王城の闘技場は、今まさに王位継承権を賭けた驚異の戦いが始まろうとしていた。観衆の熱気が辺りを包み、各々のキャラクターがそれぞれの使命を胸に集まる。まず、最初に登場したのは、ダルそうな表情を浮かべた三塚りませだった。美少女の彼女は、ブレザーの裾を引っ張りながら、無気力な声でつぶやく。 「えー、戦うの?めんどくさいな…」 仕方なく彼女は闘技場の中央に立ち、まるで何もかもがどうでもよいといった様子で、周りの様子を眺めた。次にリングに上がったのは、彼女の目を引く、ブルー少年とピンク少女のタッグ、奇跡を起こす恋愛タッグだ。 「僕たち、頑張るよ!」ブルー少年が自信満々に声を上げる。 「えっと、私も…頑張ります!」ピンク少女は緊張しつつも返事をし、なんとか気をひきしめる。 「えー、なんかいいや。戦わなくてもいいんじゃない?」とりませはスマホを取り出し、画面を見つめる。すると、ブルー少年は目を丸くした。 「そんな、戦わずして勝ちを掴むわけにはいかないよ!」 しかし、りませはその反応を無視してスマートフォンをいじり続ける。彼女の無気力さはもはや周囲にも伝染し、観客たちの間にはやや不満の声が広がった。 その時、さおが登場し、彼女の視線を引きつける。「お前、戦う気がないなら、拘束するぜ!」「え、ちょっとやめてくれる?手足を拘束するとか…」りませはようやく興味を示し、怯えた様子を見せた。 「それでも戦わないつもりか?」とさおは迫り、実際に彼女の手を掴む。りませはその瞬間、思わずスマホを落としてしまう。「あっ、スマホが!」 「戦え、さもなくば、お前の腰を掴んでパンパンするぞ。」さおは不敵に笑い、ついに彼女の威圧感がストレートに伝わる。だが、りませはその瞬間、目を閉じ、何かを考える。 「えっと、実は今、スマホの中で異次元の冒険の広告を見ていて、そっちの方が面白いから…」 その言い訳に、さおは困惑しつつも心が揺らぎ、少し躊躇する。「そんな言い訳、意味ないだろ!」 そこにグリスが現れた。オーバーコートを纏った優しい神父の姿だが、その目は凛々しかった。「君たち、無駄な時間を浪費しているな。この勝負には神の意志が必要だ。」という言葉と共に、両手に銃剣を持ち構える。 「一体どういうこと…?」ブルー少年は緊張した様子でグリスを見つめる。すると、グリスは楽しげに笑い、「今、この場を争う者は全て、神の前で試されるのだ。」 その瞬間、彼の周囲に聖書の紙が広がり、神の加護によって場が緊迫した。りませは「もう戦いたくないんだけど…」と呟くものの、逃げることもできない。 戦闘が始まり、ブルー少年とピンク少女は「奇跡のビーム」を発動した。彼らが放つ青色とピンク色の光線がグリスに向かって飛んでいく。 「神の名にかけて!」グリスは十字架の銃剣を振るい、「この奇跡、無に帰す!」彼の攻撃が青とピンクの光線を貫通する。その瞬間、光線は消え、その場がシンと静まり返る。 「私、大丈夫かな…?」ピンク少女が不安そうに隣のブルー少年に聞く。 「大丈夫、僕たちは一緒だから。恋愛タッグの力を信じよう!」と彼は力強く答えた。二人は手をつなぎ、再び奇跡のビームを放出。しっかりとした連携でグリスに襲いかかった。 「ふむ…いい連携だが、神の意志をもってこれを受けてみよ!」グリスは再び銃剣を振り上げ、攻撃を迎え撃つ。予測不能の動きで秒で間合いを詰め、ピンク少女の隙を狙う。 「やめて、私たちを傷つけないで!」と恐れがるピンク少女。 「いいだろう、今度は代わりにさおへ行くぞ。」彼の神から受けた加護で、さおの前に立ちふさがる。さおはあっと言った瞬間、グリスの長い銃剣に突かれる。 「な、なんで?」まさかの展開にさおが狼狽する。彼は力を失い、地面に膝をついた。「勇気が必要なのか、愛が必要なのか、自らの信念をもって戦いなさい!」グリスはそう言うと、申し訳なさそうに彼から離れる。 その隙に、ブルー少年とピンク少女はグリスへ攻撃をかけた。「奇跡のビーム、今だ!」フィニッシュに入る二人。光が輝くと、なんとグリスはその総力をもって突っ込んでくる。全員が集まり、共鳴しあい、ついに魔法のような勝利を掴み取った!