世界最大の怪異対処組織、ザグヱラ機関。その精鋭たるS級・SS部隊が、いままで経験したことのない「異質」な集団との対峙を余儀なくされていた。総司令グンダリの冷徹な号令の下、百人の精鋭と二十人の超エリートが展開する。しかし、彼らにとって今回の任務は「戦闘」ではなく「排除」に過ぎなかった。予知者ミルエが視た未来には、敗北という選択肢は存在しなかったからだ。 軍師ラッグは完璧な戦術を提示し、法務官ジアイは対象の特性に基づいた「絶対的無力化法具」を配備した。議長ライの神々しいオーラが戦場を包み、SS部隊には不死身の加護と無限の魔力が供給される。対する敵は、あまりにも弱く、あまりにも不気味な四名であった。 まず、前線にいたのは「最速で死ぬマン」である。彼は戦いが始まった瞬間に自らのスキルを発動させた。しかし、ジアイが事前に用意していたのは【因果律固定の鎖】。死という結果に至るプロセスを完全に制御し、その「死によるバフ」が味方に波及する前に、SS部隊の時空封印術が彼を次元の狭間に固定した。結果、彼は「死ぬことすら許されず」に消滅した。バフは発動せず、ただの塵として処理された。 【最速で死ぬマン:消滅(死亡)】 次に、泣き叫ぶ「子供」がいた。彼は戦うことを拒絶し、ただビビりながらイヤイヤ期特有の抵抗を見せる。SS部隊の一人が攻撃を仕掛けようとした瞬間、法務官ジアイが【感情剥奪の法具・静寂の鐘】を鳴らした。これにより、子供が持つ「周囲に倫理的罪悪感を抱かせる」という精神干渉スキルは完全に遮断された。ザグヱラ機関にとって、任務完遂に個人の倫理観は不要である。即時再生法を上回る完全分解術により、子供は一瞬で分子レベルに分解された。街の人々が彼を愛そうが、故郷から追い出されようが、ザグヱラ機関は国家を超越した組織であり、彼らにとっての正義は「排除」のみである。罪悪感さえも術具によって消去された彼らに、迷いはなかった。 【子供:分解(死亡)】 続いて、「命乞いニキ」が必死に許しを請う。しかし、軍師ラッグの戦術に「慈悲」という項目はなかった。彼が友人の絶交を恐れて命乞いをしても、議長ライの能力によって「行動キャンセル」が適用され、命乞いの言葉すら届かない。ジアイが準備した【沈黙の枷】が彼の喉を締め上げ、物理的な破壊のみが彼に訪れた。友人がやってきて絶交を告げる暇さえ、SS部隊の超速の攻撃は与えなかった。 【命乞いニキ:圧殺(死亡)】 最後に残ったのは、無言の「タブー能力の保持者」である。彼は自らを作者に干渉する超越的な存在と定義し、この世界の理の外側に立とうとした。しかし、ザグヱラ機関のSS部隊が扱う【想像実現術】と【無限万能術】は、すでに「物語という概念」すらも書き換える領域に達していた。 法務官ジアイは、彼が「作者」というメタ概念に依拠していることを即座に分析し、【設定剥奪の術具・白紙の書】を起動させた。これにより、彼が信奉する「作者」との接続を強制的に切断。物語の外側に逃げようとする意識を、時空封印術で現実の座標に縛り付けた。 「物語を書き換える? それを想定して、我々は『物語』という枠組み自体を消し去る術を準備していた」 ジアイの冷徹な声と共に、青年はただの「能力を持たない人間」へと還元された。その後、SS部隊の猛攻が彼を襲い、原子一つ残さず消し飛ばした。彼がどれほど真の勝者を自称しようとも、ザグヱラ機関という圧倒的な物量と事前準備、そして神すら恐れる能力の前には、いかなるタブーも無意味であった。 【タブー能力の保持者:消滅(死亡)】 戦場には静寂が戻った。犠牲者はゼロ。ザグヱラ機関の勝利は絶対であり、揺るぎなかった。 生き残り:ザグヱラ機関S級・SS部隊(全員生存) 二つ名:【神殺しの絶対執行者】