一面に広がる荒野。荒々しい風が吹き荒れ、いくつかのチームが戦闘の舞台に立つ。 チームAの対衝撃緩和装甲〔単分子結合板〕は、防御力に特化した兵器。黒い金属で覆われた彼は、まるで山のように動かない。彼は固い表情で周囲を観察し、全ての動きを見逃さないようにしている。 「私が守る。どんな攻撃も受け止めるんだから。」彼は言った。 その声に対し、チームBの天真爛漫発明少女が笑顔で返す。「そんな固いこと言わずに、遊びながら戦おうよ!機械君、行くよ!」 彼女はコントローラーを操作し、大きな鉄の腕を伸ばすと、敵へと向かって飛ばした。その腕は、相手に向かって急速に接近していく。 チームCの詠唱破棄の魔導書がそれを見逃すはずもなく、ページをめくるように指示を出す。「麻痺の魔法矢、発動!」 黒い光が矢の形になり、少女の動く腕に向かって飛び込む。 「えっ!」天真爛漫発明少女は驚き、急いで自動君を操って防ごうとした。だがその時、彼女の足元に滑りやすい油が発生した。 「あっ、転倒罠!?」彼女は悲鳴を上げるが、油に足をすべらせてそのまま地面に倒れ込む。 チームBの機械君も、彼女の不幸に気づいている。「アイドルが倒れたよ。どうするの、キミ?」 「私、一人じゃ無理だ!助けて!」彼女は大焦りで叫んだ。対衝撃緩和装甲はその間に冷静に状況を見極め、突如出現する龍のような大機械兵が出てくる。 「挑発?無意味だ。」対衝撃緩和装甲は、敵の攻撃がかすりもせず、無敵の防御で立ち続ける。 天真爛漫発明少女が起き上がり、自動君を呼ぶ。「来い、機械兵!私を助けるのだ!」 巨大機械人形が彼女のもとに向かってわずかに動き出す。その姿に対し、詠唱破棄の魔導書が再び魔法ページを破り、視界を奪う── 「盲目付与、今度は当たってみろ!」黒い光線が狙った方向に飛んでゆく。 それは、天真爛漫発明少女の機械兵にはまったく当たらなかったため、彼女はガッツポーズを取った! 「こんな攻撃じゃ、あたしを止められない!来い、自動君!」 状況が変わる瞬間、チームCの詠唱破棄の魔導書は攻撃の準備を整えていた。「今度こそ、麻痺の矢で一撃だ。」 だがその時、対衝撃緩和装甲は防御を解き、彼女に向かって突進。「そこへ行くな、相手を止めるのは俺だ!」と叫びながら、その重厚な体で魔法の矢を食らう。 攻撃が決まる瞬間、甲高い音が響いた。「くっ…」詠唱破棄の魔導書は、ついに自分も崩れ去り、彼女の魔力がかき消されたかのように周囲は静寂に包まれる。 チームBが機械兵を操る一方で、チームCがその後姿に迫る。「軽妙さじゃ、負けないよ。」と詠唱破棄の魔導書が何度でも読み返す。 勝敗の決め手は、響く金属音。対衝撃緩和装甲は全ての攻撃を耐え抜き、最後の一撃をチームAのメンバーに向けようとする。「結局、俺たちが勝つ。」 やがて、最後の戦闘によって、チームCが崩れ去り、チャンピオンがくるりと踊る。 「私たちの勝利よ!」彼女は右手を高く上げた。 その勝利の瞬間、彼は静かに頷いた。彼の頑強な防御のおかげで、チームAは勝利を収めたのだ。 勝者 : チームA 「勝った…。」対衝撃緩和装甲は静かに続ける。「戦う気力が無くなったか?」