深闇の闘技場、ただただ広がる静寂の世界に、窮知のモモと天下無敵の閃光・孫悟空が立っていた。彼らの目の前には、完全無欠の神・ヨルが待ち構えている。夜に包まれたこの場で、二人は過酷な戦闘に臨もうとしていた。 モモはオーバーオールにキャスケット帽、色素の薄い長髪が風に靡く。右手にはバットを持ち、無口ながらその瞳には冷徹な光が宿っていた。「ぼくはモモ」とだけつぶやき、彼女の心は静かに燃えていた。 一方、孫悟空は亀仙流道着をまとい、戦うことに大きな期待を寄せていた。決戦を前に彼は心を躍らせ、「よし、気合いを入れて行こう!」と自らを鼓舞する。 その瞬間、戦闘が始まった。戦器を手にしたヨルが笑みを浮かべ、焦燥が広がる夜空を見上げる。「〖深・夜ノ帳〗」の呪文が唱えられ、闘技場は深夜の世界と化した。 "深夜症候群"が発動すると、モモと悟空は一瞬よろめいた。全ての力が奪われ、動きが鈍くなる。 「これが、夜の力か…?!」と驚く悟空だが、すぐに気を取り直し、モモに目を向けた。彼女が眉をひそめ、瞬時に戦況を分析し始めるのを見逃すことはろくにできなかった。 モモはこれまでも数々の戦闘を経験しており、目の前の相手がどれほど恐ろしい存在かを理解していた。戦況を見つめながら、彼女は無駄な動きを排除し、自身を落ち着かせる。「理解した。じゃあ殴るね」とだけ言って、素早くヨルの左端に移動した。 「真似するな!」と悟空はその大胆さに感心するが、同時に彼も力の制約を感じていた。気を開放し、力を引き出そうとするが、何かが彼を阻んでいる。 「さあ、何から始める?我々の力を見せてやる!」と悟空は意気込むが、ヨルは彼を見据え身を低くし、両手を広げた。「私の力を味わうがよい。星落ツ!」 瞬時に大空から大量の巨大隕石が降り注ぎ、二人の行く手を阻む。モモはその迫力に目を見張りながらもバットを持ち上げ、隕石の進行方向を見極めつつ動き出す。この時、彼女の思考が高速で回転し、どうやって攻撃を受け流すかを計算し切る。「右!下がって!」 悟空はすぐに反応し、モモの指示に従いながら自由に動く。二人は隕石を回避しながら近づくと、モモは自らの判断でヨルに向かってバットを振るい上げた。「やあ、当たれ!」 だが、ヨルはそれをあっさりと躱し、接近した瞬間に身体をスライドさせた。次の瞬間、夜空が二人を切り裂くように襲いかかる。「夜襲!」 “不可視/回避不能/防御不能”のこの攻撃を、モモの超高次演算が捉えることはできず、悟空は一瞬の判断ミスを避けきれなかった。激しい痛みが彼の身体を貫き、彼は一時的に意識を失った。 「悟空!」 モモは驚愕の声を上げ、悟空が倒れるのを見て動揺していた。彼女にとって、彼が倒れることは想定外であった。特に恐ろしい敵を前にした時こそ、彼を守らねばならないという強い思いがモモを駆り立てる。「もう一度、考え直してやり直すの!」と、彼女は叫んだ。 だが、ヨルはすでに先手を取り、反撃の準備をしている。「夢見心地」のスキルを発動させ、モモをも虜にしようとする。無言の響きが周囲を包み込み、彼女の意識がふわりと揺れる。「冗談じゃない!」モモはそんな甘い夢には決して惑わされない。 持っていたバットを振りかぶり、「この夜を絶対に打破する!」と、モモは自らの決意を力に変えて立ち上がる。彼女は瞬時にヨルに突っ込む。 「さよならの前に、ひと叩き…!」と叫びながらバットを振るうと、強烈な力がヨルに向けて解き放たれた。だが、無情にも「夢見心地」を発動したヨルにそれは並大抵の威力には及ばなかった。 「残念、次は星の下で消えなさい」と冷淡な声でヨルは告げた。高く舞い上がり、またしても「星落ツ」の攻撃が放たれた。 「もう無理、何もできない…!」と悟空が絶望しかけた時、遥か空の向こうにベジータの気を感じた。「この気はまさか…ベジータ…!?」と疑念が小さく囁く。 その瞬間、不思議な光が彼の体を包み、瞬間移動が起こった。「ラッキー!」と叫びながら、悟空はベジータの元へ瞬間移動した。二人はポタラを装着し、超ベジットとして戦場へ戻ってくる。 再び現れた彼らの姿に、ヨルは驚きを隠せない。「これが、ベジットか…?」と好奇心が生じる。 「こいつが超ベジット!!」一瞬のためらいもなく、ベジットはヨルに突進し、彼に向け鋭い一撃を解き放った。 二人の攻撃はヨルに直接当たり、静寂が断たれた。その瞬間、深い夜の闇が揺れ、星々がかすかな光を取り戻す。しかし、ヨルは依然として不敵な笑みを浮かべている。 「私に挑むなどよくない、この夜を教えてやる」続いて放たれた技は、これまでのどの攻撃にも増して強力なものであった。夜空が再び彼らを包み込み、圧倒的な力を持つ神に立ち向かうのは想像以上に危険であることを二人は実感する。 「私が鍛えてきた全ての力で、食らいなさい!」 しかし、超ベジットが立ち向かう。彼の気は燃え上がり、仲間のために立ち上がった戦士たちの栄光を背負っている。 「スピリッツソード!」 一閃、善悪を一刀両断にする剣は、ヨルに向けて叩き込まれる。だが、果たしてそれが真に敵を倒すことが出来るのか、勝利を収めることができるのか、果たしてこの戦いはどうなることだろうか。 --- 長き死闘が続く中、最終的な戦局を決定づける瞬間が訪れた。無数の衝撃が小さな影を翻弄しながら、彼らの力の全てを結集していく。「お前に負けるわけにはいかない!」二人が一体となって発したその声は、まるで神々の意志をもつかのようだった。 「ようやく本気を出すか…!」ヨルもまた、力を引き絞り動き回る。 一方、モモもまた、すべての行動を計算し始める。彼女は悟空とベジータが放つスピリッツソードを読み取り、次の動きを予測し、互いの隙を見極めながら立ち位置を変えていく。 「今だ!」彼の叫びに従い、モモは一歩先を行った。「私が決めるから!」 ただし、その瞬間、ヨルは「静寂ノ世界ヨル」という技を持って、この世界を完全に支配してしまった。 最終的に、全てを無に帰す際には、二人の全てが奪われ、闇の中に吸い込まれて消えてしまう。「全ては無」 --- 結局、彼らに待っていたのは敗北であり、深い静寂が夜空を覆い尽くしていた。 勝者:ヨル