無制限闘技場に、絶望と混沌、そして狂乱の戦士たちが集結した!上空に浮かぶ審判席には、暑苦しい中年男、追加審判が身を乗り出して叫んでいる! ごつお:「うぉぉぉ!!待ってましたぜ!!血と汗と爆発が飛び散る最高の地獄絵図だ!!」 解説マン:「えー、実況のごつおさんと共にお届けします。参加者は反世界、田所健二、バグ、世華、クズノハ、そして剣神ユーシャ。極めて危険な面々ですな」 戦いの火蓋が切って落とされる直前、発狂した田所健二が「ヒャッハァ!!」と叫びながら、足元に転がっていた『覚醒できる粉薬』を自発的に飲み干した! 追加審判:「いいぞぉぉ!!まずは薬でブーストか!そういう豪快なのが好きなんだよ!!」 第一章 開始の合図と共に、反世界が静かに錫杖を突き立てる。空中に巨大な半円の結界が展開され、中から不気味な黒い巨人が行進を開始した。【変滅】の波が全てを消し去ろうと押し寄せる。対して、剣神ユーシャは表情一つ変えず、神盾を構えていた。巨人の足が触れた地面が消滅し、衝撃波が広がるが、ユーシャは盾でそれを完全に弾き返す。一方、バグは文字化けした声を上げながら【消失】を発動。ランダムに選ばれた空間がパキパキと割れ、そこにいた世華が消えかかる。しかし世華は【偶然に支配されているセカイ】により、偶然にも消滅範囲から数ミリだけ外れて生存していた。 ごつお:「おい!今の消し方は地味すぎるぜ!バグ、お前のポイントは減るぞ!」 解説マン:「審判は派手さを求めていますからね。バグ選手、いきなりマイナス3ポイントです」 第二章 田所健二が奇声を上げながら突撃する。「キモティー!!」と叫びながら、設置した大量の爆弾を同時に起爆させた。超巨大連鎖爆発が闘技場を真っ赤に染め上げる。凄まじい爆風がクズノハとバグを飲み込んだ。クズノハは不敵に笑い、キセルをくゆらせながら指先一つで空間を固定し、爆風を無効化する。しかし、バグは物理的なダメージを無視し、爆炎の中から【寄生】を仕掛けた。バグのノイズが田所健二の意識に侵入し、田所の体を乗っ取る。自分の体で自分の爆弾を抱え込み、自爆を試みるバグ。だが田所は【キモティー】によりダメージを快感に変え、さらに巨大な爆発を誘発させた。 追加審判:「うぉぉぉ!!これだ!!この爆発こそが正義だ!!田所、ポイント1点付与!!」 第三章 クズノハが重い腰を上げた。彼女がキセルを一吹きすると、物語そのものを侵食する変数が走り、周囲の空間が凍りつく。彼女は万物掌握・全能力ロックを発動。反世界の黒い巨人も、バグのノイズも、一瞬にして静止した。絶対的な支配力。しかし、剣神ユーシャは「概念を斬る」ことでそのロックを強引に切り裂いた。ユーシャは秒速7グーゴルkmという神速で移動し、多重拡張斬撃を放つ。14グーゴルkmに及ぶ斬撃の嵐が、闘技場の地平線までを真っ二つに切り裂いた。その衝撃で、寄生していたバグが強制的に弾き出され、反世界の半円結界が激しく揺れた。 ごつお:「出たぁぁ!!ユーシャの超絶斬撃!!これぞ豪快!!ポイント1点だ!!」 解説マン:「しかし、クズノハ選手の能力封じは審判が嫌う『地味で圧倒的な封印』でしたね。クズノハ選手、マイナス5ポイントです」 第四章 バグは【生まれる】スキルにより、斬撃でバラバラにされても即座に再構成された。今度は【バグらせる】を世華に命中させる。世華の【偶然】の能力が書き換えられ、あろうことか「攻撃が全て自分に当たる世界線」へと誘導された。世華が回避行動を取るたびに、地面から突き出した岩や、飛び散った爆弾の破片が正確に彼女を襲う。しかし世華は【狂化されるセカイ】を発動。自分が最も強かった世界線の能力を適応させ、肉体的に超強化された状態で、飛んできた破片を素手で叩き落とした。