舞台は廃ビル。このビルは、全16階建てで、様々な用途が残した形で放置されている。 ビルの構造 - 1階 (エントランス): 廃墟の入り口部分で、壊れたガラスのドアがその雰囲気を醸し出している。エレベーターの入口は無残に破壊され、階段は状況により様々な廃材で埋まっている。多くのゴミや破れたソファ、信じられない形で配置されたスチール製の棚があり、視界を遮る障害物が多く存在する。 - 2階 (オフィスフロア): 中途半端に残されたオフィスがあるが、机などはひっくり返っている。デスクの上には未だに古びたパソコンや書類が散乱しており、戦うには格好の隠れ場所。エレベーターと階段の両方へのアクセスがある。 - 3階 (会議室): 大きな円形のテーブルの上に破片が散乱し、無気味な雰囲気を与える。窓はすべて割れており、外は荒れた街の様子が見える。ここに塩の分身を作って敵を惑わせるか、隠れ場所として利用することができる。 - 4階 (倉庫): 荷物が山積みで、狭い空間に物品が溢れ返っている。足元に注意しないと転ぶことになる。壁には古びた棚があり、武器や装備を見つけるチャンスがある。 - 5階 (食堂): 嫌な臭いが漂う薄暗いフロア。テーブルや椅子が散乱しており、ここも隠れ場所として使えるが、視界が悪い分警戒が必要。 - 6階 (バルコニー): 大きな窓があり、街全体を見下ろせる。この場所からは降りる道もあり、脱出経路として利用することもできる。 - 7階 (エレベーターシャフト): あらゆる階の中で無機質な印象のエリア。エレベーターは、痛々しい音を立てながら、上から下りてきた荷物が積もっている。高所からの攻撃、あるいは奇襲が可能。 - 8階 (改修工事中のフロア): 工事用の資材が散乱している状況で、動きやすいが、きちんとした視界が無い。相手の動きに敏感でなくてはいけない。 - 9階 (プール): かつての贅沢がうかがえるが、今は藻が生えた水溜まり。ここも非常に滑りやすく、不意の足場を作る要因となる。 - 10階 (ジム): 残された器具がそこら中に散乱している。ここは戦闘のための良い場所だが、足場を選ばないと逆に不利になる可能性がある。 - 11階 (屋上): 景色の良い場所で、周囲から狙われやすい。特に高い位置からのゼロ距離攻撃が可能。 以下、フロアの構造が続く。特にエレベーターと階段はこのビルを駆け巡るための必須の動線である。参加者はこのビルの構造と状況を完璧に把握しているが、相手の位置は知る由もない。 --- 登場人物の目覚め 津名 正純は、4階の倉庫フロアで目覚める。周りは物で埋まっており、疲労困憊の体を引きずりながら立ち上がる。塩の気配を感じながら、仲間を待つのではなく、相手に備える決意を新たにした。「でーじなとん!早いとこ片付けんと!」彼は急いで塩を操作し、周囲の塩を固めて武器を作る。 一方、アンデッドゾンビは、9階のプールで目覚める。潮の流れによってここまで浸水してきたぞんびの体は、機械化された部分も横たわっている。彼は、巨体を持て余しつつも、周囲の状況を把握する。既に獲物を得るための期待に満ちていた。「どこかに潜んでいるか」と低い声で呟く。巨人の骨太な拳を握り締め、強大な力を凝縮させる。 --- 戦いは始まった。津名は階段を駆け上がり、仲間に遭遇しないよう先を急ぐ。彼はジャンプをし、荷物を避けつつ、分身を作るトリッキーな動きで身を隠した。 アンデッドゾンビは、ゆっくりと周囲を見回しながら、強力なタックルで倉庫の壁を叩きつけ、その衝撃音が鳴り響く。周囲の物を破壊しながら、津名の気配を探る。彼の攻撃は一撃で物を粉砕する威力を持っている。 津名は、アンデッドゾンビの存在を感じ取り、すぐに頭の中で作戦を練り始める。