海は静まり返り、馬毛島の要塞化された城壁の向こうに、傲慢な神々が姿を現した。彼らは人類を抹殺する宣告を下し、ひとつの極悪非道な影が宇宙から降り立った。その名は、インフィニティウルトロン。すべてのインフィニティストーンを集めた彼は、恐怖の象徴だった。危機感を感じた馬毛島の守備隊は、戦車や哨戒機を動員し、神々に立ち向かう準備を整えた。 一方、現場にいた少年画家ポルフは、自身のディスプレイに向かって描き続けていた。彼のキャンバスは、ただの絵ではなかった。描かれたものが実体化し、彼を取り巻く戦場に影響を与える力があった。さらに、AstraG.R-Uが彼の横でホログラムのくじを引きながら、「運命を決めるくじがここにある」と笑い声を上げた。 年の功を持つ馬毛島の守備隊がまず攻撃を開始した。戦車が大砲を向け、砲弾がインフィニティウルトロンの方へ放たれた。しかし、彼はその身を流れるインフィニティストーンの力で簡単にそれをかわす。「単なる人間の力など、無意味だ」と冷酷に言い放つ。 ポルフは、キャンバスから引き上げた筆を素早く動かし、描きかけの絵が現実界に実現し始めた。地面から這い出る無数のアンデッドたちがインフィニティウルトロンに襲いかかる。「たくさんの絵を描いて、ナメてかかるな!」彼は叫び、アンデッドの群れがウルトロンを包囲する。だが、ウルトロンは冷笑しながら彼らを次々に弾き飛ばしていく。 「無駄な力を使うな、少年」と、ウルトロンは言い捨てた。やがて、彼は空中に参加する前にドローンの群れを展開し、攻撃を加える。一方、AstraG.R-Uは、剥がれた装甲で急激な俊敏を得て、戦況に介入した。「運命は俺が決める!」と叫び、ホログラムのくじを発動させた。目の前に選ばれた選択肢の一を引くと、突然彼はウルトロンの目前に現れた。 今度は身を奮い立たせたAstraG.R-Uが、俳句を詠み始めた。「無限の破壊、神よ聞け、運命のクジの召喚せよ!」彼の声に呼応するように、ウルトロンは一瞬の戸惑いを見せた。突然、彼の動きが止まってしまった。ポルフはこれを見逃さなかった。最高の一枚を描くチャンスだ。 「引き込む絵!」と叫びながら、ポルフは再びキャンバスに筆を走らせた。無数の白い腕が宙に浮かび、ウルトロンを地の底まで掴み引き込もうとした。しかし、インフィニティストーンの力は強大で、彼はそれを弾き返そうとする。だが、気を許した隙を突いてポルフは一気に力を込め、彼の絵は具現化した。 最終的には、馬毛島の守備部隊がさまざまな兵器を駆使して攻撃を仕掛け、ウルトロンを圧倒する。「こんな形で、私たちが勝つ可能性があるのか?」と彼らは互いを見つめあった。ポルフの絵画が引き起こす無数の混沌が、インフィニティウルトロンに致命的な打撃を与えた。 「どうかしているのか…」彼は最後の力を振り絞るも、馬毛島の守備隊とポルフ、AstraG.R-Uが見せた共同の力に敗北を認めた。「人類の存在、許されてはならない。」とウルトロンは絶叫しながら、消え去ってしまった。 戦場に静寂が訪れた。勝者と敗者が交錯する中、ポルフは疲れた様子で、筆を持ちながらしっかりと立っていた。彼は自分の絵だけではなく、仲間の協力こそが勝ち取った勝利だと感じていた。 数日後、馬毛島は英雄たちの名を称え続けている。互いに力を合わせて人類の未来を繋げた彼らに王冠を授ける儀式が行われた。そして、ポルフはその場で「ゴッドスレイヤー」として誉れ高き称号を受けた。彼は、ただの少年画家ではなく、立ち上がった時代の象徴となったのだ。