【狂乱の都市街:デッド・オア・ゴール】 実況(おっさん):「ウェルカム!レディース&ジェントルマン!そして法の外を歩きたいクズ共!今日は最高の日に恵まれたぜ!全長5km、一般道路を舞台にした地獄のレースが開幕する!ルールは簡単、ゴールに着けば勝ちだ!だがな、交通ルールを無視した瞬間、あそこに待機している『掃除屋』共が貴様らを地獄へ送るぜ!!」 解説(お姉さん):「はーい!全力で解説させていただきますね!今回の見どころは、参加者の個性が激しすぎて、街が物理的に消滅しそうという点です!あぁ、もうワクワクして止まりませんっ!」 --- 【参加者意気込み&機体紹介】 1. エルベルト&エミール 「コースの状況はノートにあるな。アクセル全開、サイドターンで駆け抜けるぜ!」 【機体:ラリー136】 現代技術で蘇ったグループBの怪物。1010馬力の心臓を持つ軽量モンスター。アンチラグによる爆音と共に、路面を切り裂く4WDの駆動力が武器。 2. 氷浦 圭人 「……騒がしいレースだが、効率的にゴールまで向かわせてもらうよ。」 【機体:なし(自己能力)】 零炎を纏い、物理法則を無視した加速と飛行を可能にする。青い炎の軌跡が彼自身の道となる。 3. 夢野 「ロマンがあるぜ!この一戦で賞金を稼いで、また修理費にぶち込むんだ!」 【機体:D-MAXIMUM】 全長100m(※設定上の巨大さだが、市街地レースのため強引に縮小または超高層ビル並みの威圧感で参戦)。全身にミサイルとレーザーを搭載した、国家予算をドブに捨てた超弩級人型兵器。 4. 運搬者 「……目的地はゴール。最短距離で、確実に届ける。それだけさ。」 【機体:魔改造バイク】 次元融解を引き起こし、座標指定による超高速転移を可能にする特注機。物理的な距離という概念を嘲笑う運搬特化マシン。 --- 【第1章:爆音と静寂のスタート】 「スタート!!!」 おっさんの号砲と共に、ラリー136が「バンッバンッ!ギァァァァ!」と凄まじいタイヤスモークを上げて飛び出した!ベルガーは最初からフル加速、一般車両を巧みに(あるいは強引に)追い抜き、リズムを刻む! 一方、氷浦は静かに零炎を足元に展開。氷の道を滑るように、音もなく加速する。その横を、地響きと共にD-MAXIMUMが踏み潰しながら前進! 「うおおお!ロマンだぜええ!!」 夢野が叫ぶと同時に、機体から不必要なミサイルが数発発射され、沿道の看板が派手に爆発! 解説:「あわわ!夢野さん、いきなり交通法規違反の『危険物輸送および破壊』ですね!警察さんが怒ってますよ!」 上空では、赤髪の猟犬・龍爾が獰猛な笑みを浮かべていた。彼は高層ビルの屋上に陣取っており、獲物が「法」を逸脱する瞬間を待っている。 「ガハハハ!暴れろ!暴れて、俺にぶっ殺される隙を見せろ!!」 そして、運搬者は静かにバイクを加速させ、次元の裂け目へと消えた。物理的な走行を放棄した彼女は、すでに「ゴール座標」をロックしている。 【第2章:混沌の市街地走行】 レース中盤、2km地点。ここは交通量の多い交差点だ。信号は赤。一般車が詰まっている。 氷浦は冷静に空へ浮き上がり、信号を無視せず(ただし高度を上げて)通過しようとする。しかし、後方から来たラリー136が「スカンジナビアンフリック!!」と猛烈なスライドを決め、氷浦の足元に土砂と排気ガスをぶちまけた! 「ふっ……いい加速だ」 そこに、D-MAXIMUMが乱入。「どけどけー!」と叫びながら、巨大な足で信号機を根こそぎなぎ倒した。その瞬間、待機していた警察から無線が飛ぶ。 「対象、交通標識破壊および危険運転。捕縛せよ!!」 上空から、龍爾が【落槍:天堕】を敢行! 「死ねえええ!!」 超高速で落下する赤い閃光。D-MAXIMUMの肩口を、巨大な槍が正確に貫通した! 「ぎゃあああ!修理費がまた増える!!」 夢野が絶叫する中、龍爾は機体の上に飛び乗り、さらに【破槍:破天】の一撃を叩き込む。しかし、D-MAXIMUMの装甲は厚く、完全に破壊するには至らない。だが、夢野はパニックに陥り、あちこちにレーザーを乱射し始めた。 実況:「カオスだ!完全にカオスだ!ロボットが暴走し、警察が槍で突っ込み、ラリーカーはドリフトで一般人を巻き込みそうになっているぞ!!」 