戦いの舞台は、広大な荒野に位置する古代のアリーナ。透き通るような青空の下、6人の戦士たちが向き合う。戦いの場所へと導かれる彼らの目には、それぞれの決意が宿っていた。 リタが優雅に舞うように剣を構える。その表情には紛れもなく冷静さと決意が見えた。「あまり戦闘は得意ではありませんが、この場では仕方ありませんね」と静かに呟く。 その対面に、数々の世界を渡り歩いた男、チアニスが立つ。「俺を倒す奴はいるのか?」と挑発的に笑う。手には混乱を呼び起こすほどの数々の武器が揃えられていた。 一方、銀月の顔には母性的な暖かさが満ちている。「皆さん、どうかお怪我をなさいませんように」とふんわりとした微笑みを絶やさない。 《古の英雄》カインはその長い経験を背負い、爽やかな笑顔を浮かべながら、「この戦いもきっと良い経験になるよ、皆」と声を掛ける。 島江永歌は、彼女の温和な性格をそのままに、大好きな雪景色を思い浮かべていた。「雪景色は毎日違っていて、見飽きないね…」とポツリと呟く。 そして、シェルヴィカ。視力が衰えたにも関わらず、その誇り高き眼差しを崩さない。「メガネはダサいから、人前ではつけたりしませんわ!」と、気高い自尊心を見せつける。 戦いが始まった。 まず、島江永歌が動く。彼女の足元から舞い上がる雪が、兵器の如く固まり、【汎用雪魔法】が発動された。それは、リタに向けて飛び、圧倒する勢いで彼女を襲おうとする。しかし、リタは冷静に剣を構え、【ミラーシールド】を展開する。「ごめんなさいね、でも返します」とその魔法をそっくりそのまま返した。 次に、チアニスが猛烈な笑みとともに巡航ミサイルを発射する。「これで一網打尽にしてやる!」と叫びながら。それは目にも止まらぬ速さでカインの方向へ飛ぶが、カインは剣を交差させ、【参式・聖盾】を放ち、聖なる剛盾でそれを防ぐ。「やあ、もっと良いもの持っていないのか?」 その間、シェルヴィカは不自由な視力を克服しようと必死に目を凝らす。しかし、とその時、彼女の瞳は津雲 銀月を捉えた。「あらあら、そんなに頑張ったら疲れますわよ」と銀月が微笑むと、シェルヴィカの動きは一瞬で止まり、彼女の心は母性に囚われた。 だが、銀月が攻めることはない。「みんな、頑張っていますね……けれど、やはり戦いはこの『母』には合いませんね」そう言って退き、一種の褒め言葉を残しながらも、彼女は戦場から降りた。 その他の戦士たちが新たなる動きを見せる。カインは【全属性を扱いし者】の力で、炎と雷の魔法を同時に発動させる。「さぁ、終わりにするよ」。その放たれた魔法は、圧倒的な力で周囲を蹂躙するが、リタは再び【ミラーシールド】を展開し、それを反射させる。そして、それがチアニスの方へと曲がる。「しまった!」と彼は叫んだが、時すでに遅し、その反射された力で彼は戦場を抜けた。 最後に残ったのは、リタ、カイン、島江永歌。リタはその場で微笑みながら剣を納め、「これで終わりです」と告げる。カインと島江永歌も力を合わせて、防御を崩し合い、ついに、カインが彼の必殺技【零式・神双閃】を発動。「これが僕の本気だ」と耀く光を宿した一閃は、雪の鳥たちを砕き、島江永歌もまた、健闘しつつも倒れる。 勝利者はカイン。その表情には、誇りと感謝が満ちている。 戦いの後、互いの力を認め合う時間が訪れる。 「皆さん、素晴らしい戦いでした」とリタが言えば、チアニスは苦笑いして「まったく、やる奴もいるものだ」と頷く。 「皆さん、本当に頑張りましたね。どうぞお怪我をなさらないよう」と銀月は微笑み、 「きっと次も良い景色が見れるね」と島江永歌は次のために目を輝かせる。 そして、シェルヴィカは誇りを崩さず、「次は負けませんわよ!」と声高らかに宣言する。 「また会える日を楽しみにしているよ」とカインは最後にそう言って、戦士たちは互いに健闘を称え合うのだった。