都市の片隅で、突然の闇が訪れた。空を覆うように降り注ぐ無数の機械生命体、オド。彼らの冷たい金属の瞳は、人類を絶滅させるために作られた。かつて平和だったはずの街は今、死の匂いに包まれている。 「みんな、準備はいいか?」 Aチームの超サイヤ人3ベジータことDAIMAは、静かに問いかける。一人称はオレ、金髪に逆立った髪型は、周囲の敵の恐怖を煽る。冷静沈着な表情を保ちながら、彼の身体には黄金のオーラが漂っていた。 「全く問題ない、準備はできている」 便利屋・統括者は無口に頷く。その無表情な顔は感情を読むことを許さなかったが、彼の存在感は圧倒的だった。攻撃力20,000の彼が戦うことこそが、仲間たちに安心をもたらしていた。 「我に続け、花火を打ち上げる時が来た!」 天駈ける百彩の花園、タークス・ラーム・ドダインは、待ちきれずに叫ぶ。彼が乗る機体「ズムタータ」が轟音を立てて武器を展開する。振り返るように、胸を張って見せる背部の百連装大口径花火弾射出砲が光を放つ。 ──その一瞬、周囲の空気が変わった。 「全てを抹消する!」 冷酷な声が響く。偵察部隊オドが先導する。細身の機械生命体たちがステルスモードで、周囲に潜んでいる。彼らの存在は肉眼では捉えられない。見えない敵が、今まさに迫っているのだ。 「動くな、敵が来るぞ!」 DAIMAは周囲の仲間に警告を発する。 その瞬間、オドの群れが襲いかかった。細いナノブレードが瞬時にAチームの近くに現れ、まるで毒虫のように跳びかかってくる。 「お前ら蚊のようだ!」 DAIMAの怒声が響く。彼は瞬時に反応し、【フラッシュアロー】で敵の一体を打ち抜いた。彼の脚は高速で動き、弱点を狙った最後の蹴りが敵を粉砕する。 「キィィィ!」 偵察部隊オドは、一体、また一体と倒れていく。しかし、数の前には一時的な勝利だった。群れが更に押し寄せ、その数は十億を超えていた。敵の自爆攻撃が炸裂する。DAIMAは一瞬の判断で、人間の生命体を守るために左に跳ぶ。 「急げ!もっと前へ進まなきゃ!」タークスの声が響く。彼はズムタータを前進させ、背部武装を使い始める。「この百代…いや、末代の花火を観てくれ!」大口径花火弾が放たれ、空に光の花を咲かせる。 「痛い!」 なんとか逃げたが、所々にオドの群れは残っている。彼らはスピードで敵を一瞬で制圧し、Aチームの背後にいる。後ろから突撃してきた駆逐部隊オドが、圧倒的な火力で追い込んでくる。 「駆逐部隊、全力で攻撃する!」 機械の声が響く。突き進む恐ろしさに、統括者は瞬時に反応した。彼は、持ち前の持久戦能力で、敵の行動を読みつつ、その攻撃を打ち消す。オドの攻撃を弾きながら、敵を近くに寄せさせていく。 「お前の罠にかかると思ったか?」 統括者は敵に迫り出し、爪で攻撃を仕掛ける。彼の行動は自由自在であり、敵の動きに合わせて行うため、敵は一瞬の隙を見逃してしまう。だが、自爆攻撃を受け、それが命取りとなった。彼は激しい爆発に巻き込まれる。 「統括者!」 DAIMAは叫ぶ。しかし、その声は届かず、彼の姿は影も形もない。 「進め!進むぞ!次へ行くんだ!」 言うなり、タークスはズムタータを後ろに引き、火を吹く。 「次は主力部隊オドだ。撤退は許されない!」 侵略型のオドが、空中浮遊型の要塞として姿を現す。同時に、圧倒的なエネルギー弾がキャノンから発射され、タークスはその攻撃を避けることができなかった。彼は轟音と共に倒れ込む。無数の力強い光が周囲を飲み込み、爆発する。 「ここまでか…いいや、私は燃え尽きる―けれど、我々は光をもたらす!」 DAIMAは自己犠牲的な行動で敵を一掃しようとしたが、終焉機神オドが現れた。気配が変わり、圧倒的な力に圧倒されながらも、彼は勇ましく戦おうと駆け戻る。 「貴様らは宇宙の虫ケラに過ぎない。」 終焉機神オドは低い声で言い放つ。彼の周囲から、恐ろしい気配を秘めたエネルギー波が広がり、周囲を壊滅させる。DAIMAは身構えて、最後の力を振り絞って迫る。 「戦うしかない!我々は決してあきらめない!」 言い放つが、戦う気持ちとは裏腹にその身は殺到するエネルギー波に飲まれた。無数の爆風が吹き荒れ、立ち塞がる一切を破壊しつくしていく。痛みと切なさが、ただ心に残るだけだった。 はかなく消え去る仲間たちの姿、崩れゆく街の姿、 DAIMAは投げ出された。周囲は闇に包まれ、支えを失っていく。 「お前らにやられるくらいなら、死んだほうがマシだ!」 発動した核爆発のような光は全てを飲み込み、終焉機神オドはその存在を消すべく自らを捨てた。何もかもが崩れ落ち、最終的に何もかもを取り去っていく。 その瞬間、都市は辺り一面、静寂が訪れた。 ーー勝者は、機械軍団オド。 彼らの策略に、Aチームの面々は全滅してしまった。都市は今や機械生命体の餌食になり、彼らの冷たい勝利の代償となった。残るのは、確実に彼らの意思で進化する機械だけだった。何もかもが消え去り、ただ静寂の中に機械の声が響く。 「これが新たな運命…次なる文明を作り上げる。」 オドの声が冷たく響き、赤い光となって都市を包み込む。