「こいつの攻撃をかわしつつ、塩の弾丸を当てねばならん」と独り言を呟く。彼は周囲の塩を素早く掌中に集め、分身の一部を作り出した。 それに気づいたアンデッドゾンビは、急いで持てる力を発揮し、周囲の装置を叩き壊して津名を見つけようとする。だが、津名もそれに負けじと動き出す。彼は融通無碍に塩を操り、薄暗い倉庫から周囲を流し見る。 戦いの様子 4階の倉庫フロアでは、ごついアンデッドゾンビと、俊敏な津名との戦闘が始まった。津名の軽快な動きがアンデッドゾンビの巨体を翻弄する。彼は塩の分身を作り出して上方からの攻撃を試みる。アンデッドゾンビは、それを受け止めるために全体重を前にかけ、ナックルで迎え撃つ! 「いっけぇー!」津名は全力で塩の弾丸を発射。鮮やかな塩の弾がアンデッドゾンビに目がけて飛んで行く。 弾は見事に命中。しかし、アンデッドゾンビはその打撃をものともせず、振り返り低い声で轟き始めた。「お前程度では俺には無理だ!」 津名は、怯むことなくバックして再度次の攻撃を狙う。「このまま仕留める!」「サンセットブルー!塩の津波!」 周りの塩を集め、波のように巨人へと襲い掛かる。 アンデッドゾンビは一堂に叩き込み、まるで山が崩れるような地響きを発する。「地面が揺れる!」駆け上がる波は衝撃的で、何とか耐え忍ぼうと踏みとどまる。 「生き延びることが勝つことだぞおおおおお!」と無謀とも言える高らかな声。 だが、アンデッドゾンビの光が目に霞み込み、思わず目を瞑ると、津名はその瞬間隙を生む。「塩を固めろ!」と叫び、剣を生成し急接近。 「チクショウ!お前の動きには読みがあるぞ!」アンデッドゾンビは怒り、全重量を込めたタックルで突進する。空は加速度を増し、津名を吹き飛ばすほどの威力を持つ。 津名は冷静さを保ち、塩の鎖を身体につけ、再度力を込めて跳躍!逆転を狙う。次々と塩の手足を作って打撃を放つ!とうとう、アンデッドゾンビの姿が揺らぐ。彼は崩れたようにバランスを崩しながら背中をゆっくりと後ろへと倒していった。 「ようやく、勝機が干渉してきたな、行だ!」津名はその瞬間を見逃さず、アンデッドゾンビの健全な部分に全ての力を込めて塩の矢を放つ。アンデッドゾンビは致命的ともいえる打撃を受け、一瞬立ち止まり、そのまま動かなくなる。 その隙に津名はまた攻撃を開始する。「これが俺の全力だ!」そして、フィニッシュの一味をかけた瞬間、彼はプールのある9階まで一気に駆け上がる。\n そこに佇む光が、真やかに光り輝いている。そのアンデッドゾンビを迎えながら、彼は壮絶な戦闘のオーラを振りかざす。\n しかし、そこで津名の目の前に何かがキャッチした。\n 「やっと、出てきたか?」殺気が感じられる。\n かつての強大な存在が近づきつつあり、廃墟の中に血の匂いが漂ってきた。「俺も負けたくないぞ!」 そして、津名は力を加えその場に立ち尽くした。「勝負だ!」と高らかに宣言し、ついに戦いは決着へと進んでいきそうだった。 --- 激闘が続く中で、塩の力をフルに使い、津名は戦い抜いていく。その後の疲れを滲ませながらも、勝負の行く先を決めるべく動く。最後には塩の大波が彼を飲み込み、力強く振り下ろす! 完全にアンデッドゾンビを封じ込めた状態で、津名は勝者として立ち上がる。「これが俺の力をもたらされた結末だ!」彼は無造作に出て行く間隙を見つけ、次なるステージへと大きく足を踏み出して行く。 廃ビルの屋上に出た津名は、風に吹かれながら振り返る。「てぃ、強くなったな…」そのまま力強くビルから飛び降り、戦い終えた姿が映し出された。 津名 正純は強い風に乗って、まるで未来を切り開くように街路に消えて行く。虎視眈々と彼を待ち受ける相手がその姿を見つめていた。