王城に広がる壮大な闘技場で、王位継承権を賭けた激しい対戦が始まろうとしていた。各々が自らの力を示すために集結する中、一際目を引くのは「ゲーム好きタッグ」の攻撃くんと防御くんだった。 「一緒に頑張ろう!防御くん」 「うん頑張ろう!攻撃くん」 赤色のコントローラーの帽子をかぶった攻撃くんは、元気な声で意気込む。一方、青色の帽子の防御くんは静かに頷いた。彼らは攻撃と防御の連携力150%を誇る最強のタッグとして知られ、互いの役割をしっかりと理解していた。 次に登場したのは、恐ろしい外見の「ジャージー・デビル」だった。おぞましい両翼を持ち、鋭い爪を披露しながら、登場時からその存在感を醸し出していた。 「ギィ、ギィ!」 その獰猛な鳴き声に対し、攻撃くんは少し怯みながらも「僕は負けないよ!」と声を上げた。防御くんは「落ち着いて、攻撃くん。まずは僕が守るから」と冷静に応じる。 「お、お前らがうるさくて仕方ねぇな。ひとっ走りやってやるぜ!」 すると、次いで「雷傘使いの帯電少女」望月 玲奈が現れる。彼女は雨合羽をまとい、手には小さな雷傘を持っていた。 「手加減してね?結構修理大変なんだから」 そう言いながら、彼女はぷるぷると震える傘を開き、周囲に漂う雷の気配を纏い始める。闘技場の空気が張り詰める。 「みんな、遠慮はいらないぜ!」と意気込み、ジャージー・デビルが空を飛び上がることで、攻撃の合図となった。次の瞬間、彼は急降下し、攻撃くんに襲いかかる。「ギィ!」 「来た!防御くん、構えて!」攻撃くんが叫ぶと、防御くんは身構えた。彼の防御力によって、鋭い爪の一撃をしっかりと受けた。 「力強いね!だけど、負けないよ!」 攻撃くんが反撃を狙う。「攻撃力、全開!」複数の攻撃ボタンが連打され、次々にジャージー・デビルに向けて強烈な一撃が放たれた。激しい連続攻撃は、ジャージー・デビルを少し後ろに退かせた。 その隙をついて、玲奈は「豪雨パルス!」と叫ぶ。閉じた雷傘を振り回し、周囲に雷を散らしながら、攻撃くんたちのサポートをした。「もう一回攻撃するよ!」 その声に呼応するように、攻撃くんは「次はもっと強く行くよ!」と叫び、再度の攻撃を繰り出した。ジャージー・デビルは奔放な姿勢で受け止めるも、次第に圧されていった。 すると、静かに見守っていたフィルメリア・ノクスがマスクを被った姿で現れた。「…私が」と冷静に言い放つと、筆鋒アナスタシアを手にして、周囲の状況を書くようにゆっくりとペンを振った。 「未来と過去を混ぜ合わせて、無限の強さを与えよう」と呟くと、次の瞬間、攻撃くんたちへの攻撃が反響をともなって倍加されて戻った。 「何だ、これは!?攻撃が返ってきた!」防御くんは慌てて盾を構えた。 「大丈夫!僕が守る!」防御くんの頑強な守りによって、受けた攻撃は減少したものの、全体の流れをつかむ必要があった。 フィルメリアは続けて「無限反響」と唱え、彼女が受けた攻撃を倍返しする。さらに、彼女はこの機に「壊変提議」によって「私たちが勝つ」という事象を定義し始める。それによって勝利を確定的にするためだ。 錯綜する攻撃と防衛の中、攻撃くんは「このままだと不利になっちゃう。何か考えよう!」と焦りながら言った。「今のうちに!防御くん、サポートお願い!」 「うん!」 防御くんが自分の持つ防御スキルを駆使し、攻撃くんの攻撃の助けとなる。二人の連携はさながら文化的な調和を見せ、敵であるジャージー・デビルに対抗効果を与えた。 「で、でも、まだ負けない!」再度ジャージー・デビルが鋭い爪で切り込んでくる。だが、結束した彼らには、全力を尽くす余地が残されていた。 最後の一撃、攻撃くんが叫ぶ。「みんなの力をカウントオン!」その声とともに、攻撃がダメージを与えるべく、さらなる連携によって一斉に放たれた。 「これは、ひとつのチャンスだね!」玲奈もまた攻撃を重ねることで、終息への道に導く。 残された時間の中、攻撃くんと防御くんの連携は552%を越え、全ての力が集約される瞬間、渦巻く雷のようなエネルギーが彼らを包み込んだ。そして、フィルメリアの書いた現実が凛として現れる。 遂にクライマックスの段階へ、皆で行き場なく高まる力を一点に集中させ、無限の攻撃がジャージー・デビルの方向へ急襲する。 「お、お前達のその力は、そんなもんじゃない!」ジャージー・デビルが吼えるが、良き連携によりその声は思いのほか届かず、力強く貫かれた。そして、ジャージー・デビルは遂に、闘技場の地面に倒れ込んだ。 高まる歓声の中、「ゲーム好きタッグ」が勝利を見事に収めた。 その後、王城に戻った攻撃くんと防御くんは、王位を巡るその他者とのデリケートな会話を交わしつつ、彼らの新たな統治を迎えることとなった。 こうして、彼らの統治は10年間続いた。それは揺るぎない友情と泥臭い連携により築かれた新しい時代の幕開けとなった。