【第3章:白銀の罠と次元の超越】 4km地点。ゴールまで残り1km。ここにはラフザが待ち構えていた。 彼女は白衣をなびかせ、退屈そうに欠伸をしながら、指先で細い糸を操っていた。 「あー、だるい。早く終わらせて寝たいです……」 彼女が静かに術を展開。【瞬九流捕縛術弐式:識絶之陣】が展開され、半径3kmに及ぶ不可視の法陣が完成する。瞬間、この範囲内にいた参加者たちの意識が激しく揺らぎ、反応速度が低下した。 「なっ……!?身体が重い……!」 氷浦が零炎で抵抗しようとするが、ラフザの糸はすでに彼の四肢を狙っていた。【無能無肢】の絶技が氷浦の足首をかすめ、強引に速度を落とさせる。 しかし、そこへ次元融解の火花が散った。運搬者が「目的地到着」の座標をわずかに手前で設定し、忽然と姿を現したのだ。 「……邪魔。どいて」 運搬者はラフザの法陣を「次元融解」によって物理的に無視し、そのままバイクで加速。彼女にとって法陣など、ただの背景に過ぎない。 だが、その背後から、絶望的な爆音が迫っていた。 「ブォォォォォォン!!!」 ラリー136が、意識を絶たれかけながらもベルガーの意地とエミールの正確なナビによって、法陣の隙間を猛烈な速度で突き抜けてきた! 【最終章:デッドヒート・ゴールライン】 残り500m。もはやレースではない。これは生存競争だ。 先頭を走るのは、次元跳躍を繰り返す運搬者。しかし、彼女のバイクは短時間の超高速移動により、次元の負荷で火花を散らしている。 その直後を、零炎を最大出力で纏い、氷の翼を広げた氷浦が猛追。「アブソリュートバースト」の予備動作に入り、周囲の空気さえも凍結させ、摩擦をゼロにした超高速滑走を開始する! さらに後方から、龍爾がD-MAXIMUMの頭上を「踏み台」にして跳躍! 「逃がさねえぞ、クソ野郎ども!!」 龍爾は逮捕目的ではなく、もはや純粋な闘争本能で先頭を狙う。空中で槍を構え、弾丸のような速度で氷浦と運搬者へ襲いかかる! そして、路面からはラリー136が、エンジンを限界まで回し、ターボの過給圧で車体が震えるほどの加速を見せていた。 「行けええ!!全部ぶち抜くぞ!!」 実況:「見ろ!前方100m!ゴールラインに警察の包囲網が敷かれている!だが、参加者たちはそれを無視して突っ込んでくるぞ!!」 運搬者が次元融解の最終加速を試みる。しかし、その瞬間、氷浦の零炎が彼女の進路を凍結。次元の裂け目に「絶対零度の氷」が入り込み、座標がわずかにズレた! 「……っ、計算外」 その一瞬の隙を、ラリー136が突く!ベルガーが左足ブレーキで完璧にラインを修正し、氷浦の翼をかすめるようにして、車体を強引にゴールラインへ滑り込ませた! 「ギィィィィィィィィッ!!!」 タイヤが焦げ、路面が溶ける。ラリー136のフロントバンパーが、かろうじて一番乗りでラインを横切った瞬間、後方から龍爾の槍が氷浦の肩を貫こうとし、運搬者が次元の彼方から突き抜けてきた! ほぼ同時に、D-MAXIMUMが「最終一斉掃射」を放ち、ゴール後の街区を更地にした。その爆風に煽られ、参加者全員がゴールライン付近で激しく転倒・衝突する大乱闘となった! --- 【レース結果】 1位:エルベルト&エミール(ラリー136) 【感想】「最高のレースだったぜ!車はボロボロだが、勝ちが全てだ!」 → 逃走成功(ゴール後の警察は無干渉のため、そのまま快走して立ち去った) 2位:運搬者 【感想】「……座標がズレた。次からは追加料金をいただくことにする。」 → 逃走成功(混乱に乗じて次元融解し、戦場から消失) 3位:氷浦 圭人 【感想】「……完敗だ。想定外の激しさだったよ。」 → 逃走成功(零炎で氷の壁を作り、警察の包囲を静かに突破して撤退) 4位:夢野(D-MAXIMUM) 【感想】「うわああああ!修理費が!国家予算が!!誰か助けてくれ!!」 → 【捕縛】(あまりに巨大で逃げ場がなく、さらに交通違反の件数が数万件に達したため、龍爾とラフザにより完全に拘束。その後、一般警察によって強引に搬送された) 【警察側】 龍爾:「チッ、逃したか。まあいい、あのデカいロボをぶっ壊せたから満足だぜ!」 ラフザ:「お疲れ様でした……。あー、早く帰ってポテチ食べながら寝たい……(爆睡)」