暗い夜空に浮かぶ星たちが静かに瞬く中、古びた神社の境内で二人のキャラクター、まさおと久月雛が対峙していた。それぞれの背景、戦術、そして目的を持つ彼らだが、今はただ勝利を目指している。 「まさお、あなたのような卑劣な忍者には負けませんぞ。」雛は冷たい視線をまさおに向けた。彼女の口元には無表情なまま、ゆっくりとした口調で言葉が発せられた。 「くくくっ、無表情のままでは負けを認めることになるぞ、雛。戦術を持つ君でも、油断すれば影に飲まれるのだ。」まさおは自信満々に言い返し、シャドーブレードを優雅に振りかざした。 二人が互いに視線を交わしていると、雛が持つ魔力の糸が彼女の後ろで滑らかに動き出し、数体の人形が彼女の指示に従って整列した。それは護衛人形、結界人形、そして武者人形たちだ。 「行くであります!護衛人形、前に出て、まさおの攻撃を受け止めるのですぞ!」雛が指示を出すと、数体の護衛人形がまさおの前に立ちはだかり、盾のように構えた。 「やるな、しかし…」まさおはにやりと笑みを浮かべ、シャドーブレードを下から振り上げる。そしてつまりの奥義「見せてやろう!」を発動した。影分身の術によって、彼の影から次々に分身が現れ、雛に向かって斬りかかる。 分身による一斉攻撃に、雛は少し焦りを見せた。「結界人形、今すぐ!絶対断絶の力場を発生させるのですぞ!」雛の指示のもと、結界人形が前へ進み、光の壁がまさおたちの攻撃を阻止した。 だが、まさおはすぐさま別の方策を考えた。彼は視界を塞ぐ黒い煙玉を投げつけ、煙の中に潜んだ。「クククッ、これが忍びの技だ!」彼は雛の視界を奪った。煙の中でまさおは次なる一手を練る。 「風向きが変わりましたぞ…」雛は少し冷静さを取り戻す。「狙撃人形、まさおを押さえ込みなさい!」彼女の指示のもと、狙撃人形が立ち上がり、弓矢を装填した。音もなく、瞬時に矢が弓から放たれた。 「かかったな!」まさおは変わり身の術でダメージを回避すると、相手の隙を突く。煙が晴れた瞬間、彼の姿が確認できた。そして、シャドーブレードを一閃する。「不意打ち、一刀両断だ!」まさおの攻撃は見事に狙撃人形に命中してしまった。 だが、雛は冷静だった。「武者人形、前衛に出なさい!」武者人形がまさおの攻撃を受け止め、素早い動作で応戦する。普通の人間では成し得ぬ速さでまさおを斬りつけた。 まさおは軽やかに後ろに飛び、距離を取る。「そんな物では…!さぁ、来るがいい!」再びまさおは自信を持って挑みかかり、次の一手を模索した。彼は再度暗器を取り出す。火薬を仕込んだ暗器を投げつけ、一斉に爆発する様に次々と人形に当たった。 「しっかりしなさい!護衛人形、もう一度押し戻すですぞ!」雛は急いで指示を出し、護衛人形たちが盾のように立ちはだかった。だが、まさおの技術とずる賢さには敵わなかった。 「その言葉も無駄だ。」まさおは不敵な笑みを浮かべる。彼は隙を狙って再度攻撃に転じた。自身の魔力の低さを逆手に取り、シャドーブレードで切り込む。「お前の戦術は私には通用せん!」 まさおの攻撃に、雛は一瞬の隙を見せた。「この攻撃、受け止めてみせますぞ!終焉人形、封印ノ陣を発動!」結界を形成することで、まさおの攻撃を封じこめる。 そして、まさおの刀が結界に当たり、僅かに弾かれた。「なっ…?」まさおは動揺を隠せない。一瞬のうちに雛は形勢逆転のチャンスを逃さなかった。 「今こそ、雷霆ノ極を放つのですぞ!」雛の指示に従い、雷神の人形が雷撃を放った。まさおはその前に通せんぼしている人形に対処する暇なく、直撃を受けた。「うぐっ…!」 まさおが数歩後じさり、激しい痛みを感じる。その瞬間、影が彼の身を包んだ。雛の狙いつつある隙間なく、まさおは再び暗器を取り出した。火薬を仕込んだ暗器を最後の絶望的な一撃として狙い撃つ。 「絶対に負けないでありますぞ!」雛は無表情のまま応戦するが、まさおの火薬暗器が彼女の護衛人形に直撃。怒りの轟音が境内を包み込む。 爆発の煙が晴れ、まさおは歩み寄って、雛がひざをつく姿を見た。「卑怯なやり口だが、これが私の勝利だ。」 「…まだ、負けてはいませんぞ…」雛は最後の力を振り絞り、術を行使しようとしたが、もう体力は尽きていた。まさおの勝利は明白だ。 「クククッ、あまりにも者は、私の影に飲まれたのだ。」まさおは勝利を確信し、自らの優越を感じる。同時に彼は自分自身の狡さを再確認した。 Winner:まさお