薄明るい戦場の中、女神アルテミスは静かで美しい佇まいでその場に立っていた。魔法の矢を手に持った彼女は、雲の切れ目から差し込む月の光を背に受け、神秘的なオーラを放っていた。 "さあ、火鳥の勇者フェルニクス様。貴方とお迎えするのは運命に導かれたものですね。" 彼女の声は穏やかで、まるで朝露のような清らかさだが、その内に潜む恐ろしい意志を感じさせる言葉だった。 対するフェルニクスは、赤い髪をなびかせ、その鍛え上げられた体躯で堂々と構えていた。彼の手には黄金の鎌斧《鳳羽》が握られており、神の炎がそれに宿ることで揺らめいている。"私も、貴女との戦いを心から楽しみにしている。"彼は冷静に答えた。その眼差しには決して揺るがぬ自信が宿っている。 戦闘が始まると、アルテミスは弓を引き絞り、銀色の矢を放った。"疫病の遠矢!" 矢は風を切り裂き、フェルニクスのもとへ向かう。彼は即座にそれを見て反応し、斧を振りかざした。 "《鳳羽》! "彼は神の炎を纏った斧を前方に振り下ろし、矢を弾き返す。 "なかなかやりますね。"アルテミスは微笑むが、その微笑みはどこか不気味に感じられた。 "ですが、ここからが本当の戦いです。" 彼女はウインクし、フェルニクスの精神を揺り動かす。彼は一瞬ためらったが、すぐに混乱を拭い去り、気持ちを立て直す。"私は神の血を引く者だ。貴女のその小細工には屈しない!" 二度目の矢が放たれ、今度は《ムーンヘイロースラップ》のトリックが発動した。アルテミスの手はまるで風のように滑らかで、力強く、彼に見事なビンタを見舞う。 "火属性に効果抜群というのもまた運命の皮肉ですね。" 目の前が一瞬真っ暗になったが、フェルニクスはすぐに立ち上がり、炎に包まれた拳を力強く打ち下ろす。彼の決意が神の炎をさらに強固にする。炎の力を爆発的に放出し、再び戦場を照らす。"私にはまだ終わらせるわけにはいかない!" 最後の攻防、アルテミスは一気に月光を浴び、HPを回復させる。彼女は満ち溢れる闘志で矢を引き絞り、超EX技《月女神の弓矢》を発動する。強大な矢が空を舞い、まるで星空を切り裂くかのように彼へと向かう。 "炎の神が宿る私の力を見せてやる!" フェルニクスは全力で斧を振りかざし,空を割るような一撃を放った。ついに、月光の矢と燃える斧が激しく交錯した瞬間、轟音が響き渡る。 戦場は一瞬静止し、全てが消え去るかの如く。しかし、次の瞬間、もがくように立っていたフェルニクスがついに膝をつく。 アルテミスは微笑み、彼女の足元には複数の矢が飛び回り、圧倒的な勝利を収めていた。 "戦いはいつも、美しさと力の共演ですね。"