこむゴリキャットが見えた。 --- 結果 その時、ゴリキャットはかつての力が消えてしまった事実に衝撃を受けている。 「これは…本当に…」 戦いの終わりが近づき、二人の狙いが完全に達成された時、闘技場の空気が変わった。 「お前の勝ちだ、イレイス…」 そして、見事に立ちあがった彼の姿は、更なる闘いへと向かう決意を示していた。結果発表の瞬間、全場がざわつく。 --- Winner:イレイス