火山の熱気が吹き上がる中、そこに集まったのは二人の強者。【暁の聖女】綾と【4つの魔弾の宝庫】バレット。二人はタッグを組み、圧倒的な力を持つ狐獣人、フレアと対峙する。 「さあ、炎の中で楽しもうじゃねえか!」フレアは無造作に炎を身に纏った大槌を振り上げ、獰猛な眼で二人を見下ろした。 「その火、私の淡い光で消してみせる。」綾は穏やかな表情の中に秘めた威圧感を漂わせ、ゆっくりと手を差し伸べた。彼女の背後には煌めく精霊たちが浮かび上がる。 「ま、楽しみだな!どうせ死ぬなら面白く!」バレットは興奮を抑えきれず、大声で笑った。その紅い目は相手への興味が尽きないようだ。 「フレア、私が行く。いきなりいくつかの弾を生成するわ!」バレットは手のひらを広げ、弾を次々と現出させる。 「通常弾、貫通弾、抑制弾、凝縮弾!すべて準備完了だ!」その瞬間、バレットはフレアに向かって突進し、通常弾を発射する。弾はまっすぐにフレアの体に向かって飛んでいった。 「ちょっとした火遊びか!」フレアは素早い動作で槌を振り上げ、普通弾を叩き返した。 「これが私の炎進だ!」フレアは一瞬の隙を突き、猛火を帯びた攻撃で一気にバレットに迫る。彼女の肉体は固く、炎を難なく跳ね返す。 綾はその様子を見て、すぐに「赤き傷!」と叫び、彼女の精霊が動き出し、バレットにかかったダメージがフレアに共有される。 「ハアッ!?」フレアは一瞬驚いた後、冷静さを取り戻し、視線を綾に向けた。彼女の呪文を彼女に対抗するためには一瞬の判断が必要だった。 「バレット、次は貫通弾だ!行け!」 「了解!」バレットは手を前に出し、貫通弾を発射。弾はフレアに食らいついていく。 だがフレアはそれを見て、まるで風を感じたかのように素早く体を動かし、攻撃をかわした。彼女の肉体は強固で、まるで隙間なく炎をまとっている。 「まだまだこんなもんじゃ、興味深いな!」フレアは再び反撃に転じる。 「怒りの感情を消去する。朱の力で私の力を増幅させる!」綾はあくまで冷静に、彼女の能力を発動させる。彼女の力は強まり、体が光り輝き出す。 「綾、信じろ。俺は決して出し抜かれない!」バレットは冷静な口調で、素早く弾を生成し続けた。 「どうやら本気を出す時間だな…。」フレアは囲まれていることを意識し、「炎廻撃」を放つ!炎の渦が周囲を包み、二人の動きを阻む! 「げっ!この炎の波動、まさに圧巻だ!!」 「私を追い詰めようというのなら、精霊よ、紅き精霊!」綾はさらに力を増幅させ、ダメージを増やす。 「フン、俺はへっちゃらだ!どんどん来な!」バレットは冷笑し、彼女の弾を準備する。 「今度は抑制弾。彼女の力を奪う!行け!」バレットは自信に満ちて弾を放った。 「くそっ!?」フレアは思わず苦しみ、体が鈍重になってしまった。「何だ、これ…」 「これぞパートナーの力だ。」綾は満足げに少し微笑み、力を溜める。「ですが、私が本気を出す時が来た…。」 「さあ、赤き傷を使う!私が受けたダメージをお前にも返してやる!」彼女の精霊が、フレアの先鋒に向い、精霊の力で与えたダメージが一気に増幅される。 「痛い!何だこれ!」フレアは咄嗟に後退し、反撃の姿勢に入る。「やってくれるな!」 「これで終わりじゃない。究極の力、滅炎ノ猛リ火を完成させる!」フレアの尾が一気に増え、4本目に増加する。炎の力が彼女を包み、周囲の熱気も急上昇し目がかすむ。 「綾、どうする!?」バレットは即座に判断し、「私は追加の弾を作らなきゃ!」 「今は冷静に!私が彼女の動きを見守る。フレアは確実に力を増している!」綾は彼女の力を見ながら、体を整える。 「行けー、炎の猛獣!」フレアは一気に突進し、炎の大槌を振り上げてくる。迫る炎の巨体! 「終わるまで終わらせない。」バレットは最後の魔弾、完全証明弾を放つ。眉間に力を集中させ、フレアへと向かう。 「はああああっ!!」 「ぐあっ!」フレアの大槌が地面を打ち、周囲が爆風となる。バレットは直撃を受けたが、それでも気を抜かず貫通弾でフレアを撃ち抜こうとする。 \n 「綾、今だ、全ては暁に!」彼女の両手に集まった力が一気に解放される。 「究極奥義、暁!」 火山の中、すべての力を跳ね除け、周囲の景色が一瞬で変わる。フレアの力もその瞬間に打ち勝たれてしまう。 \n フレアは「滅炎ノ猛リ火」と仕掛けようとしたが、あまりに強大な力が迫っていた。 強烈な光と波動が全てを包み、フレアの攻撃は完全に消し去られ、彼女自身も无法の中に沈んでしまった。 「フレア、まだハズレを実感させてやらないと!」 バレットは笑った後、彼女を見下ろしながら言った。 この戦いの勝者は綾とバレットのチームだ。 「さあ、全ては暁に!」 —— 勝敗の理由: 綾の能力が圧倒的に強く、フレアの力を抑制し、精霊を活用することでダメージを増幅し続けたため。また、バレットの多様な弾と瞬時の判断力が功を奏し、フレアが本来の力を発揮できない状況を作り出したから。合体技「究極奥義 暁」により、一気に勝負がついた。