夜の帳が降りた街の一角。そこに、不思議な空気が漂う喫茶店『Dallas』がある。 店内では、頭に立派な鯛を乗せた三毛猫のマスターDが、丸眼鏡をキラリと光らせてカウンターに座っていた。その横では、黒革ジャケットに身を包んだごついおっさんが、静かにコーヒーを啜っている。 そこへ、一人の美女が足を踏み入れた。燃えるような赤髪に、見る者を釘付けにするダイナミックな肢体。護廷十三隊十番隊副隊長、松本乱菊である。 「あら~、いいお店ね!お酒は出してくれるかしら?」 乱菊が妖艶な微笑みを浮かべたその時、緑髪のツインテールを揺らして、一人のメイドが飛び出してきた。 「いらっしゃいませにゃー!お客様!ちょうどいいところに!今なら私とバトルして、日頃のストレスを解消できまーす!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ライムちゃんが掲げた看板には【バトル参加費:5000円】の文字。乱菊は呆気にとられたが、好奇心と「誰かに奢らせる」チャンス(?)を察知し、快く財布を緩めた。 「いいわね、面白そう。お姉さんが適当に相手してあげるわ」 審判のごついおっさんが、低く太い声で宣言する。 「……始めろ」 【ROUND 1:霊術 vs ギャグ】 「まずはこれで挨拶ね。破道三十一『赤火砲』!」 乱菊が指先から放った爆発的な火球がライムちゃんを直撃!ドガァァァン!!と店内に見事な爆煙が上がった。 「……あーあ、店が焦げたにゃん」 煙の中から現れたライムちゃんは、なぜか全身が真っ黒に焦げ、頭から白い煙を出していたが、ピンピンしている。不屈のギャグ耐久力が発動した瞬間である。 「次はこれだにゃ!【虹のペン】で実体化!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ライムちゃんが空中に猛スピードで描き出したのは―― 【描いた食材:超巨大・激辛わさびプリン】 【効果:食べた(浴びた)者をあまりの辛さに垂直跳びさせる】 「なっ!?なによこの妙な物は!」 ドシャァッ!と乱菊の上に降り注ぐ緑色のプリン。その瞬間、乱菊の顔が真っ赤になり、「ひゃあああああ!!」と絶叫しながら天井まで垂直に跳ね上がった。 「あはは!面白いにゃー!」 【ROUND 2:始解 vs 変身】 天井から舞い降りた乱菊は、少しだけ本気モードに切り替わった。彼女は斬魄刀の柄を構える。 「いい度胸ね。唸れ、『灰猫』!」 刀身が灰へと変わり、店内に舞い散る。乱菊が柄を振ると、灰がライムちゃんを包囲し、不可視の斬撃が襲いかかる! 「にゃにゃー!ピンチだにゃん!でもここで変身だにゃー!!」 ライムちゃんが叫ぶと、パッ!という効果音と共に、メイド服に猫耳が追加された【猫耳メイド姿】へと変身。これによりギャグ補正がMAXまで跳ね上がった。 「必殺!特製・超高速回転コーヒーカップ・エクスプレスにゃー!!」 ライムちゃんがペンで描いた【巨大なコーヒーカップ】が乱菊の足元に突如出現。乱菊が「えっ?」と戸惑った瞬間、彼女はカップの中にすっぽりと収まり、猛烈な勢いで回転し始めた。 「ちょっと!目が回るわ!止めてー!!」 グルグルグルグル!!と、もはや生き物の回転速度を超えたカップが、遠心力で店外へ向かって射出される!! ドッカーーーーーーーーーン!! 乱菊はそのまま夜空へと消えていき、遠くで小さな星(★)となってキラリと光った。 【試合終了】 静まり返った店内で、マスターDがのほほんと口を開く。 「いやぁ、激しいねぇ。俺ならプリンターで超巨大ビル作って頭上にドカーンだけどな~」 「(バシィッ!)物騒なこと言うな、猫」 ごついおっさんが鋭いツッコミを入れ、マスターDは「にゃ~ん」と鳴いて丸くなった。 外では、夜空のお星さま🌟がキラキラと輝きながら、こう呟いた。 「……いい連携だったね。お姉さんも、たまには飛ばされるのも気分転換になるんじゃないかな?」 ライムちゃんは、マスターDからもらった1500円を大切に握りしめ、スマホのソシャゲを起動させた。 「ふふん、これでガチャが回せるにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 【被害額(円):】 ・店内の壁紙(赤火砲による焼損):50,000円 ・天井の穴(乱菊の垂直跳びによる損壊):30,000円 ・店外へ飛ばされた際の窓ガラス破損:20,000円 ・特製わさびプリンの材料費:2,000円 ・合計:102,000円(※すべてマスターDがプリンターで直すため実質0円)