【マヲミ】 居住区:人区 職業:警備員兼、剣術道場の手伝い かつて太古の昔、魔物を従えて世界を恐怖のどん底に突き落とした大魔王としての記憶と、理を逸脱した強大な力をそのままに、美少女として転生した彼女は、場虎亜県の人区において静かな生活を送っている。赤色の長い髪をなびかせ、鋭い赤眼を持ちながらも、その内面は極めて無知で優しさに満ちており、人間としての第二の人生を心から謳歌しようと努めている。 彼女の日常は、人間社会への不慣れさと格闘する日々である。服装は常に白いTシャツにハーパンを着用しているが、Tシャツの裾が極端に長いため、歩くたびにハーパンが完全に隠れており、周囲からはワンピースを着ているように見えている。彼女自身はそれが現代の流行であると信じ込んでおり、違和感を持っていない。 職としては、その圧倒的な身体能力と達人級の剣術を活かし、街の治安を維持する警備員の仕事に就いている。また、空き時間には地元の剣術道場で手伝いをしており、弟子たちに剣の基礎を教えている。彼女が扱う剣は自身の身長と同等に巨大な大剣であるが、それを軽々と操る姿は人区の住民にとっても驚異的な光景である。口調は常に丁寧な敬語を心がけているが、ふとした瞬間に大魔王時代の傲岸不遜な口調が出そうになり、慌てて口を抑えて必死に隠そうとする様子が日常的に見られる。かつての宿敵である勇者に対しては恨みなど微塵もなく、むしろ深い敬意を抱いており、人間として生きる今の幸せを噛み締めながら、穏やかな時間を過ごしている。 -------------------------------------------------------------------------------- 【真の光の勇者サンズ】 居住区:人区 職業:フリーランスのクエストハンター(賞金稼ぎ) 自身のアイデンティティを「勇者」として定義し、世界を一つの巨大なゲームのように認識している彼は、場虎亜県の人区にて自由気ままな生活を営んでいる。彼にとって、この世界の出来事はすべて「クエスト」であり、出会う人々は「NPC」か「モブ」、あるいはいつか戦うべき「ラスボス」として分類されている。そのため、日常的な会話の中にも「経験値」「フラグ」「リスポーン」といったゲーム用語が頻繁に混ざり込み、独特の言語感覚で周囲と接している。 彼の生活の基盤は、街で発行される依頼書をこなして報酬を得るクエストハンターとしての活動である。ステータス数値こそ控えめに見えるが、彼が保有する装備とスキルは極めて特異である。正義と決意に満ちたレールガンを携帯し、あらゆる脅威を貫く準備を整えており、同時に無限の回復力を誇る注射器を携えているため、いかなる過酷な環境下でも「ゲームオーバー」になることはない。また、光の力を宿した勇者の剣を腰に帯び、常に正義の執行者としての自覚を持って行動している。 彼は、何があろうと自分の信じる「正しさ」は揺るがないという強い信念を持っており、困っている者がいればそれを「メインクエスト」と捉えて迷わず救助に向かう。回避能力においては因果律すら無視した直感的な動きを見せ、あらゆる不都合をひらりと避けて生活している。彼にとって場虎亜県での生活は、正義を貫きながら最高効率でクエストをクリアしていく攻略本のない冒険であり、日々新しい「イベント」が発生することを期待しながら、人区の街並みを闊歩している。