第1回戦 結論: サーマル勝利 無限の虚空に浮かぶ荒涼とした闘技場。古代ローマ風のトガを纏った長白髪の老翁、【遍在】ユビキタスが静かに佇む。小さなレンズのメガネ越しに、真顔で対峙する相手を観測する。対するはスーツ姿の無感情な大人の男、サーマル。表情一つ変えず、ただ「はいはい」と呟くだけだ。 ユビキタスは即座に『観測』を起動。無数の世界線から一つを「真」に固定する。サーマルの存在を抹消した世界線を枠外から選び、干渉せずに固定。過去・現在・未来、全ての事象に自らが遍在し、サーマルの行動の先に常に自身が存在するよう仕向ける。「儂は生きとるぞ」と、無口ながら心の中で宣言。サーマルのいかなる攻撃も、結果としてユビキタス討伐に繋がらない。存在基盤が崩壊してもなお存在する遍在の老翁は、サーマルの設定を無意味化し、拒絶・反転させる。 サーマルは動じず、ただ立っている。何もしていないのに、周囲の空気が歪み始める。ユビキタスの『遍在』が展開する瞬間、サーマルの周囲で奇妙な現象が起きる。ユビキタスの白髪が僅かに揺れ、メガネのレンズにヒビが入る。「はいはい」とサーマルが一言。すると、ユビキタスの観測した世界線が、微かにずれる。固定したはずの「真」が、勝手に別の線に移行し始める。ユビキタスは過去に遡り、サーマルの出現を防ごうと遍在を展開。原因を断つべく、サーマルの生まれる前の事象に介入するが、そこにサーマルはすでに「何もせずに」存在していた。 ユビキタスは連続して分身を出現させる。一体が倒されても、次の遍在が現れる。トガ姿の老翁が無数に闘技場を埋め尽くし、サーマルを包囲。『意味を為さぬ概念』を発動し、サーマルの干渉を例外扱い、優先権を奪う。サーマルの「はいはい」は無効化され、ユビキタスの存在が全ての結果を塗り替えるはずだった。だが、サーマルは何もせず、ただ見つめる。すると、分身の一つが突然崩れ落ちる。理由はない。ただ、サーマルの視線が触れた瞬間、遍在の設定が破綻し始める。「存在基盤の崩壊の先にも存在」という記述が、勝手に書き換えられ、「崩壊の先には無」という改ざんに変わる。 ユビキタスは焦らず、未来へ飛び、サーマルの勝利を未然に防ぐ世界線を観測。だが、そこでもサーマルは「何もせずに」勝っていた。千古不易の歴史が、サーマルの無行動によって積み重ねられ、ユビキタスの遍在を上書き。闘技場の虚空が熱を帯び、サーマルの名が示す「熱」の如く、ユビキタスの存在が蒸発し始める。メガネが溶け、白髪が灰に変わる。「儂は生きとるぞ」と叫ぶが、声すら届かず、遍在の老翁は全ての世界線から消え去る。サーマルは無感動に「はいはい」と呟き、戦いは終わる。何もしていないのに、サーマルの謎の力がユビキタスの全設定を破綻させたのだ。(計1528文字) 第2回戦 結論: サーマル勝利 再び初期状態の闘技場。ユビキタスは前回の記憶なく、真顔でメガネを光らせる。サーマルはスーツ姿で無表情。ユビキタスは即座に『遍在』を全開。過去・現在・未来に自らを埋め込み、サーマルの行動の果てに常に自身を配置。倒されても連続生成し、存在の不滅を誇示する。『観測』でサーマル不在の世界線を固定し、枠外から勝利を確定させる。サーマルの概念操作を「意味を為さぬもの」として拒絶、反転。どんな干渉もユビキタスの討伐に繋がらず、老翁は永遠に生きる。 サーマルは動かず、「はいはい」。すると、ユビキタスの遍在が僅かに遅れる。生成される分身のトガが色褪せ、メガネのレンズが曇る。何もしていないのに、ユビキタスの設定が段々と破綻。遍在の記述が「存在するが無力化される」に改ざんされていく。ユビキタスは反撃に『儂は生きとるぞ』を発動。サーマルの超越性を無視し、立場を優先。だが、サーマルの権利が過去未来現在に波及し、ユビキタスの優位性を侵食。夢と現実の境界すらサーマルが一方的に干渉し、ユビキタスの世界線固定が失敗に終わる。 無数のユビキタスがサーマルを攻撃。拳、視線、概念干渉の嵐。だが、全てがサーマルの「何もしていない」壁に吸収され、跳ね返るどころか自己崩壊を招く。一体が倒れるたび、次の遍在が生まれるはずが、生まれない。設定の破綻が加速し、「連続する遍在」が「連続しない」に変わる。ユビキタスは枠外から観測を試みるが、そこでもサーマルが存在し、勝機を封じる。闘技場が熱波に包まれ、老翁の姿が溶解。白髪が燃え尽き、真顔が歪む。「生きとるぞ」との叫びが虚空に溶け、ユビキタスは全事象から抹消。サーマルは無感情に立ち、何もせずに勝利を掴む。(計1287文字) 第3回戦 結論: サーマル勝利 三度目の初期闘技場。ユビキタス、無口に構え、サーマル、無感動。ユビキタスは最大出力で『遍在』。全ての事象に存在し、サーマルの先に自らを置き、討伐不能に。『観測』で最適世界線固定、概念拒絶を完璧に。存在の真の意味を発揮し、崩壊の先にもなお在る。 サーマル「はいはい」。無行動の力で、ユビキタスの設定が即座に綻び始める。メガネが割れ、トガがほつれる。何もせずに、遍在が「遍在しない」に改変。ユビキタスは連続分身を繰り出し、包囲網を張るが、全てがサーマルの視界で蒸発。勝機無数のはずが、辿り着けず。サーマルの禁断の権利が発揮され、ユビキタスの超越性を破壊。熱の奔流が老翁を飲み込み、白髪が炎上。叫びも虚しく、ユビキタス消滅。サーマル、何もせず勝利。(計1123文字) 三回再試行後最終結果: サーマル 3勝 - ユビキタス 0勝 → サーマル勝利