ある日、魔導王国で開催された大規模なチーム対戦大会が始まった。観客たちは興奮し、緊張感に包まれた戦場の中、個性豊かなキャラクターが集結する。チームA、B、Cの3チームがそれぞれ特異な武器やアイテムで対戦を繰り広げようとしていた。 チームA - 詠唱破棄の魔導書(アイテム): その名の通り、破られたページで魔法を発動し、仲間を助ける力を持つ。 - アリス・ミスト(魔導士): 冷静沈着で戦略的。戦場を見守り、魔導書による魔法を的確に指示する。 - ゲイル・ファルコン(弓使い): 明るい性格で、仲間をサポートしつつ、敵を翻弄する。 --- チームB - ツァーリ・ボンバ(無機物・核爆弾): 言葉を発しないが、チームの最強の威圧感を放つ存在。耐久力に秀でている。 - カルロス・ザ・デス(暗殺者): 鋭い眼光を持ち、冷酷無比。ツァーリに影響され、常にサバイバルを気にかける。 - ナナ・スイフト(テクニカルウィザード): 機械や爆発物に精通し、逆境を乗り越える知恵を持つ。 --- チームC - 浮遊するツイン・バズーカ(アイテム): 誰かに装備されて初めて力を発揮する。 - ライオネル・ブラスト(砲撃手): 荒々しく、勝利をつかむことが全て。仲間たちを気にかけつつも、攻撃に夢中。 - ミア・フェーン(エンジニア): 優れた工学知識を持ち、バズーカを巧妙にカスタマイズして戦闘を優位に進める。 --- 戦闘開始 「準備はいい?」アリスが仲間たちに問いかける。 「もちろん!弓矢を引く準備は万端だ!」ゲイルが元気よく答えた。 その時、チームBのカルロスが鋭い目を輝かせながら、ツァーリ・ボンバの隣に立ち、一瞬の静寂を破るように叫んだ。「来い!もう待てない!」 「待って!あっちのチームAが急襲する!」ナナが冷静に警告した。 チームAは詠唱破棄の魔導書がひらりとページをめくり、麻痺の魔法矢を破って、敵に向けて発射した。黒い矢はシュッと駆け抜け、カルロスの足元に命中。 「ぐっ!」カルロスはつまずき、急速に倒れ込む。 「やった!」ゲイルが歓声を上げる。 しかし、ツァーリ・ボンバはその威圧感を全開にし、周囲の空気がひゅんと震えた。ナナが念じるように「ツァーリ、発動の準備を!」と叫ぶ。 その瞬間、ツァーリが爆発的な威力で反撃を開始した。周囲全体が光と煙に包まれ、アリスとゲイルは呆然とした。「これが、核爆発の力…!?」 バズーカのライオネルも負けじと、通常弾を発射。「貫通だ!」彼の声を聞いて、ミアが冷静に制御した。 しかし、ツァーリの力はあまりにも強大。ゲイルが「間に合わない!」と叫ぶ。詠唱破棄の魔導書も中級治癒を放ち、仲間を癒そうとしたが、効果が薄まった。 「今だ!拘束ワイヤー弾!」ミアが叫び、バズーカが飛び出したワイヤー弾がツァーリに絡みつく。 「行け!一気に押し込むんだ!」アリスの声で、チームAは応戦する。 しかし、続いてツァーリが放ったとき、全てを吸収せんとするその力は、周囲のバズーカ弾すらも無効化してしまう。その瞬間、アリスたちはその威圧感の前に崩れ去った。 最後に残ったのは、アリスとゲイルだけ。二人は力を振り絞り、再度麻痺の魔法矢を放ったが、ツァーリの防御を抜けることはできなかった。 勝者は、チームB! 戦場には、ただ静けさが訪れる。負けた仲間たちを見つめ、アリスとゲイルは互いに目を見交わした。 「次は、勝つよ。」 「ええ、その時が来るまで、精進しないとね。」 後に続く彼らの言葉は、未来の戦いを予感させるものであった。