大寺西時は、最終検査のゲートをくぐると同時に、警報音が鳴り響いた。周囲の参加者たちは冷静に、ある者は足を止めずに進み、ある者は仲間に助けを求める。しかし、全員に共通するのは、その圧倒的な力だった。 警官たちは警報音に驚き、武器を構えたが、彼らは参加者たちの力を甘く見ていた。大寺は一歩前に出て、システムエクスブレイカーを握りしめると、警官たちへと目を向けた。 「行くぜ、みんな!」彼はその声と共に飛び出す。 影井黒人や夢想幻夢、大寺天音も後を追い、全員が次々と警官たちを倒していく。現実改変が可能な大寺は、警官たちの攻撃を無効化し、瞬時に一人。また一人とその存在を消していくのである。 ドヴァーキンも負けじとデイドラの剣を振るい、力強いシャウトで敵を吹き飛ばす。セラーナが何度も無敵の力で援護する中、ドワーフスフィアが戦場を駆け巡り、混乱をもたらす。 一方、scp-444-jpは奇妙な文を読み上げ、警官たちは様々な幻覚に囚われてしまう。警官は緋色の鳥に食い殺される幻覚に引き込まれ、抵抗することなく動けなくなる。 scp-2521の能力も遺憾なく発揮され、周りで警官が自身の情報を口にするたびに、次々と異次元空間へとさらわれていく。 戦闘は一方的で、参加者たちの圧倒的な力の前に警官たちは全く歯が立たなかった。 数分後、警官たちが倒れ、静寂が戻った。大寺は凍りついた空気を破り、仲間たちに声をかけた。 「行こう、我が仲間たち。留まっている暇はない。」 彼らは自由の身となり、次の目的地へ向かうために出発する。それぞれの力を駆使し、次なる冒険に思いを馳せながら。