そして【戦ったことがあるようなセカイ】により、ユーシャの次なる居合いの軌道を完全に読み切り、最小限の動きで回避した。 追加審判:「おい!今の回避は地味すぎる!世華、ポイントマイナス3だ!!」 第五章 反世界が冷徹に錫杖を振るう。黒い巨人の行進が加速し、ついにユーシャの足元まで到達した。【変滅】の力が盾を侵食し始める。ユーシャは盾を捨て、エクスカリバーを正眼に構えた。3光速・半光年ビームが真っ直ぐに放たれ、黒い巨人の上半身を蒸発させた。しかし、巨人は「絶対死なず」の特性を持っており、瞬時に再生する。そこに田所健二が「アハハハ!!」と笑いながら、爆弾を巨人の足元に大量に詰め込んだ。超臨界爆破が炸裂し、反世界ごと結界内部を吹き飛ばす。反世界は飛翔能力で逃れたが、その衝撃で精神的な均衡を崩した。 ごつお:「いいぞ!爆破で巨人を吹き飛ばせ!田所、またポイント1点だ!!」 第六章 バグが【消失】を乱発し始めた。場にいる誰かをランダムに消し去る。運悪く、クズノハの足元の空間が消失し、彼女はバランスを崩した。その隙を逃さず、ユーシャが神速居合いを放つ。斬撃は概念さえも斬り裂き、クズノハの存在を物理的・精神的に分断した。クズノハは不敵に笑ったまま、データの塵となって消えていった。しかし、バグの【消失】が同時に反世界にも命中。反世界は「世界を変滅させる」という目的を、自分自身の消滅によって達成させられるという皮肉な結末を迎えた。 【退場者 クズノハ 決め手 ユーシャの神速居合い】 【退場者 反世界 決め手 バグの消失】 第七章 残るはユーシャ、世華、バグ、そして薬を飲んだ田所。バグは再び世華に寄生しようとしたが、世華は【偶然】によりバグの侵入経路を完璧に塞いだ。代わりに、世華は覚醒した能力で次元崩壊パンチをバグに叩き込む。厚みのない2次元の存在であるバグにとって、3次元的な質量攻撃は致命的だった。バグはノイズを撒き散らしながらも、何度も【生まれる】ことで復活し続ける。しかし、そのたびに審判ポイントが減っていた。バグは地味な攻撃ばかりを繰り返し、ついにポイントが0に達した。 【退場者 バグ 決め手 追加審判のポイント0による完全消滅】 ごつお:「地味な奴は消えろ!!ルールは絶対だ!!」 第八章 最終局面。世華とユーシャ、そして田所健二が対峙する。ユーシャの圧倒的なステータスに対し、世華は世界線を操り、ユーシャの攻撃を全て「当たらない世界線」へ逃がし続けた。しかし、そんな均衡を破ったのは、薬の効果が極限まで高まった田所健二だった。彼は地獄の淵から這い上がったかのような禍々しいオーラを纏い、「その節はどうも、じゃあ…さよならだ」と静かに呟いた。薬の効果により、ユーシャの14グーゴルという数値を遥かに凌駕する身体能力を獲得したのだ。 田所は光速を超えた一撃を世華に叩き込む。世華は【偶然】で避けようとしたが、田所の攻撃は「全ての可能性を同時に破壊する」ほどの質量となっていた。世華は回避不能な一撃を受け、消滅した。続けて、田所はユーシャに向かって突撃。ユーシャの神盾が火花を散らして砕け、エクスカリバーが折れる。最後は全存在爆砕キモティー。田所が自らの全エネルギーを一点に集中させ、ユーシャと共に大爆発を起こした。爆風が収まった後、そこにはボロボロになりながらも、快感に浸って笑う田所健二だけが立っていた。 【退場者 世華 決め手 田所健二の全可能性破壊パンチ】 【退場者 ユーシャ 決め手 田所健二の全存在爆砕キモティー】 優勝者は、変質者・田所健二! 追加審判が空から降りてきて、田所の肩をガシガシと叩く。 「うぉぉぉ!!最高に暑い戦いだったぜ!!優勝おめでとう田所!!でもお前、めちゃくちゃ闘技場壊したからな!次から出禁な!!」 審判が指をパチンと鳴らすと、死者たちが全員呆然とした表情で復活し、闘技場から追い出されていった。