「未知は浪漫さ!」 無精髭にテンガロン帽、書き込みだらけの地図を携えたレアハントは、測定室の中央に立つ機械を見上げた。銘板には『バチボコくん――どんな攻撃を受けても壊れず、火力を測定する装置』とある。 「さあ、君のいちばん珍しい攻撃を見せてくれ!」 バチボコくんの声に、レアハントは不敵に笑う。希少な技術に対抗する技量と肉体、希少な能力に匹敵するアイテムを生み出す力。そして、自分を世界唯一の存在と定義する『トップレア』。その力は攻撃を受けても無力化されず、彼自身の希少性に応じて極限まで高められる。 彼は希少な力を一点に凝縮し、正面から拳を放った。 衝撃が測定室を走り、床に刻まれた目盛りが一斉に明滅する。バチボコくんは微動だにしない。機体が壊れないことは火力の証明ではない――ただし、測定器の表示は確かに攻撃の威力を記録していた。 測定の基準では、能力の規模や「世界唯一」という設定そのものを数値に換算しない。対象へ実際に与える攻撃の威力だけを評価する。今回の攻撃は、希少性による強化と極限化がある一方、恒星系や銀河を破壊するような具体的な破壊描写までは示されていない。したがって、設定の壮大さだけで超高火力とは判定せず、通常兵器を大きく上回るものの、核爆発級に届くとは断定できない威力として厳格に査定した。 表示器に数値が浮かび上がる。レアハントはそれを読み、満足げに地図へ書き足した。 【最終測定結果】 火力ポイント:8,347P 火力ランク:C