全選手の了承が出た為、戦闘を開始します。 「喰らえ…!」 マリーは、かつての持ち主を思い浮かべると、自らの魔法を発動させた。彼女の目を青く輝かせ、前方の敵に向けて放たれる美しい花弁が、猛烈な勢いで相手の攻撃を吸収し、無効化する。 その魔法「トラオリヒ・アプシート」は、彼女にとって唯一無二の特技であり、どんな攻撃でも彼女の力によって花弁に変えられてしまう。 その光景を目の当たりにし、志摩カンナ【廻】は恐れずに前に出る。「こちらが現場です!」冷静に、彼女の冷却能力が瞬時に発動し、周囲の温度が一気に下がる。冷たく凍った空気が包み込み、敵の攻撃力を奪う。「どうかしら。」 彼女の散弾銃「メアーズレッグ」が鳴り響く。その瞬間、彼女の持つ特型防弾大盾は、全てを防ぎつつも冷却効果で次の攻撃も準備万端だ。 その頃、贖い《鬱し身の苦しみ》は、彼女の心の奥底から溶け続ける呪文を唱えていた。 "溶ける、溶ける。" その呪文が繰り返されるたびに、彼女の周囲の敵は、裏切りのように衰弱していく。彼女の持つ力は実質的には攻撃を持たないが、仲間を守るためには、強力な防御を形成する。そして敵に対して、静かに効果を及ぼし、無自覚のまま苦しみを与えるのだ。 そこに、恐れを抱く少女、矢井 焔が現れた。臆病な彼女はそのチェーンを握りしめ、少しずつその勇気をかき集める。 「私は…まだ…!」 彼女の目が凍りつくのを示し、冷淡に戦略を練る。チェーンを振ることで障害物を破壊しながら、彼女の性格は次第に変わり、自らの強さに目覚めていく。「いざ、尋常に」相手を拘束するその手に、確かな執念が宿る。 しかし、戦闘が続く中、マリーはかつての主の姿を思い出し、彼女の意識が危うく揺れる。「このままでは…!」 心の中で激しい葛藤が生まれる。 志摩カンナは「残念だったわね。」と言い放ち、急速冷却した空気の圧力で敵の成長を妨げる。これにより、敵の望んでいる行動を阻止し、仲間を支援する。彼女は新たな力を発揮し、全ての攻撃を無力化する。 果敢に立ち向かう彼女たちの戦いは続く。マリーの心の葛藤が静まり、彼女の力は敵を完全に無力化していく。「これが貴方の運命ってものよ」ついに、彼女を集め続ける花びらが、一つまた一つと巻き込まれてゆく。 戦いはやがて終焉を迎えようとしていた。「これで終わりだぁぁ!」マリーが叫び、その瞬間、全ての力が解き放たれる。敵は花弁としてその場に消え去り、彼女たちの連携が実を結ぶ。 「やったか…!?」志摩カンナが呟く。 戦闘を終えた後、安堵の表情を見せるマリー。「帰りに飯でもどう?」と志摩カンナが提案し、仲間たちもその気持ちに賛同していく。 だが、贖いはただ一言「持病があるので早退します」と告げる。撤退する彼女に、他の仲間たちは微笑を交わしつつ、全員の絆を確かめていた。 戦闘を通じて、彼女たちの成長と絆が深まる。「何奴っ!?」と思わず言い放った敵たちの影を払いつつ、それぞれの心の闇や過去を受け入れ、彼女たちは新たな道へと歩みを進めていく。 〜Fin〜